« ラ・ロック・ダンテロン2016で聴いた演奏会 | トップページ | レストランでの出来事(昔話) »

2016/08/14

あなたは誰ですか

すでに何回か、自戒およびグチめいたニュアンスをこめて、この「あなたはナニモノですか」というつぶやきをこのブログでも文字にしたことがあったかと思う。

日本語のニュアンスでいくと「エキセントリック」という言葉がしっくりくる。
上昇志向の強い男性でも見かけるけれど、とくに女性のほうがね。自分と同性であると、なおさら気に障るというか、なんなんだろう、このひとは……という場面を目にしてしまうことが多い。

誰かにすり寄っていくことで、何かを手に入れようという「野心」がムキダシの人ね。たとえば下手の横好き!と呼びたくなるような演奏(演奏でなくても)を、友人をだまくらかしての集客で無理やり聞かせる。シロウト丸出しの同人誌をつくって、実費と称して一冊いくらで売りつけるとか、何かの集会のついでに自分のダンスとか自作詩や童話の朗読とかを披露する、というのも範疇にいれたい。

イケバナの名手らが「これでお金を稼ぐということは許されない」と、トップクラスになればなるほど口にするのと、まさに逆。なんの根拠もなく、自信たっぷりに一流アーティストに馴れ馴れしく「同業者」よろしく話しかける。恥ずかしいシロウトの典型。

これが、セミプロを名乗るレベルになると、もっと見苦しい「有名人とみると我先に話しかけてくる」というケースも増えてくる。舞台を終えたばかりのアーティストに話しかけたことがあるというだけで、知りあいだとか親しいとか言いはじめる。

ああ、私も一歩まちがえるとそういう人種と同じになりそうだから、それでこんなにセンシティブに反応するってことなのかもね。今回、フランスでお名刺をいただいたかたで、私とパリの学校で同級生だった人ととても親しいというピアニストの知りあいがいる、と言われて往生した。どこでどう話が「盛られた」のかはわからぬが、あの学校は卒業どころか、入学さえもしていないのに「一等賞で卒業」とか「同学年の誰それとは親友」というような経歴詐称がとっても多いのだ。とはいえ、初対面の、それもご当人でもなく、なんの悪気もない(!)かたに向かって、ウソだの詐欺だのあげつらっても誰にも何の得もない。

本物のプロしか相手にしない、なんて言っていたら、しまいには音楽の世界で仕事なんてできなくなる。かもしれないしさ。

で、同じことが、音楽のみならず、他のどの世界でもよくあるんだよね。
気にしないで、そして嫌われてナンボ、という気持ちで自分の「いま」をコツコツと積み重ねていく。それあるのみ。

|

« ラ・ロック・ダンテロン2016で聴いた演奏会 | トップページ | レストランでの出来事(昔話) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33613/64060528

この記事へのトラックバック一覧です: あなたは誰ですか:

« ラ・ロック・ダンテロン2016で聴いた演奏会 | トップページ | レストランでの出来事(昔話) »