2012/01/02

謹賀新年

新しい一年がやってきました。
今年は自分にとって気張りどころ。今までの経験やら何やらを活かした上で、上手に全力で走っていきたい。いろんな欲はあるけど、ともかく無事に(淡々と)生きのびていくことができれば、それ以上は望みません。できることなら家族や友人たち、ご縁のあった方たちと共に生き生きと、そしてキラキラと輝いていければ……というのがプラスアルファの贅沢、かな。与えられた仕事に全力を尽くし、あとは音楽と文学と。そして美術と美味しいものを楽しく味わう余裕があれば最高ですね。

どうぞよろしくお願いします。

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2011/12/25

ボヤき。年末の「厄払い」中なり。

頭のどこかで煮詰まっている(←本来の使い方ね)ことを言葉にしてみる練習。つまり最近ちょっと増えてる「独り言」です。くだらないことをグルグルと頭のなかで回していても毒にしかならないので、試しに書き出してみようかな、と。要は(端で見ていてもオカシイだけでしょうから、読まずに、ああ、こいつはいい歳をしてエネルギーがあまっているんだな、と笑っていただければ)独りブレーンストーミングみたいなもんス。

ここしばらくで「人を紹介してください」という問い合わせは、そこそこの確率で「もしかするとあなた自身はこういう仕事に興味がありますか」という打診に他ならないことが多いなあ、と。これは音楽業界では特にね。まあ、室内楽の仲間さがしをしているときは、いきなり「あなたに頼みたい」と話を持ちかけるより、何かと角が立たない&ただイエスかノーで迫るとそこで話が終わっちゃうので、こういうふうに訊くほうがより「音楽的なアイディア」につながる可能性が高い、ってことなんだろうね。

で、このノウハウ(?)は音楽のみならず、通訳もしくはホンヤクしてくれる人や編集者を探しているときでもそのまんま有効なのですが、なんだか「ライター」さんやら「自称評論家の先生」がたを相手にするときには違うのかなあ、と感じたことがすでに数回。で、私が個人的にぷつん!とキレそうになったのは、この「誰か紹介してください」じゃなく、具体的に「この人はどうよ?」と訊かれたときのこと。うーん。たまたま仕事がらみで見本誌をもらった音楽雑誌でその若手さんが手がけた記事を読んだばかりだったのでね。箸にも棒にもかからないからやめておいたほうがいいんじゃない?と思ったんだけど、さすがにそのまま言うと、私にそう訊いてきた本人の「選定眼」を頭から否定することになっちゃうな、と感じたものですから。ちょっと違う言い方でお応えしました。

が、あとになってそのとき名前を挙げられた「書き手さん」の自己PR用のサイトをチェックしてたまげた。実績としてあげられている仕事が……いやはや。私が学生の頃にはすでに「アルバイトとして喜んでやらせてもらうけど、こんな仕事をしていることはピアニスト仲間には冗談のネタにする程度ならともかく……」と思っていたような、くだらない埋め草や演奏家のプロフィールの和訳。すいません、それって「実績」と言えるような仕事だったんですか。へえ~。レベル低すぎ。まったくもう。

……で、そう感じたことをきっかけに、この際だから日本の音楽業界(とそのヒエラルキー)を俯瞰しなおしてみよう、というのを年末の自己課題に掲げたわけです。が。うーん。……むなしい。。。

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2011/12/18

ぐつぐつと

バイオリズムという便利な言葉はあるけどさ。
毎朝、目を覚ますたびに自分の心がちっとも安らいでいないのを感じて、涙が勝手にボロボロと出てくるという状態。あ、ごめん。こんなことを言ってしまって、読んでいる方を心配させてしまったらすみませぬ。大丈夫、学生時代(というかピアノを弾いてた頃)はこんなの毎日あたりまえだったもん。いちばん、自分の才能に絶望していた時期は、1日を生きのびることができるだけでも上出来、と思っていたし。その「絶望(つか、単なる青臭さだ、今にして思えば)」を乗り越えたときには「そんなふうに余裕がなかった自分」への愛おしさがこみあげ、バカだったねえと褒めてやりたくなる時期がやってきたし。

そしていま。なんというか、こんなふうに思ったことをそのまんま「愚痴」っぽく口にしたくなる自分のだらしなさを恥だと感じる面と、このまま黙って何もかも飲みこんでいたら大丈夫だろうか、いよいよホントに壊れてしまわないか>自分。という支離滅裂な矛盾に、左右から引っぱられている感じ。

この年齢になっても、いまだにこうして「脱皮」の感覚がやってくる。まずはそのことに感謝しよう。

以上、完全な独り言でした。←なら書くな(言うな)という心の声も聞こえるけど。書きたいときに書かなくてどうするよ、と。いまの私にピアノはもうない@比喩。しかも、そういう状態に自分を追いこんで、そのぶん「他の何か」を見つけようとしたのも同じこの自分。しんどいときこそ、仕事しよっと。

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2011/12/15

僧帽筋

この二~三週間、ほぼ連日、外に出っぱなし。いやはや楽しかった。これだけ楽しくて、いろんなことを学ぶ日々を送ったのであれば、あと半年くらいはコツコツと地味な仕事にも耐えられる。つか、楽しいのも大変なのも、どっちも自分の仕事だわ。やりたいこと&できることがたくさんある幸せ、というヤツを噛みしめて暮らしていくべ。

で、それはそれとして。
毎日、すさまじく重たい荷物を肩にかけて出かけたツケがきましたね。肩が壊れた(印象)。

さっさと春に手首の骨折でお世話になった整骨院に行ってきましたよ。利き腕つまり右肩の肩胛骨まわり(=僧帽筋)がパンパンに張っていて、そのせいで上腕が痛んで動きもにぶくなっているのだそうな。丁寧にメンテナンスに通えば大ごとにはなるまい、という印象。筋肉の炎症ってことね。身体を温めるようにして、肩胛骨をよく動かしてリハビリに励むべし。

今週の予定。
明日は新橋演舞場(行けるか微妙な感じ)。夜は銀座ヤマハホール。土曜日は表参道。日曜日は紀尾井。他にも原稿仕事の捗り具合で幾つか。

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2011/11/21

音源のメモ1121

■11月17日放送ぶんのフランス・ミュジクの音源→

要はフランスに幾つかある音楽誌の1つ「Diapason」誌がラジオ局とコラボして(他国だとグラモフォンとかエコーとかに近いノリで)音盤の特選を決めて賞を授与する、という企画。ディアパゾン誌のサイトはここ

それと、読者賞を獲得したエマニュエル・ベルトラン。このところ気になっているチェリストなので、ここで名前を大々的に取りあげられるようになって、これを機会にまた大ブレイクしそうな予感。というか、そういう波が来ればくるほど大きくなりそうなタイプの才能。彼女の他にもう一人がギリギリまで競ったということだけど、それはたぶんアレクサンドル・タロー。あれ、それとも他にいたっけ。うーん、彼は別にいま何かを受賞しなくても体勢に影響はないような……でもきっと、レコード会社としては彼にとって欲しかっただろうね。ま、それはともかく。

■そしていまこれを書きながら見ているのがシテ・ドゥ・ラ・ミュジクで11月17日(あ、上のディアパゾン・ドールの授賞式@スタジオ105と同じときだ!)おこなわれたナタリー・シュトゥッツマンの演奏会。→
ああ、彼女の歌も相変わらず素晴らしいけれど、すでにかなり異形の印象が強い。もしかすると「歌手としてよりも指揮者としていらしてください」とお願いすれば日本に来てくれた……なんてこともないでしょうか。ついあれこれ邪推してしまいたくなるのは私の悪い癖。

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2011/11/19

メモとピアノマニアと回答

書かねばならないことが(=メモしておかねば忘れてしまう!<もったいなさすぎ。我ながら)というネタが溜まりすぎて悲鳴。

とりあえず、足を運んだ公演名と演目だけでも今日明日中にこそっとエントリーしておくこと>自分。でもって、久々のオフ日である今日は、たのまれたモーニングコールをホテルにいれて、そのまま、いただいたフランス語版の「ピアノマニア」のDVDをベッドで寝そべりながら鑑賞。
こんな映画→

トッパンでの試写会に友人が誘ってくれたのですが、どうしてもその日は都合がつかず、けれどもその代わりに某マダムが某日、映画の内容と撮影裏話、さらに、フランスで公開されてからの反響について、ことこまかにレジメを語ってくださり、意外と面白そうだわ、と。
予告編では、エマールやランランそしてブレンデルなどが登場して楽しそうにピアノを弾いているシーンが次から次へと斬新な映像処理でつなげられているので、てっきりピアニストたちのピアノへの愛を描いた映画(だったら今さら見なくてもよい)かと思いきや、主役はピアニストではなく、ステファンという元スタインウェイ@ウィーン勤務の調律師であるとのこと。

エマールが特に「フーガの技法」の録音に一年がかりで取り組んだときのことが重点的に取りあげられている、というマダムの説明のとおり、連なっていく曲の特徴ごとにピアニストがステファンにあれやこれやの無茶な希望を出し(笑)、それを満足させようと調律師がありとあらゆる創意工夫を凝らしてさまざまな試みをおこない……でもまあ、結局のところはわりあいと古典的な通常ハイレベルの調律に落ちついているか、という印象でした。ふだんはなかなか見られないピアノのメカニックが存分に映像化され、ピアノへの偏愛がある人は満腹することまちがいなし。

ちょっと「アルゲリッチ夜話」を意識した映像になっているような気も。特典映像は、一年間の撮影期間にとりためて結局は使わなかった映像やインタビューの山。特にMRIで調律師の脳をみせながら、専門家が音楽家(特にピアニスト)の脳の特徴などを説明しているあたり、おもしろかったな。あと、ラン・ランにせよエマールにせよ、この映画で見ればいままであの二人を敬遠していたピアノ好きも、少しあの人たちのことが好きになるかもしれない。ごく個人的な好みで申し訳ないけれど、ティル・フェルナーとブレンデルはダメでしたね、ワタクシ。ブレンデルは、ものによっては素晴らしい(引退直前の演奏とか)けれど、いずれにせよいまも昔も、自分でチケットを買って聴きに行きたいとはかけらも思いません。ああ、あの映画「ピアノマニア」が完全なドイツ語映画だというのも、上記の印象を左右しているのかもしれません。なんかこう、ドイツの音って、ラテンの音にくらべておもしろみに欠けるのよね。

ああ、それともう一つ。3日ほどまえだったか、演奏会で席が近くになったあるかたから「イブラギモヴァってどう?」と訊かれました。ティベルギアンとセットという意味では高く評価している、とその場でお答えしましたが、もう少し詳しく自分なりの感想をメモしておこうと思います。ユリア・フィッシャーよりはなんぼかマシ(これまた、ファンの人はごめんなさい。彼女のヴァイオリン、よく弾いているなと感心はさせられますが、「天才」もしくは「神童あがり」ということでときどき披露している両刀ピアノは、プロの演奏家としては問題外。すべての面において無神経すぎて聴けたものではありません)だけど、イブラギモヴァの場合、ティベルギアンとのシマノフスキやベートーヴェンの録音からは、ひたすら天真爛漫な音が聞こえてきて、なんとなく昔々のエレーヌGを思い起こさせます。あんなふうに屈折がない音楽をやっていると、このスピード社会だとまちがいなく、あっというまに限界が見えてくるであろうと他人事ながら心配になります。チヤホヤと「金の卵」として消費され、しかもレコード会社やジャーナリストたちの「アクセサリー」にされる典型の女子の匂いがぷんぷん。いずれにせよ、この極東の地でファーストネームで(別の場所でも書きましたが、女性の若手アーティストをファーストネームで呼ぶ人たちへの違和感はこのところ募る一方)で呼ばれているうちは、本当に同業者たちの心を打つ演奏はむずかしいのではないかな、と感じています。ああ、以上あくまで私の個人的なつぶやき&自分用のメモでした。

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2011/11/05

仕事部屋

雑用を溜めすぎてどこから手をつけたものか見当もつかずに呆然。


■公演、読書、映画などの感想。
ずっと気になっているTo do。ほぼ三週間分を溜めちゃっているので、せめて印象が新鮮なうちに「行ってきた公演」のメモだけでも残しておかねば。←私の記憶力は本当に「ザル」なので。

それはそれとして、いままで物置だった小部屋にCDラック(高さ1メートル80の書棚)を2本導入して、いままで床に積みあげていたクラシック系のCD&DVD&未読本をほぼ8割方、「背中のタイトル」が見える状態で収納することに成功。そうなると「物置部屋に積みあげた家具」と化していたソニー製の事務机を、ほぼ10年ぶりで本来の役割(書斎仕事)に導入してみたいという気になってきた。

つまり、メインの仕事用に使っているVAIOのノートパソコンを四畳半の部屋に持ちこんで、そっちで仕事をしてみようかな、と。

まあ、ノートパソコンというもの自体、本来は「どこでも仕事場」な機能を謳う製品なわけで。気分転換には手っ取り早い。ちょこちょこと気分をあらためれば、もう少し仕事の効率もあがるかも……というムシのいい期待。

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2011/10/31

10月後半の備忘

絶対に書き漏らしがあるだろうと思いつつ。

ガスティネル&デゼール(仕事)
杉並公会堂で大塚明夫さんがらみのミュージカル(10月22日)
北千住で芝居三昧「隠蔽捜査」「隠蔽捜査2」さらにアフタートーク(23日)
シルヴィ・ギエム・オンステージ2011(10月25日)プログラムは下に
ミシェル・ダルベルト(仕事でのおつきあい&チッコリーニ公演@すみだ
+読響とブラームス2番&交響曲4番はソリストも大絶讚の名演でした。みるめるし>某友人)
アルド・チッコリーニ(仕事+協奏曲公演モーツァルト20番&23番)
サンクト・ペテルブルク・フィル@上野都民劇場(テミルカーノフ&庄司紗矢香)

25日のシルヴィ・ギエム→
シティフィル&ベンジャミン・ホープ

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2011/10/26

おたくネタですみません

私自身は99パーセント、足を洗った(はず)ジャンルものです。
が、復刊ドットコム情報でタイトル&声優陣に目が吸い寄せられてしまったもので、いちおう情報ピックアップ。

http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68320010&tr=m
江守備『私説三国志 天の華・地の風』ドラマCDリリース。
キャストは石川英郎【諸葛亮孔明】/ 置鮎龍太郎【周瑜公瑾】他。
さてしかし、これは新しく制作したものっぽいんですけどねえ。それだけここ10年では小説にあまり大きなヒットがなかったということでしょうか。……そもそも、江守備さんの小説はこの私説三国志のあと、ほとんどチェックしていなかったことまで思い出してしまいました。むむむむ。

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まったり

久々の半日以上の在宅デー。演奏会や公演に通うのもそろそろ自分としては「一巡した」感も出てきたことです。この十日ほどの行動備忘は追ってまたボチボチと。

ホントはこうして机に向かう時間が取れるときこそ、本業(原稿書き&翻訳)に身を入れるべきなのだ>自分。けど、積みあげてしまったご依頼の〆切日程をきちんと把握することから始めなくては……という(汗)。

で、それはそれとして。今朝は久々に嬉しい相手からのメール♪ 超短文だけどさ。こっちからおずおずと「どうでしょうか?」と問いかけたのはすでに1週間まえのこと。すぐに返事が来ない理由は山ほど心あたりがあったんで、これはヘタすると次に顔を合わせる直前になって何か言ってくることになるかなあ、と覚悟しておりました。あとまあ、わたし以上にいろんなあれこれをウォッチングするのが得意な先輩@ネットおたくいわく、どうも某イベントがらみで某所に名前を連ねている(謎)から、メールのやり取りがスローになっているのではないか、とも。うん、そうだったようです。ちなみにワイマールのコンクールの結果、誰か知らない?>と誰にともなく。

コンクールと言えば、仙台コンクールの2013年開催がようやく正式に発表されましたね。ピアノとヴァイオリンの2部門開催は相変わらず。ただ、5回目の開催を迎え、ヴァイオリンのほうの成果は目に見える形&手ごたえとして出てきていますが、それに比べるとピアノのほうはのんびりじっくり、これからパワーを増していくぞという印象。もちろん、演奏家として一つの完成形が見えてくるまでに、ピアノのほうがとてつもなく時間がかかる(基本的にどんなに頑張ったところで40歳前のピアニストはピアニストにあらず、と思って間違いないです。天才は天才として賞味できるけど、それはあくまで亜流)という事実を踏まえるなら、当然すぎるほど当然のことではあります。さらに、いままで審査員として参加したフランス人たちが口々に言っていることは、仙台フィルというすぐれたオーケストラが協力してくれているというすばらしさ。次回も私にとってはご縁のある審査員がお二人すでに名前を連ねています。ドキドキわくわく(笑)。

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