恒例の自分用のメモ。☆が和書、◇が映画(DVDも含む)。
年初めのわりにあんまり読めなかった。
というか、娯楽の読書をしている場合じゃない、とも思います。まあでも、インプットしないとアウトプットもできないもーん←言いわけ。
◆01/01 『ラブソングができるまで』ネット配信
◇04/01 『パンズ・ラビリンス』吉祥寺のバウス・シアターで。
☆04/01 『水妖日にご用心』田中芳樹(祥伝社NONノベルズ)
☆05/01 『本日、東京ロマンチカ』中野翠(毎日新聞社)
☆07/01 『犬身』松浦理英子(朝日新聞社)
☆09/01 『プロ論。』B‐ing編集部編(徳間書店)誰の記事も大差ない気が?
☆10/01 『あの夏の天使』タラ・ジャンセン/池田真紀子訳(ランダムハウス講談社)
☆11/01 『わたしの献立日記』沢村貞子(新潮文庫)
☆11/01 『暮らしの哲学』池田晶子(毎日新聞社)
☆13/01 『密室の鎮魂歌』岸田るり子(東京創元社)
◆17/01 『ペダル・ドゥース』DVD。
☆17/01 『美人になりたい』中村うさぎ(小学館)
☆19/01 『リピート』乾くるみ(文春文庫)
☆19/01 『熊谷キヨ子最後の旅』ねじめ正一(文藝春秋)
☆20/01 『恋をする躯』ジャネット・ウィンターソン/野中柊訳(講談社)
☆20/01 『倒立する塔の殺人』皆川博子(理論社)
◆22/01 『アガサ・クリスティの奥様は名探偵 親指のうずき』DVD。
☆23/01 『ルネ・フレミング魂の声』中村ひろ子訳(春秋社)勉強する魂。
☆24/01 『プロポーズはいらない』中村うさぎ(中央公論)20分で読了。
☆27/01 『人やさき犬やさき』阿川弘之(文春文庫)
☆29/01 『新世界より(上下巻)』貴志祐介(講談社)読み終わるなり再読にかかる。
☆29/01 『ペルセポリス』マルジャン・サトラピ(バジリコ)
☆29/01 『まなざしは緑の炎のごとく』K・E・ウッディウィス/野口百合子訳(ヴィレッジブックス)
☆31/01 『禁断のパンダ』拓未司(宝島社)作家プロフィールにはあべの辻を卒業と。
もっといろんな本を読みたいとか、こんなもんを読んでるよりも読むべき本がとか、仕事しなくちゃいけないのにーなどと、支離滅裂なことをぶつくさ言いながら読んでたわりに、今月は印象的な本がいっぱい読めたような。読んだ順にあげていくとすれば『犬身』『倒立する塔の殺人』『新世界より』『禁断のパンダ』が、1月読んだなかで「特に印象深かった4冊」ってことになるのかな。
『犬身』は献身から転じた題名という意味もあると思うのだけれど、いろんな読み方ができそうな寓話。変身を題材にした綺譚というと、ダリュセックをはじめとして、いろんな仏製の文学&知的娯楽小説をつい思い浮かべてしまう。ただ、この本の場合はやはり、犬好きの心をズギュンと狙い撃ちにしてくる愛らしい描写の数々にうっとり。それと、個人的には読みながら「わたしは犬になってかわいがられたいのか、それとも犬をかわいがりたいのか」ということを考え、ああなるほどね……とひそかに納得することがあったり。楽しかった。
『恋する躯』は読むのにてこずった。念入りな翻訳はみごとだが苦心のあとが感じられ、ひそかに思うところがありすぎ、個人的には辛かった。いや、一人称の主人公の性を特定しない作品って……。まさかウィンターソンもそういう作品を書いていたとはね。実はわたしも「そういう作品」を一冊かかえているんですけど、やはり綺麗に訳すのはメチャクチャしんどそうだ。たぶん、「男か女か、心のなかではっきり決めて訳す」のがベストなんだろうな。百枚ほど訳して放置してあるあの本、きちんと今年中に最後まで日本語にしたい。←目標。
『倒立する塔の殺人』は、太平洋戦争中の女学校を舞台にした、皆川博子節が炸裂、といってもよさそうな佳作。ちょうど映画『パンズ・ラビリンス』を見た直後に、BGMとしてテレーザ・サルゲイロの『オブリガード』を聴きながら読み進んだら、こんなにハマっていいのかってくらい、夢中になって読み切っちゃいました。映画『パンズ・ラビリンス』が気に入ったという人にこそ、問答無用でこの本を強力にオススメしたい。
DVDもしくはテレビ番組:
FBI失踪者を追え!第2シーズン、4400第3シーズン、フレンズ(再見)
年始の一挙放送を録画した「コールド・ケース」を消化中。
番組チェック:アグリー・ベティ、クローザー2、HEROES、ボストン・リーガル、NCIS2、BONES2、宮廷女官チャングムの誓い(完全版)、ランチの女王、マイ・ネーム・イズ・アール2はチェックを放棄(再放送に期待)
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CD
△01/01 『SONGS FROM THE LABYRINTH』スティング
△01/01 『Thinking Out Loud』ボニー・ピンク
△07/01 『りんごの子守唄』ビートルズカヴァーアルバム
△07/01 『All For You』Diana Krall
△09/01 『トゥーランガリーラ交響曲』メシアン。久々に聴く。ともかく楽しそう。
△10/01 『Les Animaux Modeles:Poulenc』ステファノ・ボラーニ他。すてき。
△10/01 『クライスレリアーナ&森の情景』M・ベロフ。
△12/01 『オブリガード』テレーザ・サルゲイロ。共演がしっくりこないのがオモシロイ。
△16/01 『シャイン』ジョニ・ミッチェル。歌は好きだがインスト訛っているよね。
△21/01 『ブリテン無伴奏チェロ組曲』ケラス
△22/01 『セゴビアコレクション1(バッハ)』留学時に持っていった曲集。
△26/01 『Happiness』岩崎宏美。たぶんテレビのほうがしっくりくるのだと。
△26/01 『Dawland CONSORT MUSIC』曲はともかく演奏が好みじゃなかった。
△27/01 『ギドン・クレメール ル・シネマ』曲の印象がかすむほどのクレメル節。
△27/01『恋するシャンソン』映画に登場するシャンソンから20曲。
△28/01 『Just A Girl』BONNIE PINK。
△29/01 『ベートーヴェン弦楽四重奏曲1番&2番』フェルメールQ
△30/01 『ベスト・オブ・くるり』Jポップとしては珍しく訛っていない、が。
……以上、われながら適当なメモだ。机のまわりにはたくさんのCDが山積みになっていて、そのなかから毎日、適当に目についたものをプレイヤーにつっこんで、エンドレスで聴くってのが、ふだんのBGMってことになるわけです。うーん、それ以外、まじめにCDを聴くって、最近はあまりないなあ(反省)。
そうそう、今月の個人的なヒットは、プーランクの「Les Animaux Modelesその他」。プーランクは今後、再評価というか、人気の波が一気にくるだろうというようなことを、去年通訳した演奏家(特に弦と室内楽の人たち)が口々に言っていて、学生時代にラルデのクラスでめぼしいプーランクの室内楽曲はたいていやらせてもらったわたしとしては、もちろんキライじゃないけど、うっかりプーランクのスペシャリストなんてことを言い出したら、サティとかスペインものとかロシアもの(プロコとかラフマニノフはカッコいいけど、それでも、ロシア人でもないのに演奏会まるごとその人の曲だけとかいったらばかみたいだと。←正直なところ)のスペシャリストだというのと同じようなニュアンスで「だっせー」というか、そういうことをしたがる人っていうのは、バロックや現代音楽の一部スペシャリストといっしょで「他の古典作品が上手に弾けないからそっちに流れていった」としか見えないぜ、とか思っていたんですよね。しかし、なのです。このプーランクCDは、ピアニストとしてジャズの出身のステファノ・ボラーニが登場している。いや、わたしはボラーニは友だちにすすめられて、このところ彼のCDを他にもぼちぼち聴いているんですけど、プーランクって、こういうふうに甘~くジャジーに演奏するのがまさにぴったりなんですね。おみごと、すばらしいです。本当に本当に驚いた。いまの純クラシック系のピアニストでこういう音がだせるひとって、正直思いつかないなあ。ガーシュウィンなら上手に弾くあのひと、という感じで思いついた名前は二つ三つあるけど、あの人たちも(フランス人だとなおさら)プーランクはいままでの枠にハマった演奏になりそうだし。いや、それはともかく。他にも、上記に挙げたプロコやラフマニノフといった「自分がピアノの名手」だった作曲家の作品も、プーランクと同じく、実はジャズピアノ(もちろん上手い人でなくちゃ問題外ですけどね)の奏法と、意外と相性がいいのかもしれない、と思わせられた一枚。