2009/11/14

メランコリー

先日、母校でのレッスン通訳に行ってから、ふとしたはずみで頭のなかに流れる音楽は、ベートーヴェンのc-mollのヴァイオリンソナタであったり、ブラームスのa-mollだったりすることが多いのだけれど。どちらも、いっしょにバルビゼの声が聞こえてくるような気がして、とくに今朝みたいに雨が降りしきる日は、切なさが増す。

なんだろう。さみしいからといって、この自分の気持ちを手に取ってよーく眺めてみると、飲み友達とか毒を吐き合う相手がほしいといういうよりは……うーん。いろんな意味で、自分と併走している人の「気配」に飢えているということなのか。や、それだけでもないような。

まあいいや。しょせん人間は孤独なのである。とはいえ、こんなにさみしがりのくせに、人が群れているところに近づくのも苦手だし、そうかといって、自分のあずかり知らぬ人間関係に巻きこまれたり翻弄されるのもイヤ(ワガママ)だなんて、まったく困ったものです。

土曜日の朝。この週末は冬に向けての心構えや仕度をはじめて、少しのんびりしようかな、と。テレビをつけたら「王様のブランチ」のブックレビューのコーナーでは、ライターのタキイさんが登場。かつてH書房の編集者でいらした彼女は、仕事相手(編集者)とは同志となることはできても馴れあいのような飲み友達とか友人にはなかなかなれないだろうと、ピアニスト時代の「マネージャーとの関係」の感覚をまだ引きずっていたわたしが例外的に、もしかすると……と思ったのに、そういう相手に限って諸事情からあっというまに退職してお会いする機会もなくなってしまったというお人だ。しばらくしてから、あちこちで彼女が書くブックレビューなどを目にするようになり、そのうちまた、どこかでばったりとお会いする機会があるかもしれない、と思ったり。まあ、わたしはさみしがり屋で、しかも世間は狭いものですからね。←意味不明。

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2009/11/08

お熱いのがお好き

……通訳していて、映画の題名(日本語)とか、監督の名前とかが出てこないと、ものすごーく口惜しい。たいがい、パターンとしてロシア音楽(プロコフィエフ)とかとのつながりで、エイゼンシュタイン(アレクサンドル・ネフスキーと戦艦ポチョムキンあたりを押さえておけば安心)とか、映画として話題に登場するものはかぎられているんだけど。意外といま六十歳前後の先生はチャップリンやウディ・アレンおたくだったりすることが多い、とか。

あと、フランス人の演奏家が見ている確率がすごーく高いのは「ロストイントランスレーション」とか、ケチをつけつつ「戦場のピアニスト」とか。あれはもう、ピアニストだったら「あのバラードの一番はありえないですよね」と言うと、百パーセント、全員が我が意を得たりとばかりに笑顔になるのでありがたい。

で、これはもう、賭けてもいいんだけど、わたしの世代だとマリリン・モンローが出ている映画って、じつはあんまり見ていないような気がする。や、つまりこれは「詳しくないことへの言い訳」だったりするんだけど(笑)。評伝などを読むのは好きで、けっこう読んでるわりに、かんじんの映画は数えるほどしか観ていない。だから今日も、トニー・カーティスとジャック・レモンがマフィアの殺人現場を目撃してしまったミュージシャンで、口封じを恐れて逃げる二人が女性だけのバンドにまぎれこもうと女装して、そこで知り合ったマリリンに恋をして……という映画の話が出てきて、わたしはテレビで断片的に観た記憶はあったけれど、日本語の題名が「どれだったっけ……」ということになり、けっきょく出てこなかったのである。くー。くやしー。なんで出てこなかったんだろう。ちぇ。

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2009/11/06

髪を切ってきた

冬に向けて伸ばそうかと思っていたんだけど、いったん首のあたりまで短くすると、肩の辺りまでの長さはもううっとうしくて我慢できない。

で、軽くカットしてきました。久しぶりに担当の女性と最近はどんな生活でしたかというような話をして、髪をいじってもらっているあいだ、なんとなく美容師さんが首を傾げているような気配もあり。

仕上げのカットをしている時点で「夏は本当におうちにこもりっきりでお仕事、大変だったんですね」と言ってもらう。「ふじもとさん、お仕事中は髪の毛が顔にかかるとうるさいからって、ずっとゴムで縛っていらしたでしょう」「睡眠も不規則になりました?」「かなりのストレスだったみたいですね」……などなど。髪の毛のくせ、地肌、白髪の状態。だからさー、何度も言うけど、ホントに今回はもう、あと二週間もあの生活が続いたら死ぬかと思ったんだってば。言っておかないと、誰もかわいそうだと思ってくれないし、メールもくれないし、なぐさめてもくれないし、頑張ったねーと褒めてもくれない(ま、当然か。あー切ない)から、この際ここで叫んでおくけどさ。

そりゃ、基本はピアノを弾いてた頃と同じだよ。ただ、ピアニストはいちおう舞台で(これがあたしはまたストレスになるほうだったから転職を決めたってのもあるけれど)聴いてもらいたい人に聴いてもらって、あるいは共演者との交流もあって、そこで人と繁がっていくことができるからさ。翻訳はねえ、読んでもらったかどうか、そして気に入ってもらえたかどうか、本が出版されてしまったあとはもう、翻訳者にはわからなかったりするんだよねっ。ちぇっ。いやまあ、自分のホンヤクを磨いていくという満足感だけで十分だろうっちゃあそうだけどさ。ぶつぶつ。

深く考えると切なくなるので、とっとと美容院を退散。
タワーレコードに寄って、たぶんないだろうけど「イントキ残ってますか-」と訊いたら、やはり残ってなかった(涙)。で、脈絡もなく伊勢丹のコスメフロアで、ランコムの美容液「ジェニフィック」を購入。ネット販売じゃなく、コスメを購入するのは久しぶり。アイメイクリムーバー(シャネル)が切れそうなので、ついでにランコムのを補充。目の前にクリスマス限定のコスメが並んでいるのを見ていたら、無性にピンク系のものをつけてみたくなり、きらきらピンクのフェイスパウダーと、同じくきらきらピンクの口紅とグロスをタッチアップ。ついでに、今日はたまたまコンタクトレンズだったので、そういえば手持ちのマスカラはすべてガビガビで、そもそも眼鏡だとマスカラつける意欲も薄れるよなあと思ったので、マスカラもつけてもらう。

が、ランコムのマスカラはどうも好みじゃない。これはわかっていたので、本気でマスカラが買いたければ他の店にいけばいいやと却下。ただし、フェイスパウダーと口紅とグロスはお買い上げ。ま、冬になるとピンクが恋しくなるのよね、と言い訳。

しかし、久しぶりにコンタクトを装着したら、バスの窓ガラスとかはもちろんのこと、あちこちのガラスや鏡に映る自分の姿がなんだか新鮮。

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2009/11/05

ぐちゃぐちゃ

ええと。
昨夜の段階と、けさの段階と、いろいろとつぶやいておきたいことが頭のなかで踊ってます。や、最近はわたしにとって、ここのブログってなんだか「ひとりブレーンストーミング」みたいなことにもなっててすみません。どうも友だちがいない……いや、なんでも忌憚なくしゃべれる相手がどうしても限られてしまうので、ってことなのかも。

とりあえず、今日は貴重な完全オフ日。なので、積みあげた雑用なども片づけて、明後日以降のアルバイトのための「仕込み」もしておかないと……。といいつつ、何もしないでだらだらするってのも惹かれるなあ。

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2009/11/04

もろもろ

▼いろんな案件が山積みとなっていて、めまぐるしいことこの上なし。何をあとまわしにすればいいのかの判断が甘いので、あとで泣くことになりそうな気がしてしかたがない。とりあえず、リグットの通訳は昨日でおしまい。せっかちでデコボコな(笑)性格はあいかわらずでいらっしゃったが、プライベートも演奏活動も充実しているらしく、いちおう元弟子(滞在許可証をとるための世話にはなったが、レッスンはほとんどマスタークラスばかりだったような気もするとはいえ)である身としては、いい顔つきの師匠と再会できることが何よりもうれしい。レッスン通訳も楽しかった。別れ際に「やっぱりきみの通訳が最高」と言われて、あの人がそういうお世辞は言えない性格であることを誰よりもわかっているこちらとしては、ついついホロリとしました……。

▼「いつも二十歳」がson probleme(というだけで誰のことだかわかる人にはわかる)という師匠のほうは、じつはいま韓国に来ているらしい。ケータイメールでの連絡だったらいつでも取れると見ているけれど、あいにくわたしはケータイメールはいまだに導入する予定なし。で、あっちはあっちで「自分がパソコンメールをするようになったことは誰にも言うなよ」と記載しながらメールをくれたのが……もうだいぶ前のことになるっけ。放っておいてもご縁が完全に切れるとは思ってないけど、それにしてもさすがに今年はクリスマスカードくらい出したほうがいいんだろうなあ……むー。

▼帰り道、最寄り駅の花屋さんで、ちっちゃな花束を購入。正確には11月2日の未明(24時過ぎ)だったと思うが、先代犬のもみじがわたしの腕の中で息を引き取って、昨日でちょうど6年になる。いまだに骨壺を手放せずにいるわけだけれど、ペットロスでぼろぼろになった自分を守るにはこれしかないということで迎えたわんこ(ぼたん)も、もう六歳になった。いつも幸せそうな顔でそばにいてくれてありがとう、できるだけ元気で、楽しく、長生きしておくれ>ぼたん。

▼某担当氏よりメールで「忙しくて毎年気にする余裕がないのだけれど」と、今年のゴンクール賞は誰が受賞したのかチェックしているかという問い合わせをいただいた。基本的にはわたしも、ゴンクール賞作家の翻訳をしたいというふうに(好きな作家がたまたま受賞というケースはあるわけだけど)思ったこともないので、あまりリアルタイムで選考を気にしたことがないのだけれど、それでも調べてみたところ、個人的になんとなく追っかけている作家が今年は何人も、少なくとも第二リストあたりまでは含まれていることが判明して正直びっくりした。下手に注目されて版権争奪とかになると困るじゃないかと思ったら、幸いにして最終リストまでは残らなかったようだが、それでも今年のゴンクール賞作家となったマリー・ンディアイは、現時点で翻訳が出ている三冊にかんしては、悪いがまったく「読みたい」という食指が動かず、でもフェミナ賞受賞作の『マリー・カルプ』はすでに某社で来年の刊行が決まっている(らしい)。せっかくだから、それにあわせて今回のゴンクール受賞作も日本でご紹介してくださいね~と、メール。

▼フランス語でのメールのやりとり(案件)。Yカドラの来日にあわせてのメールを書こうとするとなぜかパソコンがクラッシュもしくはフリーズするという(爆)。そっちはしかたがないので、日本語でのメールでカンベンしてもらうことにして、別件でこの春からずっと引きずっているほうのやりとり。タイムリミットがもう明日、という朝になって「もろもろごめん。こうなるときみの支えだけがたより」だという、だからどうしろというのよ?というメールが届いた。だからオトコって・以下略!

▼ともかく、いまやっておかないといけないTO DOを、いまのうちに箇条書きにしておかないと。

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2009/11/03

とりあえず朝

朝風呂。BGMは届いたばかりのサンプル盤。
J.C.バッハ:甘い炎

はは、朝はやはりバロックが悪くない。でもって、カウンターテナーの少し無骨というか、ひっかかりがある澄んだ声は、寝起きだけど今日は終日アルバイト♪とかいう日の「やる気」を出すのにわりあいとぴったりくる。これと一緒に、春先に届くはずだったが担当者さんの都合で忘れられていたもう一枚のサンプル盤がようやく手もとにやってきた。

オピウム(阿片)~フランス歌曲集
こっちは解説の翻訳をやらせてもらったのよね。で、同じような頃に別のレーベルからほかのCD解説の翻訳の依頼も受けて、なぜかそちらも「待てど暮らせど翻訳者にサンプル盤を送ってこない」ので、いつから日本のレーベルはそこまで不景気になったんだろうと思っていた。や、継続して仕事をやっていこうという手応えが伝わってこない時点で、しょせんは下請けあつかいか……と、実はやはりこの春に通訳アルバイトを依頼してきた某事務所の担当者さんも似たような(すごく間接的ではあったけれど)ある種の下請けいじめのようなことをしてきたので、だめじゃん、日本の業界。……と心のなかで見切りをつけたという部分もある。おっと、すみません、意味不明のメモばかりで。

ま、そういう「手応えのなさ」に負けることなく、プロだったら前進あるのみ。なんだけどね。
おっと、他にもメモしておきたいことはいっぱいあるんだけど、時間切れ。行ってきます!

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2009/11/02

あっちもこっちも

毎日のようにアルバイトが続くせいか、あれこれの確認であるとか、本来ならこういうときにこそお会いしてしみじみとお話ししたい大事な友人や知人とのつきあいであるとか、狭い業界だし長くおつきあいしたいと心に決めている仕事関係のかたたちへのお手紙であるとか、いまきちんと皆さんにご機嫌うかがいをしておかなくてどうするよ、というもろもろがかなりなおざりになってしまっている。もともと、そういうことに使える「脳みそのキャパ」が少ないってのもある。いやしかし、どういう生活リズムでも人恋しさというか、ひとりでコツコツやるしかないというしんどさは、基本的に変わらない。この三か月、引きこもっていて本当に(おおげさだと思われるかもしれませんが)死ぬかと思って、しかも心身の消耗などもただごとではなく、これはヤバいと実感。とりあえず、昨日は区の健康診断に行ってきました。健診のメインの目的であるらしい「メタボ検診」や「簡単な問診」に関しては、特に問題はないでしょうと、立派な先生に太鼓判?を押してはもらいましたが、あとの細かい結果は連絡待ちです。

すでにぼちぼちと、直接のメールなどのやりとりで泣き言を小出しにぶつけたかたはご存じだと思いますが、とくに引きこもっていたあいだに「おしゃべりしたい」「会いたい」「本ができたら、ほかの誰でもなく、あなたに読んでもらいたい」と顔が浮かんだ数人のかたにまっさきに献本の手配をし(もちろん、送付先のリストをこしらえるのに使った15分ほどのあいだにたまたま手もとに住所が見つからずに洩れてしまったかたもいらっしゃって、そういうかたたちには機会があれば今月中にでもお会いしたときに手渡しいたします)、結局、こういう「かたち」になったときに生存証明みたいなもの(訳書。転職前はそれがコンサートの散らしとか招待状だったわけだね)を送っても、そのまえにあんまりご無沙汰しちゃうと、忙しいヤツだというレッテルをさくっと貼られて、つきあいも疎遠になってしまうという現実をあらためて目のあたりにしてかなりしょげているここ二週間ほど、だったり。そっちからしてみると、都合のいいときにだけすりよっていく、自分勝手な人間だろうということは百も承知しておりますが、それでもお願いだから、あんまり邪険にしないで(本気の涙)。

……おっと。誰がここを読んでいるかどうかさえもさだかではないのに、ついうっかり、愚痴ってしまってすみません。自分がホントはどれだけ根っからのさみしがりなのか、骨身に染みてわかっているので、なおさらいま、できるだけアピールしておかないと、次の引きこもりを生きのびることができそうにないと思い知ったので、こうなったら恥も外聞もなく、訴えておかねば、と。

しかも、こういうふうに、こまごまとした事務連絡事項がたまっているときにかぎって、あいかわらずWindowsVistaが悪さをしてくれて、日本語(辞書)やフランス語キーボードの設定が吹き飛んだりします。いやはや。いずれにせよ、そういうトラブルに見舞われながらも、今日と明日は一昨日に引き続いてのレッスン通訳。頭をすっきりさせて、行ってきます。

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2009/11/01

朝のわんこ

早朝(当社比)、飼い主が起き出してコーヒーの準備などしていると、布団から黒くて長い小犬がにょろにょろと、ウナギのように出てきて、伸びなどしてから、寝起きとは思えないきらきらしたおめめでこっちを「おはっ」というふうに見つめる。

うちのわんこは、身体がちっこいせいか、朝一でよく「胃が空っぽ」のサインとして胃液を吐くので、その予防ってことで朝の餌の前にまず、ちょっとずつビスケットを与えるのが習慣になっている。だから、このところ、そうやって起きてきてベッドの布団の上で「お座り」しているわんこに、まずは「今日もぼたんちゃんはかわいいね~」と撫でまわしてからビスケットをやる、というのが恒例。

ところが、この2、3日、どうもこの「今日もかわいいね~」「ぼたんちゃん、いい子だね~」というたぐいの「撫で撫で」があっさりしていると、なんだか拍子ぬけでもしたような顔のわんこが「ううん、びっけはまだいらないの」と、差しだしたビスケットを素通りしてまた布団のなかに潜りこんでいく。それも、じゃっかん「つまんない」という顔をして。

なんか、人に話すと笑われそうだけど、犬って飼い主に似てくるものだ、とか。つい。いや、別にわたしは人からちやほやされるのが好き(嫌いな人はいないだろうけどさ)ってわけじゃなく、ただ自分が好きな(という度合い自体はわりあいとあっさりしている。仕事の相手とか、たまに飲みに行く程度の相手に対してこそ、そのへんの気持ちが強く働くってのはいったいどういうシステムなんだろう)相手と話したりするときは、まずそのときの自分にとって「目の前にいる相手が自分にとってのすべて」という心理になり、したがって相手のほうも、少なくとも自分と相対しているか、さもなければ自分のことを考えてくれているときは、ほかの誰でもなく「あなたがいちばん好きである」というアプローチをしてもらわないと気が済まない。ああ、そのへんの心理については、自分の人間関係であるとか、仕事のつきあいとかにもかなり大きくかかわってくるので、また機会があったら日記にメモしてみようかな、うん。

たぶん、わたしがアーティスト相手の通訳として、1回つくとかなりの確率で「今後、日本で誰かについてもらう必要があるときは、何もかもきみにお願いしたい」と言われるのは(すいません、自慢しているつもりじゃなくて、少なくともこのアルバイトをよくやらせてもらうようになったきっかけはそれだったから)そのへんの「習性」があるってのも、大きいのかもしれない。アーティストって、多かれ少なかれ(というか、たいがいは人並み外れて)凄い人になればなるほど、そういう気質が強くなるものだからね。

レベルがちがうかもしれないけど、今日も「もっとあたちを見て」「かわいがってほしいの」「でも、かまってくれないなら、いまはびっけはいいや」というふうな態度で布団にするりともどっていった犬を見て、そんなことをちらりと思ったのでした。はい。

▼新潮クレストの最新刊のお知らせメールを見て、ちょっとうれしかったこと。イアン・マキューアンの新刊が、村松潔さんの訳で出る。わーい。マキューアン、興味があって何冊か翻訳を読んだけど、訳文との相性が悪く、この訳者だったらたぶん今後はもう読まないよなと(いや、あくまで個人的な好みのモンダイです。どんなに一流の訳文でも、相性が悪いってことはあるわけですから)ひそかに心のなかのブラックリストに入れてあったので。←村松潔さんのファンだってこともある。

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2009/10/29

めりめり

うわー。
ひきこもりモードにまだどっぷりとつかっている心身に、外での仕事はきつい。が、こちらはともかく「ある意味では専門外だし、いつもやってることと違うんで、不備があっても許してちょん」と言い訳しいしいやって、あっちは「だいじょーぶ、だいじょーぶ、きみとだったら気持ちが通じるし、この業界って根っこのところでのいちばん大事なところは同じ畑の出身の者同士でなけりゃわかりあえない部分が大きいけど、その点ではきみはパーフェクト」と、みごとに全員が異口同音に(社交辞令だろうが。というか、彼らがふだん仕事している相手って、考えてみればあたしみたいなタイプの人間ばっかりなんだろうな)言ってくれるので、涙が出るほどありがたい。いや、そこでありがたがって、つぎにフル在宅モードに戻るタイミングを失してしまっては、いつものしんどい繰り返しになっちゃうんだけどね。

が、ふと我に返ると、やっぱり自分はどんな仕事をしているときでも、いわゆる雇われ仕事で「ギャラを払ってくれる人がボス」であるとか、「守秘義務という言葉をふたことめには言いたそうな顔をしている相手に雇われる」シチュエーションは、臨時ならともかく、継続的にはダメなのね、と。いや、今回のひと山は、みごとに(かたちだけでも)こうして、通訳とはコミュニケーションを円滑にするお手伝いするエキストラだとわかってくださる人ばっかりが雇い主なんで、ありがたいことだと。

▼同通のことについて訊かれたとき、去年同じ会場でのイベントで舞台にあげられて、こちらはつい(しゃべる余裕は皆無だったが)仏語もわかるし、ついてくださった同通の先生がたが「日仏&仏日」でチームを組んでいることもわかっていたので、ついつい「ふつうのゆっくりめ」でどんどんとしゃべってしまい、ブースと舞台すそのあいだを「ふじもとさんへ、もっとゆっくりしゃべってください(怒)!」というメモをたくされた広報担当氏(当時)を何度も走らせることになってしまった経験が生々しくよみがえり(や、申し訳ありませんでした。でもこっちだって緊張してたんだもん)、ひとしきりしゃべって息をつくときに、ブースのなかでの通訳がしゃべり終わるのを待ってあげてね、と説明をつけくわえたら、すかさず「それって、実質的には持ち時間の半分しかしゃべれないってこと?」と食い下がられてしまい、いやそういうわけじゃないんだけど……と、結局はフランス人の担当女史に説明をしてもらい、タイミングよくあらわれた今回の同通担当の先生方からも丁寧な説明をしてもらった。あのとき「いや、節目節目で、できればdemi-soupirを一つ二つ多めに足す感じで」と言うべきだったのだと、帰りの電車の中で思いついた。あれが現場で出てこなかったということは、やはりかなりなまくらになってるなあ(ため息)。

▼さて、久々のフランス語メールでのやりとり。嬉しいのだけれど(本音)、やりとりの内容自体がどう転ぶかは予断を許さず。これの結果次第で、完全在宅の生活を決断するタイミングもだいぶ変わってきそう。むー。

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2009/10/26

地味に

ためこんでいた事務連絡のたぐいをコツコツと消化中。
いやはや。こういうことはふだんからもっと、まめまめしくやっていないとダメなんだろうね。

しばらくまえから、お風呂で聞くCDがラフマニノフの自作自演(Pコンの2&3のカップリング)で、毎日、なんとなーく聞き流しながら「ずいぶんあっさりと、つるつる聞こえるなあ」と思ってたんだけど、今朝になってこれがぐっと「渋くていい感じのかっこいい音楽」に聞こえてきて、ほっと安堵のため息。余裕というのともたぶんちがうけど、心に音楽を聴くための感覚的な「みずみずしさ、みたいなもの」がほんの少しだけ戻ってきた。これでようやく、つぎのことを考える時期が来たんだと実感。やっぱり、ここ一か月かそこら、余裕も何もあったもんじゃなかったんだね。仕事が一段落して心身をゆるめるってのも、それはそれですごく不自然な感じがして、ほっとするというよりは不快感がさきに来ていたし。が、翻訳を専業でやっていらっしゃる人は、仕事の継ぎ目をゆるめすぎず、上手に自己コントロールしながら毎年何冊もの本を訳されているんだろう……と思うと、それでまずは頭が下がる。うえーん、いつかはあたしにも、そんなことができるようになるのかしら。

ともかく。あとは、ストレス発散のために食いまくって太った体重を(2キロほど)戻さないと。で、今週以降、しばらくアルバイトで外に出ずっぱりとなるんだけど、それもあまり「イヤイヤ」じゃなくて、できれば爽快に走りきれますように。

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2009/10/21

眉間にしわ

日記1020

久しぶりのレッスン通訳。
あいだが空くといつもそうなんだけど、今回もなんだか新鮮でした。ホールがそれほど広くないってこともあって、声がよく通るのがありがたい。スケジュールがつまっていてくたびれてくると、「通訳さんの声が小さい」というクレームをつけられることが増えるんだけど、シーズン最初の頃はそういうことを絶対に言われない。なんなんだろう。気づかないうちに凄絶な早口にでもなっているのか(ありえる)、あるいは声の張りがちがうのか。あるいはレッスンする人のタイプによるのかも……ああ、それもまたありえるな。

今回の若手氏は、インタビューの通訳はしたことがあるけど、レッスンはお初。演奏もじつは聞いたことがなく、人づてに聞いた話によると、まっすぐで筋がいいピアノというか、師匠ゆずりの明るく素直でゆったり(ルックスもそんな感じだし)した演奏だということですが、うん、そういうイメージですね。音楽的に言いたいことがいっぱいあるのに言葉が追いつかないと、おもしろいオノマトペを連発するのはインタビューの時と同じ(で、その「ぶーん!」というのを具体的な言葉で言うとなんでしょうか、とインタビュアーさんに質問されて困っていた顔がおかしかった)。そのせいで、レッスン内容とは関係ないところで思い出し笑いをしそうになって困りました。

最初の一コマが終わったところで、生徒さんにつきそっていらした先生(もしやあれはわたしの母校の某先生)がまっしぐらにこちらを向かれて「ピアノがご専門?」「どちらでお勉強に?」と立て続けに聞かれて、いきなり「うー」とか「あー」とか言葉につまったことでした。あたしったら妙なところで固くなって、これじゃまるで、職業を聞かれて「は、ピアノをたたいております」と答えていたパリ時代の同級生男子の口調にそっくりだわーと内心で思いつつ、「いえ、ちがいます(今はもう)」とも言い切れず、もたもたしていると「お名前は?」と三回きかれて名字をこたえたら、レッスンの聴講用にお持ちになった資料のわきにささっと鉛筆でメモをおとりになっていました。うわ。いや、いいんですけど。

コーヒーブレイクのときに、フランス語で会話未満のやりとり。あっちが若い(当社比)からということか、こっちもあまりしゃべりたい気分にはならず、なんだかとりとめもなく「いますぐどうこうということではないけれど、こちらとしてもそろそろいろんなことを考える潮時かもしれない」と、そんな言葉がふと頭をよぎりました。うーん、具体的にどうってことでもないんですけどね。たとえばドイツ語とかロシア語(もちろん英語もフランス語も)の通訳をなさっているかたは、通訳プロでいらっしゃるかどうかということとも関係なく、わりあいとベテランのかたも多い。でも、通訳のほうが通訳されるほうよりも「親子ほども年上」となると、やはりお互いにやりにくいことも多くなってくるのかもしれない、と。もちろん、ケースバイケースなんですけどね。

でもまあ、今日のレッスンはそれなりに楽しかったので「また日本に来ることがあったらよろしくね」と挨拶をして帰ってきました。かえりぎわ、マネージャーさんに「これもお願いしたいんですけど」と手渡された紙きれ。見たら、ちょうどいま母校で二週間のレッスンをしているはずの某師匠のスケジュール追加のご依頼。はは、微妙だ。たまに会うならいいけど、三日以上続けて見たい顔じゃない……おっと。

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2009/10/09

意外と

もしかすると一段落したのか……うーん、自覚がない。
お盆の頃からこっち、何も考えないで引きこもっていた気がする。やさしく「まずは今晩はゆっくりお休みください」と言ってもらっても、いきなり「もう走んなくてもいーよ」と馬車からはずされた老馬の気分というか、ゆっくりお休みってなんだっけ……という感じ。むー。いきなり外に出て遊びまわるってのも体に悪そうだし。

というか、意外と……ほかの仕事がたまってるじゃんよ(涙)。それよりも、今週になっていきなり、レッスン通訳のクチがどかすか(あくまで当社比)入ってきたのはどーゆーこと? で、何よりも、まずはこれで予定通り本が出せそうだというメール(あ、そのお返事は明日にでも)をいただいたのと相前後して「お久しぶりですが……」と、アルバイト仕事のご依頼をくださるメールが何通も(あ、そっちの返事は連休明けにでも)来たって、そのタイミングのものすごさにワタクシ唖然としております。まさか、皆さん、こちらのブログをごらんになっているとか……? いやまさかね。

いろいろ書きとめておきたいことがあったような気もするのですが、頭のなかがイマイチ脈絡がないので、今日はこのへんにしておこう。こういう日は布団に寝っ転がって、自分にとっての「原書での読書」のきっかけだった『三銃士』とか『家なき娘』でも読んで寝ようっと。

※とりあえず、年内は春にやるはずだった某試訳と、児童書のチェックと、積んで久しい「気になる作家」の本(原書)を読むことにしようか。あ、そういえばエージェントさんから預かったままの本も何冊かあったっけ。

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2009/10/05

ぷはーっ

ああいやいや(意味不明)。
すいません、もろもろ不義理の道を突き進んでおります。
どうかお心当たりの方、お許しを。
※でもって、一段落したらやさしくしてやってください。つか、かまってほしい……。

で、アクシデント続きで(昨日もまたパソが凍ってファイルが壊れた)いろいろありますし、ゲラの朱入れもちょっとヤバいっ!つか、いちおう初校は見終わったけど、百ページもどっては「いやーーーっ」と叫んで一からすべてやり直したくなるという(涙)。

いや、愚痴ってもしょーがないね。しょせんは自分のことだもん。

これ以上ゲラを赤くして返しても恥ずかしいと思ったんで、あきらめて袋にいれて、うっかり本日オンデマンドで限定公開中というドゥダメル指揮LAフィルのライブ映像を見始めてしまった。あーん、これ、全部みている余裕はない。けど、ぜんぶみたい。好き好きはあるかもしれないけど、なんじゃこのライブ感。というか、基本はこれでなくちゃダメでしょ、というものを目の前につきつけられた感じがしますよね。ここ←ここから見られます。はあ。そりゃまあ、音だけ聴くと「うふふっ」と思う平坦さもあるけど、でもみんなお祭り好きなのねって。うれしくなっちゃうよ。

さて、もうちょっと見たらゲラの受け渡しに出かけなくては。

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2009/09/29

全然

一段落にはほど遠いけど、ゲラが出るのに一日だけ猶予があるということで、ありがたく昨夜は銀座の王子ホールへ出かけてきました。やー、すばらしかった。無理して出かけた甲斐がありました。第一夜と同様、アーティストとマネージャーさんにご挨拶したい気持ちは山々だったんだけど、こっちはまだ「人間以前」の状態、というような諸事情から遠慮して、舞台がひけた時点でそのまま撤収。すみません>ご挨拶できなかったかた。

※そーいや、Qさんもアルジェリアにご縁のある人だったっけ。あの演奏のなかに、そういう子どもの頃の経験も息づいているのねーと、勝手に感慨にふけったりも。

こちらのブログは、おそらく(こそっと事務連絡に使う以外は)しばらく開店休業。いや、朱入れ作業と、あと一件、軽く連絡待ちというか、うーん、まあいいんだけどね。気分を切り替えて、午前中はあれこれ雑用を片づけるか。

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2009/09/24

秋かな

目標よりも(気持ち)遅れ気味だけど、昨夜、作業ひとつ終了。
とはいえ、たぶん映画づくりとかだと、作り手にとって撮影がおわったら「これからが本当の勝負」ってことになるんだろうけれど、気分的にはもしかすると近いかな。素材はそろったけど、あとの料理をきちんとしないと、お客さまにお出しできるものにはまだまだ……。道は遠いぞ。

しかし、ほぼあたしと同世代のアレクサンドルTさんが言ってたけど「学生時代はプロになって仕事ができるようになれば、もうinterpreterの腕前とか表現の心意気がどうのこうのとこまごましたことで悩むこともない、いっちょまえのセレブ(?)になって、一生を表現者としての幸せのなかで邁進していくとか、そういうイメージを持ってたけど、いざプロになってみると、あのときの自分の甘さが身に染みる。前進すればするほどしんどくなるもん」。ははは、つけくわえるなら、ピアノ弾きをリタイアして、転職したところでまったく同じようなことを日々ぼやいておりますねん、あたしゃ。万年駆け出しのくせにこれだもん。あと20年もつづけたら(つづけられるのか。うー)どんだけ大変なことになるんだか。どひゃ。

てことで、作業を継続しながら、とりあえずの目標は生活の立て直しかな。

今はまだ頭が空っぽで、これからどうしましょ……という感じだけど、まずは手を動かさないと。それと、今回もまた、まわりの人や担当編集氏の絶妙の声かけ(鞭?)があればこそ、どうにか、と痛感中。未熟なわたくしですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

……ああ、映画見たい。コンサート行きたい。遊びたい、よー。
おっと、頭のなかが垂れ流し状態。

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2009/09/15

鈍痛

いやもう、昨日つらかった胃痛は新三共胃腸薬のおかげで八割方よくなったんだけど、たぶんこれは台風とか低気圧とかが近づいてきているせいだろうね。頭痛と吐き気がダブルできて、夕方までずっとどんより。

胃薬のんでるのに、他の薬も併用するのはいやだな~とか思って我慢してたけど、夕方になって「寝こんでいる場合じゃないだろう」と思って、鎮静剤をごっくん。……やー、プラセボもあるだろうけど、薬って偉大だわ。一時間足らずで完全復活。すっきり。←と調子にのるとまずいのかも。

しかし在宅仕事。それでなくてもあんまり得意じゃない史実(アルジェリア戦争)の記述が、改行なしで続くんでペースダウンしているのよね。やばすぎ。ってことで、仕事しよ。

で、そういうときにかぎって、人のやってる(言ってる)ことが気になってくる。我ながらしょーがない性格だね。第一弾はパリ在住の元アナウンサーがウェブ上のエッセイで“fruits des bois”とは「木になるフルーツ」と記述していた件。ふと思ったのが、それってストロベリーもふくめて、ベリー類の赤いフルーツ全般を指すんじゃなかったっけ、と。それでなくても、ベリー系のフランス語での名称は昔から何度おぼえてもすぐ忘れるし、そもそも日本語と英語も頭のなかで混戦しているわたしは、英語を勉強しはじめたばかりの頃のフランス人の師匠(師匠はあたしにモノを教えてくれる人であって、逆はひじょうに居心地が悪かった。特に学校を卒業直後はね)に、フランボワーズって英語でなんだっけ、じゃあフレーズ・ドゥ・ボワは? というようなことをベリー系のフルーツすべてでやられて、あれ以来、苦手意識がつきまとうのよ。なんだかなあ。いや、人の発言が気になるくらいなら、さっさと調べて覚え直せよ>自分。とも思う。ストロベリーって木になるのかもしれないし。

気になる第二弾が、最近少しずつ読み進めている新潮文庫の『移動祝祭日』。これ、すごくおもしろいし、翻訳もすごくよくて(少なくとも……と似たようなジャンルの他社の文庫本を引きあいに出そうとして、そこまで人の訳にケチをつける気分でもないやと中断)、気持ちよく読めそうな一冊なのだけれど、冒頭でまずは引っかかっていったんストップ。カルチエ・ラタンというか、たしかこれだとパンテオンのすぐ横のあたりの描写のはずだけど「その道筋には薬草店、文房具店や新聞販売店、それに二流の助産婦の家やヴェルレーヌが息を引きとったホテルなどが並んでおり」とあって、二流の助産婦や新聞販売店といわれて、たとえ1920年代でもそういうものがあのあたりにあったのかしらと思わないでもないけれども、それはここではどうでもよくってですね、引っかかったのは「薬草店」。これは、フランス語ができる人なら見当がすぐにつくだろうけど、おそらくはエピシエだという気がする。だとすると、薬草店ってのは違うよね>と誰にともなく(笑)。つか、もしもまちがいなく薬草店で正確な訳語だとすると、南仏とかイタリアのフィレンツェとかだったらまだしも、そんなものがパリにあったんでしょうか。いや、これは本当に知らなくて、すなおに自問しているところです。うーん。まあ、パリ滞在歴が長かったとはいえ、アメリカ人の作家が英語で発表した作品ですから、そのへんの「表現の揺れ」もコミで楽しむのが粋ってことなのかもしれませんね。

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2009/09/14

手探り

ホントは昨日あたり、がーっと在宅仕事のペースをあげてゴール前ダッシュに入ろうと思っていたんだけど、やはり胃の調子がよろしくないので、ここで無理してもしょーがないとあきらめ、11時頃には就寝しました。最低ノルマのぶんしか進まなかったんで、訳了の予定日はぎりぎりの据え置きのまま。どっちにせよ、どこかで頑張らないと、推敲の時間がとれないからやばいっす。

で、今朝。目が覚めたときにみぞおちの「ちりちり」する感じがなかったんで、やったーと思ったものの、いざ起き出してみるとやはり胃のあたりが捻じれる感じで鈍痛はある。うー。胃薬なんて、よっぽど風邪とか薬負けしたとき以外(今回も薬が引き金だと思ってるけど)世話になったことないけど、近所の薬局でガスター10とか買ってこようかな。これだと仕事にならんもん。……という感じで手探り状態。でも、作業自体はわりと楽しくなってきたから、それが救い。

昨日は夏日だったせいか蝉が頑張って鳴いてたけど、今朝は鳥が鳴いてるだけ。あれ、なんの鳥だろう。ススピーと、ちょっとヒバリみたいな高めの声で鳴いてる。鳥の声、蝉の声、そこらに生えてる草花の名前。一昔前だったら「いつかそのうちわかるようになる」とか思ってたような雑学っぽいことが、結局いつまでたっても身につかない。クイズ的な豆知識から入っていく人も多いだろうけど、クイズ雑学のレベルで終わっちゃう人は個人的に苦手。雑学好きの相手としゃべっていて、こっちが素敵だと思える人とそうでない人って、いったいどこがちがうんだろうね。

読了本。
銀しゃり[文庫] (小学館文庫)
おもしろかった。鮨職人が主人公の時代小説。ストーリーもそうだけど文章が好き。いまの気分。やっぱり翻訳小説だとこうはいかないもんね。またしばらく時代小説を読んでみようかな。というか、これはわたしの場合は単なる邪念ってことになっちゃうけど、これから歴史物(というよりもフランスの時代小説)を訳すにあたっては、あるていど「いまの時代小説」の作法をきちんと身につけておかないとだめでしょう、やはり。某翻訳教室(わたしは行ったことがない)では、フランス語での娯楽小説(当時はおもにミステリを想定していたんだと思うけど)を訳すときの参考に「ガラスの仮面」、異国の歴史大河小説を訳すときの参考に「グイン・サーガ」を読むという話を先生がよくなさっていたとのことだけど、あれから十年以上が経ってみると、またちょっと日本の文芸事情もかわってきたんじゃないかな、とか。あ、これこそ邪念ですね。自分用のメモってことで。

『八朔の雪―みをつくし料理帖』もおもしろかった。

ってことで、上記の作家さんの本を何冊か追加で購入。あちこちに積んである山本周五郎や藤沢周平あたりも、余裕があればまたチャレンジしてみようかな。

ちはやふる 6 (Be・Loveコミックス)
最新刊。きりきりと脂がのってる印象。おもしろーい。「一生懸命って、言い訳がきかないからきつい」というようなせりふがあって。ホントにねえ。

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2009/09/10

気分は八合目

▼実質的には、もう九合目に差しかかっているけど、まだまだ気が抜けないって感じ。実際、粗訳があがってからが勝負ってこともあるわけだし……いやはや。あ、いまやってる訳出作業の進行状況メモでした。しかしどうやら、出版社のHPでは、刊行予定のアナウンスを出していただいてしまったらしく、本当に大丈夫なのかな~と、どうもわたくし、出てくる言葉がどもり気味だったり。や、あんまりひどい日本語訳だと申し訳ないしね……。

▼気持ちの余裕がないので、メールでの連絡その他、とどこおり気味です。いつものことですけど。しかし、体調がね。へたにひきこもり生活とかストレス慣れしているせいで、うっかりすると自分もまわりも、知らないうちに無理をしてそうで怖い。来月は健康診断、行くけどね。先代犬のもみじが癲癇発作を発症しちゃったとき、不規則な暮らしはほどほどにしようと反省して、いま一緒に暮らしているぼたんにはできるだけ規則正しい暮らしを(犬には)させるようにしているけど、油断するとすぐにずるずる……となるからなあ>自分。

▼というわけで、今月は宴会やらお茶会やらおしゃべりやら毒吐きやら、いろいろとお声がかかっていて、自分なりにどれもすごく楽しみにしていたのですが、ここで外出して変に調子を崩すと取りかえしがつかないってこともあり、当日になって「泣く泣くキャンセルのメールをいれる」ことが続いています。ごめんなさい>と誰にともなく。もうちょっと、生活の立て直しができたら、あらためて遊んでやってくださいませ。

▼で、遊ぶ話はもちろんだけど、仕事の話も。今年はなんとなくなりゆきで、通訳系のアルバイトは(五年ぶりくらいかな。こんなふうに「在宅優先」に舵を切ったのは)ほとんどおことわりすることになりそうです。そのぶん、まじめに(できるだけ)〆切は守るようにいたしますので、いい本の翻訳を継続的にやらせてください。ぜひ。>こちらを読んでいらっしゃる各社の担当編集の皆様へ。や、こんなふうに他力本願じゃなく、自分で「これは絶対にわたしが訳したい」ものを、積極的にあちこちに持ちこむべきなんだろうけどね。フランス語の出版翻訳の場合、ある程度は自分がやりたいものをやらせてもらえる……というか、早くそう言う身分になりたくて、今までほそぼそと頑張ってきたことですしね。はい。

▼いまやってるらしいリーズの国際コンクール。ウーセさんのところの合宿講習会で常連のイタリア人(※)のアレックスという子がファイナルに残っている……とCちゃんがメールで教えてくれた。それは嬉しい。というか、ウーセさんも自分がデビューするまえに受けたコンクールのはずだから(あれ、違ったっけ。エリザベートとこれだと思ったんだけど。記憶があやふや)、他のコンクール以上にきっと嬉しいだろうね。ウェブサイトを見てみたら、ゴルラッチ……彼って、まだ大きなタイトル持ってなかったんだっけ。変なの。まあ、それはそれとして、日本人の若手がたくさん行ってたのね。ほとんどが一次落ち。セミファイナルで全滅。いえ、コンクールはあくまで水物ですもの。今回落ちたからって、どうってことありません。で、もちろん私も日本人を応援してないわけじゃないですけど、そうは言っても、いまの若い子たちのピアノの弾き方って、なんでも達者には弾くけど、これっぽっちもおもしろいと思わないことがほとんどだから、全滅と聞いても実はちっとも驚いていなかったり。はい、しょせんは他人事だから、こんなふうに言えるんです。ごめんよ。
(※あとで訂正。コメントいただきました。イタリア人ではなくドイツ人とのこと。ごめん、あたしの勘違い>Cちゃん)

▼おっと、そうそう。フランス人でファイナル↑に残っているダヴィッドって子、あたしは面識もないし、人から特に個人的に話を聴いたこともないですが、知りあいのマネージャーさんのところに売り込み攻勢が(あちらの事務所からの)けっこうあったらしい。この子はルヴィエ/ポワソン(オディール)という、ある意味わたしが誰よりもよーく知っているラインで勉強したという経歴の持ち主。ふーん……つか、何かご存じでしたら教えてくださいと問い合わせてくださった該当マネージャーさんにさっさとメールしとこう。

▼お昼に気分転換をかねて、最寄り駅まで犬抜きで歩いてきた。書店で、ディアゴスティニのオペラ第一弾とやらをうっかり購入。カルメン特集で、ウィーン国立&カルロス・クライバー指揮のDVDつきで990円って、そりゃあ古い映像だとは思うけど、ノーカットで入っているなら買いでしょう。

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2009/09/08

空蝉

昨日、ベランダのすぐ前の植込みで、できたてほやほや(その前の夕方はなかったから)蝉の抜け殻を発見。こんな晩夏になっても、うっかり地面から出てきてしまう蝉がいるんだね。ってことは、あと何日かはまだ蝉の声が聞けるってことか。

今日は朝から、道路工事のドリルの音がよくきこえる。すごく近いと思ったら、なんのことはない。そういえばうちのマンションの玄関脇がまさに工事の最中だったっけ。ざわつくけど、それほど気にならないから、窓は開けたままにしておく。うるさければヘッドフォンでもすればいい……って、密閉型のヘッドフォンだから外の音も遮断できるけど、このところヘッドフォンをつけてる時間がだいぶ長くなってきた気がする。耳に悪そう。

わりと早く目が醒めたので、8時前にわんこの散歩。台風が近づいてきているようだから、下手すると午後には外に出られなくなる。ってことで、散歩のあとに朝餌を与えられ、わんこの一日はすでに半分以上が終わった模様。ソファの下にもぐりこんで熟睡中>犬。

もろもろの作業が遅れ気味。今日で少しは取り返せるかな。翻訳作業のほうは、改行がいっさいなしの真っ黒の原書ページがまだしばらくは続きそうなのを見て、いささかうんざり。うーむ。

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2009/09/04

ほろほろと

日が経っていく。
なんかこう、ともかく今をやり過ごす……みたいな生活が、いいのか悪いのか。

いちおう、抱えている本の訳了の日程が算出できたので、かなり余裕のある感じでそれを確定(目標)としてみた。あわよくば、少し早めに粗訳があがって、編集さんにお渡しするまえに全体をとおしてのトーンの調整くらいはできるかもと思っていたのだけれど、月がかわったところでいきなり「軽くリセット」がかかってしまい、ペースが落ちた。うーん、これは訳出する側の体調ってだけではなく、おそらく作家本人の「この作品を書いていたときの勢い」みたいなものが反映されているような気もする。とはいえ、こんなふうに言い訳しているひまがあれば、さっさと今日のぶんを訳してしまおう。

涼しくなって、いろいろと宴会やコンサートなどのイベントのお声がかかっていて、ふだんひきこもりで、人と口をきく機会も少ないわたしにはありがたいかぎり。なのだけれど、こういうスケジュールだと、どうしてもどうしても、外に出かけている余裕がない。現時点で、欠席(返事済み)が3件、保留が3件。時間の使い方がへただというだけじゃなく、体力がへたれているってのが問題なのかもしれない。いやはや。愚痴っているよりも、このへんで自分の優先順位をきっちりと見直すべきだね。それでなくても、シーズンのはじまる頃のアルバイトの依頼をこのところまとめておことわりしていて、お久しぶりだったりご新規のところからは、おそらくもう二度と話がこない。や、別にそれはかまわないんだけど、それならそれで、アルバイト収入にたよらないできちんと暮らしていけるように、生活の柱をどこに置くかを見直さないと。

自分の足元が気になってくると、読みたくなるのがこの本。
丸山真男 音楽の対話 (文春新書)

学生時代はフルトヴェングラーの『音と言葉 (新潮文庫)』あたりがいつも近くに置いてあって、頭がぼやけたときには必ず手が伸びたし、もっとやんちゃな気分のときはシューマンの『音楽と音楽家 (岩波文庫 青 502-1)』を斜めに読んでは、こんなふうにきまじめだから奏者としてはダメだったんだね~と笑いとばしたりしたものだけど。

丸山眞男のこの本は、聞き書きのかたちの本だということまで含めて、いまの私にとってかなり理想に近い音楽の啓蒙書となっています。知識人というもののあるべき姿というか、現時点の書き手で音楽のことをこれだけ説得力のある言葉で語れる人がただの一人も日本にいないというのが、まったく絶望的……いや、どこかにいらっしゃるのに原稿を発表していなかったり、あるいはその気になれば読めるのに私が勉強不足でそれを目にする機会がないだけなのかもしれないし、どっちにせよ、そもそもこんなことで絶望するのも私だけかもしれませんけど。

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2009/08/30

涼しくって

嬉しいなっと。
明け方、あまりの快適さに心身が♪るん(笑)となり、キーボードを打つのがフィジカルな意味で楽しいっと思え、もしやこれは睡眠不足ハイとか、薬(ベタセレミン)のせい? とかつぶやいてたんだけど、涼しいからなのね。

あんまり意識はしてなかったけど、やはり夏の暑いときの在宅は苦しかったのか>自分。だから今まであんなに効率があがらなかったのね~と解釈するのは、我ながら調子がよすぎだけど。

朝の5時に蝉が鳴きだし、その15分後には「?」という感じに黙りこんでいた。涼しくて蝉もどうやら勝手が違ったか。台風が近づいてきているってのもあるんでしょうか。

徹夜なんてゴメンこうむる……とぼやきながら、6時前に就寝。こんなふうに生活リズムが崩れちゃったのも、夜中過ぎまで暑すぎて、エンジンがかかるも何もアナタ、と文句を言う気力さえも出てこなかった猛暑のせいでおわす。このところ、3、4時間刻みで1日2回睡眠と、あまり健康によくなさそうな(でも、眠いときに寝るってすごく快適。夜9時前後から仮眠して、夜中から明け方までまた起きてるのって)ことをなんとなくしちゃったけど、これで平常運転に戻せるかしら。

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2009/08/28

日記0827

▼期日前投票をすませてくる。会場はかなり混んでいた。もちろん、本番の日にくらべると、用紙のチェックや投票箱のまえでの監視員など、レーンを一列にしぼって、混雑への対応は二の次ということなんだろうけど。会場で最初に受ける「用紙のチェック」を一人でやっていた係員のおにーちゃんが、妙に必死の様相で、はいありがとうございます、と返そうとしたところで「あ、すみません、ちょっと待って」と用紙を見直したりして、こっちまで何か不備があったのかとドキドキしちゃったよ(苦笑)。まあ、あの時点での用紙チェックは、かなり厳密にやったほうがいいとは思う。前回の期日前投票の時は、あまりにチェックがゆるくて、これだと「用紙を盗んでなりすまし投票」なんて、簡単にできちゃいそうだよな、とかこっそり呟いていましたもん。

▼抗アレルギー薬。夜の服用ということで一週間ぶんだけ出されたベタセレミン。これ、眠気がすごい。こんなもの、在宅仕事の人間に出すなよっ!(怒) と思ったけど、薬局で出された説明書を見ると、ちゃんと「主治医の指示なしに服用を中止しないでください」とある。しかし、こんなものを飲んだ日には(今日だよっ)、食後に何も作業ができねーやい。

▼耳鼻科の待合室で、今週から学校がはじまって……という小学生のお母さんの話をきいて事情がのみこめたけど、ゆとり教育からのリターン(?)ということで、今年は都内では足立区と練馬区だけ、二学期がはじまるのが早くなったんだったのだそうな。そんなことなら、土日の休みを隔週に戻すとか、そういうかたちで調整してあげればいいのに……でもまあ、土曜日の休みはいまさらキャンセルできないことになっているのかしら。いまどきの小学生も、大変そう。

▼日記に書きとめておきたいこまごましたことはいっぱいあるけど、ちょいとあれこれと切羽詰まってきているので、続きはまた。

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2009/08/27

びびり~ぬ

ひきこもっているわりに、鼻炎と夏バテで三日ほど調子を落としている。反省。急いで復活しないと、いまやってる訳出仕事のゴールがとおのく。というか、今回はいろんなキャンペーンの都合上、ゴールがとおのくというのは、出版のスケジュールをつぎの月にまわしてもらえばいいとか、そういうなまやさしいレベルではなく、即「落とした」ということになるという自覚はあるので、頑張ります。つか、繰り返しになっちゃうけど、在宅仕事は本当に体力がモノを言うと実感。あーあ。

一昨日だったか、朝起きて体重計にのったら「ぎえ!」という数字が表示され、まあそれでも人生最大の危機の記録にはまだちょっと余裕があるけど、それにしても……ということで二日間ほど、無茶食いを控えたら、それだけで少しだけど減った。や、こんなふうに、ほんのちょっとした数字の増減であれこれ騒ぐよりも、きちんと継続的に体のメンテナンスをしろよ……とは自分でも思います。

さて。起床して、お風呂でも入って頭をすっきりさせるか~というタイミングで、ぴんぽーんと玄関の呼び鈴の音。いまちょうど、誕生月をまえにして、保険会社のセールスがものすごく鬱陶しいことになっているので、悪いと思いつつ居留守を使いまくりなのだけれど、今朝はヤクルト(だったか)のキャンペーン。乳製品はがん(乳癌系はとくに)の発生や進行とかかわっている可能性がある、という説をとなえた本を読んで以来、それほど意識しているわけではないけど、牛乳の消費はだいぶ控えめになっている我が家。でも、チーズやヨーグルトといった発酵食品は基本的に大好きなのよね。ということで、キャンペーンで配っている試供品をありがたくいただくことに。

玄関で応対していたら、廊下の奥から「ぐほっ、ぐほっ」と、喉で吠える犬の声。マンションではあんまり吠える犬は保健所だよっ!という身も蓋もないしつけをされているぼたんは、理性が効いているときはこうやって、申しわけなさそうに吠える(笑)。朝早くから申しわけありません、と恐縮しながら営業の女性が帰っていき、居間に戻ってくると、ソファの下から黒い犬のお尻だけが外にのぞいていた。これぞ、びびり~ぬ。

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2009/08/24

日記0823

子どもたちの夏休み終盤ということで、地元の学校の校庭で盆踊りだの、駅前の空き地で縁日だのと、夏らしいイベントが目白押し。残念ながら、暑さにまけて頭がとろけていたらしく、イベントが今日だったことをすべて忘れ、楽しみにしていた「露店での買い食い」もお預けとなった。ま、神社でのお会式だの、いろんな催しはこれから秋にかけてもあるだろうから、またの機会に。

かわりに、このところ眺めている本を二冊。
おいしそうなものが出てくる物語や映画は大好き。

バルサの食卓 (新潮文庫)
「精霊」シリーズにかぎらず、他の上橋菜穂子作品にも登場するような料理をレシピつき写真&エッセイで見ることができる。おいしそうなのはもちろんなのだけれど、ファンタジー作品で登場人物が食事をする場面って、たいていは冒険のあいまにほっとさせるというか、鮮やかな描写と彩りに満ちていて、文章で読むだけでもわくわくする。で、実際にレシピが掲載されている料理は、おもに鍋とか焼き物系のソウルフード。素朴でとくに子どもが好きそうなものばかり。

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
なんとなく、料理が出てくる時代小説が読みたくなって手に取った一冊。まだ読みかけ。うーん、料理の描写はともかくとして、時代小説としては人物設定とか、ふつうの筋運び&文章自体が、いまどきの娯楽小説っぽすぎるというか、私の好みとしてはじゃっかん……なんというのか、ちゃかちゃかとうるさい。けど、それはそれで、好みの問題。これがかえって好きだという人も多いでしょうね。

ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた [DVD]
これはDVD。パイはアメリカ風フルカラー!という連続。こういう映画が好きなこのごろ。

そうそう、録画して見ている「ロー&オーダー」とか「デクスター」でも、アメリカの警官とドーナツって、やはり切っても切れないのねえ、と。おいしそうに食べてるんだな、これが。ああ、キーラ・セジウィックの「クローザー」での甘いものでストレス発散とか、ホリー・ハンターの「セーヴィング・グレイス」でのビールをラッパ飲みとか、あれも見ていてつい、同じようなものがほしくなる(笑)。おいしそうに食べたり飲んだりしてみせる女優さんって、いいよね。テレビシリーズだと最近ほかにどんなものが印象に残ってたっけ……。「ダメージ」のグレン・クロースとか、ワインを飲んでる場面はあった気がするけど、食事はどうだったかなあ。そういう連想でいくと、、『ショコラ』や『シェフと素顔と、おいしい時間』とか、最近だと『Paris』でも料理とからむおいしそうな場面をたくさん演じているはずなのに、どの食事シーンも個人的には全然お呼びじゃないジュリエット・ビノシュ。ダメなのよね、あの女優さん、いい映画にたくさん出ているし、魅力的な女性だとは思うけれど、スクリーンからわたしの心の琴線にはほとんど触れてこない。ま、ともかく。

そういえば、7月に映画館で見た『扉をたたく人』も、主人公の大学教授がいつも赤ワインのボトルを片手に持っているという印象(や、別に酔っぱらっている場面があるというわけではなく、単においしいワインが好きなキャラってことなんだろう)で、しかもストーリー半ばで登場する美しい女性がつくってくれる家庭料理がめちゃくちゃおいしそうだったっけ。

▼体調がいまいちなので零時前には就寝。睡眠をたっぷりとって、明日からまた出直し。

▼作業ペース。
エンジンはかかってきたから、あとは途中でバテないようにして、さらにペースをあげていくこと。やれやれ。あとしばらく進行を見ないと安心はできない(すみません>と誰にともなく)。残りページを日割りにして、あまり遅れないようにゴールするのって、無理じゃないけど、まだまだきついよなあ、とぶつぶつ呟いています。しかし、もしもこれをクリアできたら、今度こそ……。ギブミーやる気が出るおしごと←ことがここにいたっても、まだ他力本願が抜けない。いや、このあとも来年いっぱいくらいは不自由しない程度の「お話」はいただいているけれど、それはそれとして、いまやってるような同時代の気鋭作家の翻訳を今後は何がなんでも、きちんと継続的につづけていかねば、と思っているのでした。

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2009/08/22

日によって

同じ残暑でも、暑かったり少し涼しかったり、夜中になっても体力的に「あら」というほど楽だったり、そうでなかったりするわけで、それはたぶん、気温だけではなく湿気とか気圧とか、さらにそこに自分の体調とか気分とか、いろんな要素がからんでくるんだろうね。

昼間の酷暑にくわえ、ぼたんの発情期ってこともあるんで、散歩はこのところ夜遅くになりがち。早くても午後7時とか。そうなると、日によって「夜の蝉」の鳴き方の勢いの度合いもあって、これまたその日が暑かったからとか、そういうのとはさしてダイレクトに関係ないような印象も。いずれにせよ、蝉にとっても夏はもう終盤だろうしね。

同じマンションで、いつもうちのベランダのまえをひゃんひゃん!悲鳴(たぶん嬉しいから)あげながら走っていくミニシュナの飼い主さんである男性が、今日は夕方に釣りの道具を抱えて駐車場のほうまで歩いていった。家族そろっての夏休みもたぶん終盤。ここしばらく朝の散歩の気配が(ひゃんひゃん!って悲鳴が)なかったから、家族そろって旅行にでかけたりしてるんだろうなあ、と思ってたけど、今日はお父さん一人で、犬も連れずに近場に車で釣りって感じ。

ひきこもりモードがどうにか定着すると、どうしてこのペースを日頃からもっと……とかなんとか、いつも思うんだよね。まあ、まっしぐらに同じことだけに邁進して、あとのことはすべて放置というスタイルは、せいぜい2週間くらいしかもたないってことなんだけど、いつも「モードの切り替え」にあんなに苦労するくらいなら、いっそのこと同じモードでギアだけ少し切り替えて暮らしていくほうが楽だし、自己満足度も高いだろうし、人にも(この仕事の関係のかたたち)喜んでいただけるんだから……とか頭のなかでぐるぐるとetc...

こういうふうに、世間的にいうところの「不義理」をしっぱなしでこもっていると、逆に「やりたいこと」があるなら先延ばしにしないですぐに実行するべきだとか、あるいは「逢いたい人」がいるなら、口先だけで「そのうち」とか言ってないで会いに行くべきだとか、そういう実行への意欲がむくむくと湧いてきたりもするわけで。なんなんだろうね、まったく。

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2009/08/21

お願いだから

暑いのはもう勘弁してほしいの。

外出したり、体力作りの運動とかする余裕があるときなら、夏の暑さを楽しむ余裕もあるかもしれない。が、座ってぼーっとしてなきゃいけないとなると、昼下がりには暑さが体内にこもり出して、それだけでもう息も絶え絶えになるのよ。一日バテると、翌日がまたきつい……ああ、いかん、ブログに愚痴を書くなんて世も末だわ、やめておこう。

とはいえ、昨日は寝たのがほとんど朝方だったのに、しっかり8時には目が覚めてしまって悲しかった。日中の蝉の鳴き声も異様に盛りあがって、うるさかったな-。

それにくらべると、今日はまだ涼しくてホッとします。気象庁が一昨日あたりに「来週からいきなり気温が下がるので、健康管理には気をつけましょう」と注意報らしきものを発令したとのこと。うーん、涼しいのは歓迎だけど、それでまたバテるのもイヤ。そういえば、このところ毎年、鼻炎の薬の服用をはじめるのが9月くらいにじゃなかったっけ。いまのところ、呼吸はそれほど苦しくなってないけど、それもあと少しのことなのか。

■家事雑用その他
この時期にそんなことを告白するのは恥と思いつつ、春から夏への衣替えのついでに、何年も着てない服をどんどんとビニール袋につっこんで、端から処分しているところ。しかし、捨てても捨ててもすっきりしない。どれほどモノを溜め込んでるんだ>自分。

これから秋にかけて、手もとにきているコンサートチケットの日程をきちんとカレンダーに書き写しておくこと。やっておかないと絶対に忘れる。や、忘れてなかったけど行かないってのも多いけど。

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2009/08/20

そろそろ

体力が乏しい……。日頃の運動不足のツケがきてるね。ちぇっ。

▼ストレス解消にお菓子や脂っこいものを食いまくっているせいで、当然ながらデブまっしぐら。しかも、就寝時間がずれこんできているので、さっき鏡を見たら目の下にクマが。こんなもん、できたの何年ぶりだろう。

▼歯科に春先に通っていたとき、一本が二十万だかの歯を一気に「数本やりなおしましょう」と言われて、誰にモノを言っているんだ(そんな経済的余裕がありそうに見えたのか。まさか)とむかついたけど、さすがに歯医者を変えることを考えたほうがいいのかなあ。それでなくても、歯医者ぎらいなのに。かみ合わせが悪いからということで、あちこち歯を削って調整してくれたのはいいけど、なんとなく唇の内側を噛んでしまう(痛いほどではない)ことが増えた。そういうことになったら、また調整するか、本格的に治療しないと……と言ってたけど、最新の歯科事情によると、そもそも「歯を削ってかみ合わせを調整」という技術自体、いちおうは新しい技術を謳ってはいるけれど、あっというまに流行遅れになりつつあるという話も聞いた。あーあ。

▼在宅メインの生活で、しかも切羽詰まってきたせいで、自動的に外回りのアルバイトや、実務系の翻訳(すぐにお金になる)をすべておことわりする状況が続いている。まあ、いいんだけど。malgres moiという言い方もあるが、わたしの場合は「心ならずも」も「自分が欲して」も、帰するところは一緒だったりする。これで仕事や生活の方針とか、暮らし向きが決定されるなら、それはそれでありってことか。せめて、今後のスケジュールは、もっときちんと組めるようにしたい(涙)。よろしくお願いしておこう>他力本願。

▼仕事のすきまにDVDやドラマの録画を見まくり。もともと、楽器をさらうときでも、たいがいはまわりにテレビなどのノイズがあるほうが、無心にさらえたほうだ。いや、もちろん半ば機械的な練習ってことかもしれないけど。まあ、あれはあれである種のイメージトレーニングだったのか。耳の集中力なんて、せいぜい15分くらいしか継続できないもんだし。原稿を書くときの集中力も、ある意味では似たようなものなのかもしれない。集中力というよりは、筋力やイメトレに近いような気もするし。

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2009/08/14

熱暑

まあ、涼しいなら涼しいで何かしら文句を言ってる暮らしぶりですからね。とはいえ、昨日からの猛暑はこたえてます。昼間は建物(マンション)自体がまだわりと冷えていたから、室内にいるぶんにはまだ涼しかったんだけどね。

★「某あ。」さんからsuggestionいただいた音盤。
ブラームス:交響曲第4番
ああ、こういうものを夏に聴くのっていいですね。スコアをどこかに持っていた気がするので掘り起こしてこよう。いや、持ってなかったかな。実家の屋根裏に置かせてもらったままかもしれない。ピアノ弾きをリタイアすると決めたときに、楽譜も楽器も音盤も処分するとかしないとかで少しもめたけど(親がかりでの30年ちょいのの人生を思えば、あたりまえか)、結局は自分たちの生活スペースをかなり犠牲にして、できるだけのものを保管してくれている両親に感謝。おっと、すみません、話がずれてる。

★総譜で思いだしたが、夏休み前半をフランスで過ごして帰ってきた友人によると、CNSMの伴奏科(アレンジなども含めてのスコアリーディングがメインの伴奏法)のクラスの某教授が、定年まであと数年を残して退職してしまうとのこと。変わり者だけれど天才肌(まあ技術や知識偏重だと思うが)とはああいう人のことだと尊敬していたので、なんのかかわりもないわたしでさえ「あら、残念」と思ってしまう。しかもあとを引き継ぐことになったのが「えっ!?」という若手。いや、かわいがられていたという話だから、もしかするとドロドロといろいろあったのかもしれないが、そうなるのが自然な流れではあるんだろう。うーん、どっちにせよピアノ科の教授とかアシスタントは彼には絶対に無理というか、向いてないと(勝手ながら)思うから、適材適所ってことなのかなあ。一昨年だったか、どうしても趣味があわず、前半だけで逃げ帰ってきたサントリーでの悪夢がよみがえる……。

★ブラームスに話を戻そう。
交響曲、せっかくだからハーディング盤やサイモン・ラトル盤も夏のうちに聴いてみよう。しかし、そうなるとオーディオ機器がねえ。オーケストラ曲しかもブラームスとなると、もっといいセットで聴きたくなる。ヘッドフォンも愛用のaudio-technica ポータブルヘッドホン(ブラック) ATH-ES7-BKで、ふだんは何も不満がないけれど、こういう曲になると密閉型よりは開放型でないとダメかしらとか、いやそういうことではなく、そもそもヘッドフォンで音盤を聴くこと自体が……とかぶつくさ言ってます。

★で、くやしいことに、仕事のペースは思ったよりもあがらず。下手すると「ちんたらモード」と当初から言っていて、そのわりにスタートからしばらく、毎日そのペースをさらに「ギアを落とした状態」でずっときて、しかも他の雑用を入れたりしてペースを完全に中断させることさえもあったわけですが、もしかするとその「ちんたら」が今回のテキスト訳出の適性ペースなのかもしれない(汗)。だとすると……うー。いや、物語の流れがよくなれば、ペースが2倍→3倍→4倍となるのが定番です。だから、やるしかないね。だが、在宅仕事は何よりも体力勝負だということ、今回も痛感しております。今度こそ、生活を見直さないと。

★海老沢泰久氏の訃報。スポーツ小説を読まないので、わたしにとっては『美味礼賛』がともかく燦然と輝く一冊。ほかの本は「いつかそのうち」と思っておりました。合掌。

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2009/08/04

冷夏

この夏は去年に比べれば涼しい、という話。
確かに、梅雨明けはまだかという時期に何度か熱帯夜らしきものがあって、そのときだけエアコンを稼働させたが、その後はどうにか「玄関と窓をあけて部屋の風通しをよくする」「扇風機をフル稼働」でしのげている。

とはいえ、もともと体力がない人間にしてみれば、すでに夏バテ到来。食欲が落ちるということは(意地汚いので)それほどないようだが、食べるとそれだけで体力を使うのか、食べ終わるとすぐさまぐったりとなってそのまま就寝……や、これは夏バテというよりも単に・以下略。お昼だろうが朝だろうが、食べると眠くなるっての、なんでしょうねえ。このところ、我慢せずに30分単位ならまあいいやとばかりに、相似形でヘソ天する犬と並んでソファで寝ちゃってますけど(笑)。

せめて、ジャンクでもいいから「食べたいものを食べてエネルギー補給」しようと、鮮魚や肉をどんどん買ってきて、そうすると夏場はやはり「酢飯をあわせて寿司っぽいもの」「うっかり50円の捨て値パックにぎゅうぎゅう詰めの真アジ(小魚)を買ってしまって揚げ物三昧」「さらにヤケになって、豚肉や鶏肉をセールで買ってきてトンカツや唐揚げにして毎日食らう」ということになるようで、体重計の電池が切れたのをいいことに、1、2週間ほど計測をさぼって「ヤバいかも」と思っていたら案の定。いやはや、人生でもう二度とこの大台に乗るまいと決意した(いや、最大の危機だったときに比べるとそれでも3キロ減の大台ですが)数字に針が振れてギョッとしました。まあ、いま抱えている翻訳が一段落するまでは、多少の体重の増減はしかたないとあきらめてはいますがね。せめてジムに通ったり、市民プールで泳ぐとかすればいいんだろうか。

インターネット万歳ということですが、渡欧中の友人たちが「こっちは湿気がないぶん過ごしやすく、風光明媚な夏を満喫……」などという暑中見舞いメールを送ってくれます。へへ、今年の東京はいまんとこ涼しいもんね。あとは心を入れ替えて在宅仕事をきちんとしたリズムでこなせるようになれば、わたしだって日本の夏を満喫しちゃる。と、変なところで対抗意識を燃やしたり。

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2009/08/01

本気といっても

▼本格稼働を決意。
ということで歯を食いしばっております。
いまさら口が裂けてもダメとかイマイチとか言えない状況。
いやはや……。

▼で、一昨日だかTO DOでメモった請求書。プリンタを立ちあげる手間が惜しくていまだに作成してません。というか、仕事部屋でのこまかいやりくり、どうにかして見直さないとなあ。いらないあれとかこれをポイしたりとか。ふーむ。

▼とりあえず、いままで中途半端にバタバタして遅れていた(そろそろ督促状がきてもおかしくない)税金関係のあれこれをまとめて払ってきました。総額で数十万。去年、たまたま印税の振込のタイミングがかぶってしまって、一見したところでの収入が微妙に増えて(どっちにせよ、同世代の平均的な会社勤務の人がもらっているという額面の半分もいかないという気が)くれやがったせいで、払わなきゃいけないものも一律に、おそらくはギリギリのところでランクアップしてしまった模様。もう来年までまとまった収入はいっさい見込めないというのに、大丈夫だろうか。不安。

▼郵便受けに入っていたもの。ご恵贈ありがとうございます。
通訳・翻訳キャリアガイド2010

▼指揮者の若杉弘さんの訃報にあわせて、江川紹子さんが2007年におこなったというインタビュー(テープ起こししたものを編集なしで全文掲載)をサイトに公開しています。音楽の友に掲載されたインタビュー記事は、ここ数年でわたしが読む機会があった音楽関係の記事のなかで、とくに印象に残ったものの一つです。

オペラを愛しぬいて~若杉弘氏のご逝去を悼む

わたし自身はまったく接点がなく、ただ通訳する機会のあったフランス人の音楽家から、その音楽性やお人柄、尊敬すべき知識人でいらしたこと、またそのことをよく伝えるエピソードの数々を披露していただいたことがたびたびあり、また、アドレスをなくしてしまったので連絡先をしらべてほしいとたのまれたこともありました。合掌。

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2009/07/28

体勢を立て直し

このところを振り返ってみると、毎日よくもまあ、くだらない「脳みそ垂れながし」の記述を書きつけてたなあ、と。早くも思考回路が夏バテしていたということなのかもしれません。

で、心機一転。はい。今度こそ。

大阪日帰りの疲労で、いまだに腹筋がくたびれきっているというのがナンですが。いまさらながら(この歳で・以下略)いろんな意味で、もうちょっとマシな人間にわたしはなりたい。生まれ変わっても「頭のいい人間」にはなれそうにないけど、せめてあと少し……うーん。脳内イメージの自分自身を、見かけというよりは精神的にスリム化&余計なものをそぎ落とし、ともかくこのさき生きていくうえでの有無を言わさぬパワーがほしいの。おっと、こんなことを独り言っぽくつぶやいている時点で、すでにちょっと微妙、ですが。

訳稿の追いこみをかけられ、とりあえずは逃げも隠れも(気分はすでに逃げ腰)いたしませんと、カラ元気でメールを返したら、そんなことより(というニュアンス)訳了予定はいつですかと、こちらの気配を察したらしく、有能な担当者から即行で返信が戻ってきました。ハラハラさせてしまって本当にすみません。これだけ惚れこんでいる本ですし、泣いても笑っても、お盆の頃には具体的な日程が見えてくると思いますので、たいへん申しわけありませんが、いますこしお待ちください。>と誰にともなく。

■くたびれたのと悪天候のせいで、昨日は犬の散歩をさぼってしまった。ごめん>ぼたん。でもって、買い物にも行けず、そのせいでわんこの餌のトッピング用のレバー缶を切らせちゃった。ゆえに、昨夜と今朝は「トッピングなしのかりかりフードのみ」の給餌。大喜びでうつわに鼻を突っこみ、その瞬間に「?」という顔をしてこっちを見あげるぼたんの顔がなんとなく怒っているように見える……。

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2009/07/27

梅田で

昨日は大阪日帰り。行ってよかった。
いい演奏を聴けました。

気分的には前半だけ聴いて、そのまま東京へとんぼ返りするつもりだったんだけど、会場でお嬢ちゃんとマネージャーさんに声をかけてしまったこともあり、また演奏自体も(本人的にはスタンウェイが弾きにくいとか、音響がデッドでとかいろいろ言ってたけど)とてもよかったので、いちおう楽屋へ顔を出したらそのままなんとなく引きとめられ、終演後にお茶だけつきあって、まあ名残惜しくはあったけれども、あっさりと切り上げてきました。わたしとしてはもうこれで心残りはないかな。

今後お世話になるはずの事務所の社長さんが、いいかたちのつきあいになるようにということか、しきりとご一緒したがっていたようです。仕事は仕事と割り切った関係でビジネスライクにつきあっていくのか、それとも同じビジネスライクでも、芸能事務所としての強気な営業で売りこんでくれるのか。まあ、それはなさそうだな。どこかでプレゼンしなおしたほうがいいかもとおっしゃっていたけど、あの調子だと事務所で単独に招聘するのはかなりさきのことになりそうだね。ま、あたしが文句を言う筋合いでもなし。昔気質のマネージャー社長さん、なかなかいい人で……うーん。まあいいや。すでに他人事。いずれにせよ、うまくいくといいね。

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2009/07/26

目が覚めてみたら頭のなかをコンチェルトの二楽章のC-dur再現部から終楽章のEs-durへと転じていくあたりが流れていた。というか、やはりあの音が耳元をついて離れない。

幸い、天気は西日本まで含めて今日いっぱい快晴のようだ。大阪は夕方六時以降は降雨確率が60パーセントとなっていたけど。うーん、ホントにどうするかはお風呂に入って少しすっきりしてから考えよう。

しかし、前回に大阪から日帰りだなどとバカなことしたのっていつのことだろう。メルレの通訳にいったのは大阪じゃなく、名古屋だったしね。ピアノを選びに行ったのは、大阪よりもずっと手前の浜松までだし。ああそうか、もう下手すると15年くらいまえ、テオがきたときに、パリで同門だった智ちゃんといっしょに大阪まで行って、梅田の地下でお好み焼きをおごってもらって海遊館で遊んで帰ってきたんだっけ。あの日は帰京して「くたびれていた」という記憶がまったくない。若かったんだね(笑)。

※で、この追記をいれている現在時刻は午前9時過ぎ。
お風呂と洗髪で気分はすっきり。自分のバカさ加減にげんなりしながらも、大阪まで行って帰ってくる気満々です。ここ読んでる人で、今夜(午後9時とか10時くらいには)よれよれと帰京してくるはずのわたしと、品川とか高田馬場あたりでビール(最近はロックのズブロッカだったら翌日にまったく残らないことを発見してそればかりだけどさ)の一杯くらいならつきあってやってもいいよ、という奇特なかたがいらしたら、お気軽に(一行メールかPHSで)声をかけてみてねん。←と言いつつ、そういうのにつきあってくれそうな気心の知れた連中の八割以上はすでに夏休みで渡欧ずみであった、と寂しく思いだし。あーあ。

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2009/07/25

通常業務

本日より復帰。
といっても、バタバタしていたのはせいぜい数日。
おかげでいろいろと吹っ切れた……気もするので、心機一転でいきたいね。

まずはモノが増えすぎてきた部屋を少しはすっきりさせねば。
今日は暑くなりそうだから、洗濯機もまわそうか。

▼外に出ると、歩数計があっというまに一万歩超をカウント。
鎌倉へ行った日は、雨で足もとが不安定ということもあり、徒歩は少なめにしたつもりだけど、それでも二万歩を軽く超えました。めったに歩かない生活をしているので、翌日からふくらはぎが痛む。隙間時間に甘いものを食べまくったり、食事も外食で脂っこいものが続き、そのまえからのストレスもあったのか、数年ぶりに顎まわりに吹き出物が勃発。ありゃりゃ。何かあわない化粧品でもあったかな。それと、ちょうど太りやすい時期に重なっているということもあって、体重計に載るのが怖い。←電池が切れたのをいいことに、ここ数日は体重を未計測。

▼お財布事情を考え、今期はバーゲンにも参戦せず。いちばんほしいのは靴。それと夏用の仕事着(外出仕様)がほしいのだけれど、今期はパス。かわりにTシャツ用(ひびかない系)の下着を2~3セット、若い子向きの専門店で安く購入。まあ、安いと言ってもバーゲン割引はイマイチだったけどさ。それと、ユニクロで同じく部屋着用にロングTシャツとか、ブラトップとかを数枚。ほかにも何やらこまごまと買ったっけ。

▼アニック・グタールのUn Matin d'Orage。日本の庭園をイメージして調香したというフレグランス。メインのノートはガルデニア(クチナシ)ただし、クチュリエ系のブランドから出ている既存のガルデニアの香りとくらべると、かなりしっとりめ&控えめ。いままでに店頭でムエットをもらったときは、香りが飛びやすいかと思ったのですが、実際に肌にのせてみると、至近距離でのラストノートはかなりの長時間きちんと残るようです。いままでつかっているアニックのほかの香りは、日常的に使いたいというほどには馴染めずに(それはそれで好き)いましたが、この香りにかぎっては、惜しげなく24時間まとっていたい。と思うくらい気に入りました。しばらくはどこへ行くのもこの香りと一緒、ということになりそうです。

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2009/07/24

鎌倉

昨日は午前11時に仲良し親子をホテルでピックアップし、そのまま横須賀線で鎌倉へ。

徒歩とタクシーと江ノ電を駆使して、観光用の店が並んだ街道を行き来しつつ、鶴岡八幡宮にはじまり大仏や長谷寺まで足を伸ばし、お昼ご飯だけ、ご一緒してくれてたマネージャーさんが(結婚前に旦那様とよく鎌倉でデートしていたそうな)よく行くという焼き鳥屋がしまっていて適当に入った店が、わりと適当な料理だったけど、まあそういうのも含めて、若い子向けの店を見かけると突進していくお嬢ちゃんといっしょになってはしゃいでいるパパを眺めるのも楽しかったしね。予想外に楽しい半日を過ごさせていただきました。

雨に濡れる緑なす寺院の風情も最高だったし。

東京のホテルに戻ったのが夕方5時すぎだったかな。8時に1件、人と会ってもらう手配をしていたので、それまで近くのカフェに陣取って手持ちの本を何冊か読破。3時間単位で予定をこなしていく巨匠はそのあいだに、ちょうどいい感じに練習ができたらしいし。

用事が終わってみるとすでに時刻は10時近く。神楽坂で別口の友人と「サシで飲もう」と約束していたので、そのまま現地へ直行。ついてみたら十時半になってしまっていたのでショットバーしか入れなかったけど、終電まぎわまでカウンター席にとまって二人で飲む。つらつらと、いろんな話。最後の十分でやけに濃密な空気になった。まあ、人生いろいろ。つか、いまのわたしの気分として、艶っぽい話はわりとウェルカム。本人たちは苦しいから誰かに話したいってことなんだろうけど、聞いてるほうは理屈抜きで気持ちが潤う(というと無責任に過ぎるのか)。いや、考えてみると、やけに多いなあ、その手の話。おたがいに「話せる相手がいない」のがしんどいんだよね、と。うーむー。すみません、書いてる本人以外にはおそらく意味不明の日記でした。

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2009/07/22

あてがはずれた一日

まあ、いいんだけどさ。
厳密にいうと、何をあてこんでいたわけでもない。
半年ぶり以上の再会。
あっちはすごく元気そうだったし、今後のこともかなりやる気のようであった。新しい事務所との契約・拘束もあるから……とやけに嬉しそうに言っていたし(ちょっとムカつき。なんでだろう)。こっちは細かいことを話す気を喪失したので、じゃあそういう話はまた明日ね、ときりあげ。

夜も一緒に食べようとは言われていたものの、あんまり気が進まなかったから、誰か別口でつきあってくれる人がいればパスしようと思ったが、すべて振られる。ちぇ。へこむなあ。

しかたなく……というにはあまりに高級なディナーでした。
丸ビル36Fのモナリザで夕食。ごちそうさまでした。

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梅雨は

まだ明けてないんだっけ、梅雨@関東地方。
都心で日食を見られるかと思ってたんだけど、この天気ではねえ。
しとしとと、かなりの雨量のようです。

昨日、髪の毛をさらにすっきりとカットしてきました。ウェーブが復活してきたせいでうっとうしいから、思い切り量を減らしてもらいたいのよ……と担当の美容師さんにお願いしたところ、鏡の前で頭をひねって検討すること数分。本来の癖っ毛が出てきてしまっているから、これはカットすればするほど「横方向にボリュームアップ」つまり富士山みたいなふくらみ方をするから、すっきりさせるのはむずかしいですよ、と。いっそのこと、ストレート(縮毛矯正)をいますぐやり直して、そのうえでカットしたほうが無難。

ということで、椅子に座って四時間半、辛抱して来ました。ストレートにすると、かえって髪がぺったんこになって、ショートにしてもつまらないのよね~と、美容師さんとふたりでボヤきながら、でもまあ今日みたいな湿気の多い日には「やっぱりすっきりさせてよかったな」と痛感いたしますね。

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2009/07/19

雷雨の朝

先日ひとに会った件。いったい何年ぶりになりますかねえ、という定番の話にはじまり、Sティエ音楽工房の解散が(この「解散」ということばにも独特の力があるなあ)2001年の決算期つまり3月だったから……と逆算。やはりほぼ十年ぶりになりますか。思い起こせば、その時点ですでにわたしは自主のリサイタルを続けていく意欲を喪失していたってことになるわけよね。音楽事務所というもの自体に、あまり関わりたくないとか。すでに音大や知りあいの音大教授とのしがらみにもうんざりしていた時期だった。そのすぐあと、さすがにそのまま無気力でいくのはマズイだろうということで、いくつかの音楽事務所やマネージャーさんとコンタクトをとったものの、「一人でやってます」というこぢんまりとしたところとならまあ何かするのもおもしろいかも……とは思ったけど、ある程度以上の規模の事務所の人たちとは、クチをきくだけでもこっちの意欲がそがれるというか……(汗)。まあ、それはともかく。

もちろん、こっちは味も素っ気もなく「数年前に思うところあって、演奏活動は辞めました」と報告しただけだけど。で、最近ぽちぽちと思っているようなことを、ちっちゃなイタリアンの定食(美味しかった)をつつきながらつぶやいて。気にかかっていたいろんな人たちの近況が聞けたのは嬉しかったな。あちらが昔から「なんとなくフランス系のアーティスト好き」だという印象があったのは、そういう事情があったからなのね……という意外なプライベートをいまさらながらもいろいろ教えてもらったり。いまの事務所だと、担当させられるのはみごとにウィーン系の連中ばかりだというので、あら、そういうことならいくらでも、フランスのよさげな連中をご紹介しますよ、とか(笑)。担当してもらっていた頃から、彼がもともとは「映画人(評論)志望」で、ジャズやシャンソン好きが転じて古楽のマネージメントもやっていて、しかもどういうたぐいの本格派が好みであるかとか、こっちはそれなりにわかっていたわけだし、逆にそういうマネージャーさんがじつはわたしにとって「好みのツボ」だったのよね。まあ、だからこそ、先日のLFJで通訳したチェンバロ奏者の招聘担当を手がけているのがそのひとと知って「!!」と驚愕&納得したというご縁につながるのである。

じゃあ、機会があれば、つぎはアンタイやエルヴェ・ニケが来たときにでも……と言いかけて、でもうちは通訳料をあまり出せないからというのを笑い飛ばし、それはもちろんだけど、今後はお互いに「ホントにやりたいことだけをやっていきましょうね」と。静かに話題をまとめたところで散会。

■人と逢ったり、印象的なしごととかイベントで出かけたとき、そのスキを縫うようにして買い物をするのが好き。場合によっては自分にとっての「出会った人との思い出とともに、長く記憶にとどまっている記念品」ぽくなるしね。ま、そんなおおげさなものじゃなく、単にショッピングって楽しいってことなんだけど。

で、新宿伊勢丹に流れて、1Fのフレグランスコーナーで、アニック・グタールの『Un Matin d'Orage』のトワレの小瓶を購入。これ、発売時から狙ってたんだよね。

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2009/07/17

曇りときどき雨

今日の都内の天気予報。
予想最高気温は26度とのこと。少しは過ごしやすいかしらね。

ってことで、このところグチャグチャと乱れがちな気分、まだ完全にはすっきりしないし、在宅仕事はまだいっこうに軌道に乗ってこないものの、今日は某氏@昔の担当マネージャーさんと代々木上原でお昼ご飯デートの予定なり♪ いろいろとあったもので、会うのは十年ぶり以上だけど、こういうふうに「時間があいても、まるで最後に会ったのが昨日だったかのような」気持ちになれる人って、たぶん滅多にいない。ありがたいよね。

ま、それはそれとして。
しごとしよ。←でないとヤバすぎ。
※そんなわけですので、逃避モードで「飲みに行こう」と言ってたひと、まずはそっちから連絡ください。

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2009/07/15

方針について

どっちを見ても、悩ましい案件ばかりなり。
ま、それもこれもじめじめと暑いせいね……と言い訳。
ちなみに、以下のメモ書きは完全に「自分用のつぶやき」「独りブレーンストーミングもどき」ですので、読んで面白いことは何も書いてありませんです。すみませんね>こんな日記を眺めてくださっているかた。

で、下手な考えは休むよりもなお悪い、というのはわりと初期の筒井康隆でよく出てくるせりふだったっけ。いまのあたしがやってるのは、まさにそれ。いいかげん、考えるのはやめよう。人恋しいとか、自分の精神状態にかこつけて、いろいろ独りで言ってるけど、そんなのだって基本的にはたいしたことじゃない。

てことで、一つ二つ、今後のアルバイトの方針のことでこっそりと決意。この2年ほど、どうやら必要以上に八方美人で来ちゃったことがまずかったな、と反省。いえ、いますぐ「辞めちゃう」なんてことは申しません。完全に出版翻訳だけでやっていくにはまだ体力・精神的なタフさに自信がないってこともあり、精神的なガス抜きという意味も含め、アルバイトはまだしばらく続けていかなきゃ無理。それに、このところ特に、ことわったら一生きっと後悔しそうなご依頼も多い。が、内容によって整理していくことは必要な時期だと結論。

業界内(特に音大系)での人間関係のぐちゃぐちゃがいちばんの不得手だという自覚があるのだから、そのへんで少々の暗雲が立ちこめてきている某案件@巨匠がらみについても、そろそろ少し距離をとって、もとのポジションに戻る潮時かもしれない。いちど本人の顔を見れば、気持ちのうえでのけじめをつけるにもちょうどいいしね。しかし、いくら大好きな相手とはいえわざわざこっちから会いに行くのが面倒とか、思っちゃう時点ですでにダメじゃん、という気も。や、会うのはいいんだけど、いろいろ約束をとりつけたり、人を紹介するための手はずを整えたり、もろもろのコーディネートや、複雑な人間関係の間隙を縫ったり、それでなくてもほかにいろんなことが山積していることを思うとねえ。本人も、自分の弟子筋がわたしに非常識なメールを送ってきたこととか、どういうつもりか宿泊をT国ホテルにかえてくれとマネージャーさんに要請したことまで、すべてわたしに筒抜けになっているとは知らないだろうが、それにしてもいろんな意味で、いちどでいいから面と向かって「バカ」と言ってやりたい(言えないけど)。あと、会いたいならそっちから会いたいって言えよ、というへそ曲がりな気分になっているのもあるけどさ。×日に東京に着くけど、その時期、きみはいるかい、と訊くのがフランス語での婉曲表現だというのはわかるけど、そんなのはホントの意味で「きみに会いたい」って言ってることにならないぞ。……まあいいや。今回は、通訳として、そのあたりまですべて含めての身辺整理だ。そう思えば、投げやりな気分になってる場合じゃない。

ともかく、それはそれとして(苦笑)。
音楽系アルバイトの話というと、どれも単発ながらも、今年の秋から来年の春にかけて、いままでやらせてもらってきたものとは明らかに異なるタイプで、おもしろそうな通訳の話が入ってきている。いずれも初めてやらせてもらうタイプの通訳だから、かなりどきどき。一発だけで終わるかもしれないけど、もしかするとさきにつながるかもしれない……という可能性の話を抜きにして、単なる「出会い」として考えるだけでも、かなり刺激的なイベントになりそう。そんな依頼がくるようになっただけでも、つづけてきてよかったな、とも。

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2009/07/13

願望

うう、ここにもっと前向きのことが書けるようになりたい。

ここしばらく、外の友人たちとはメールでつながっている、という状況が続いていて。皆さん、それぞれのスタイルで生き生きとやっていらっしゃるなあと、そういう手応えが伝わってくるような話ばかりですね。しかしまあ、いろんな人がそろって「この件はまだ誰にも言ってないんだけど」とかいうことを、こんなヒキコモリのわたしにメールしてくるってのは、なんなんざんしょ。そういう時期というか、タイミングって重なるものだってことかしら。

で、それはそれとして、確かにわたしは出不精で、人見知りで、電話が嫌いで、ひじょうに口べたなタチですけど、だからといって「人とのつきあい」がこういうふうにメールだけってのは、それまた本来の自分に似つかわしくないことをやっておるなあ、と。あーもう、顔が見たいよ、と思ってる相手にはちゃんとそう言えってことだわね。会いたい人に連絡するってのを、とりあえずの「にんじん」にすることにしようか(笑)。あとは、切れて久しいパスポートもいいかげん更新してこよう。それでなくても、今月は(毎年そうだけどさ)つぎつぎと、身近な人たちが「行ってきます~」と夏休みでヨーロッパに遊びに(勝手な主観)行っちゃうのを横眼にしないといけないわけだし。うらやましい!とか叫んでいる間に、しごとでもしよ。ともかく、稼がないと始まらないのであった……。

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2009/07/11

つぶやき以前

このところ、無性に人恋しいというか、逃避モードというか。やだなあ。
こういう想いって、とっくに……というか、わりと若い頃に折り合いのつけ方を身につけたはずなんだけど。どうやらいまの自分のありようのせいで、あちこちにほころびというか、無理とかしわ寄せができちゃってる、ってことなのかしらね、たぶん。いまさら何を言っているんだ>自分、って気もするが。

もちろん、ふつう誰でも、そういう想いを日常的に抱えながら生きている(生活している)。ただ、わたしはどうも「実際に独りでいる」ということ以上に、そういうときにそこはかとなく感じてしまうあれこれにとらわれてしまいがちで、だからこそ楽器を弾くという行為とはわりあいと相性がよかったんだろう。うう、ヤバい←堂々巡り。何か、早いうちにガス抜きの手段を考えなくては。

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2009/07/07

どうにか

昨日は低気圧のせいか少し頭が重かったけれど、今日はどうにか……。とはいえ、昼過ぎには都内はのきなみ気温が30度をどーんと超え、前日との気温差が最低でも5度以上。いやはや、ばてますよ、こりゃ。

先週あたりにたのまれた演奏家のバイオと批評記事の訳出。またしても、自腹でチケを押さえていたら、広報でのアルバイトが降ってきた……という今年に入ってすでに何度目かのパターン。ありがたいというか、趣味と実益をかねているというか。

※そういえば何年か前に通訳に行った某巨匠のインタビュー、何コマかまとめてやったのもあって、通訳料はおいくらがよろしいでしょうかとマネージャーさんが訊いてきて(基本的には、やりたい仕事しかしないヤツなんで、最初に規定料金がどうのという話を持ち出していないものに関しては、本音をいうとあっちの言い値でぜんぜんかまわない……なんて言っちゃうとまずいんだけどね)、そのときはあちらもどうやら広報は下請けでやっている雰囲気だったので、きりのいい金額でかなり安めのギャラでもいいですから、じゃあ都内でやる演奏会のチケを通訳料がわりにくださいと、図々しくお願いしたことあったっけな。本来、コンサート自体めったに行かない人間ですから、資料として送られてくるサンプル盤のCDでさえも持てあましてしまうことがほとんどだけど、たまにこういうふうに「本気で行きたい演奏会」があったりすると、どうせあちらもまぎわになると割引券や招待券を大盤振る舞いしてお客さんを集めないといけないことも多いわけだし……と、こんなふうにいろいろと先まわりして口をはさんでくる通訳ってのも、場合によっては使いにくいんだろうね。

で、上記バイオの訳出は、はじめてしまえばあっというまに半分弱を訳了。これ、明日のお昼までに残りが終わるようなら、吉祥寺バウスで四時半からの『扉をたたく人』の鑑賞にまにあうかな。うーん、微妙。

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2009/07/06

巣作りと抱卵というには、季節がなんとなく中途半端かという気もするんだけど、考えてみれば先月あたりは犬の散歩に出るたび、道ばたの巨木(欅や大きなポプラなど)に、高いところでの作業に慣れたような人がはしごやクレーン(これはもう完全な業者さんだね)でのぼっていて、何をしているのかというと「作りかけのカラスの巣の撤去」だったりしたっけ。人通りの多いところで雛がかえると、攻撃的になった親ガラスに通行人が襲われて大変なことになるから……とのこと。本格的に巣ごもりするまえに、かわいそうだけど巣を取り払えば、よその「もっと奥まった場所」に移動してくれるから、ってさ。

で、なんの話かというと、うちの部屋のベランダの正面。しばらくまえから、うんと至近距離で鳩がクルクルポーと鳴く声が聞こえるなあと思っていたら、ふと見ると正面の壁面、つまりとなりのマンションの壁に沿って植えられた木の枝にじーっととまっている鳩が一羽。なんとなくそのすぐ横に、ひっそりと巣のようなかたまりもできている気配。でもって、じっととまっているその鳩の様子をうかがうように、少し離れたところにもう一羽の鳩。そっちの一羽は、いつも同じ鳩かどうか不明だが、じっとしているほうはいつも同じ鳩であることにまちがいなさそう。様子をうかがってクルクルポーと鳴いているほうは、もしかするとオス鳩っぽい。いかにもスキを見て、メス鳩に乗っかろうとしている(おっと)気配がむんむん。……という情景がそのまま三日ほど続いていたかな。

ある日、気づくと鳩の気配が消えていたから、別の場所に移動したのかと思っていたら、昨日また聞こえてきました。クルクルポーという鳴き声。それと、すぐ近くの枝にじっととまっている(おそらくは同じ)鳩の姿。うーん、マジですか。そんな低いところで巣作りするのか。……そりゃまあ、通路のすぐ横だから、かえってカラスに狙われることは少ないと思うけどさ。

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2009/07/04

じめじめべとべと

季候のせいってだけじゃなく、心の状態が少し停滞している。
うーむ、どうしてくれよう。
メモしておきたい日常のことはたくさんあるんだけど、どうもすっきりしない。

どうにかして、気分を切り替えねば。
顔でも洗って吉祥寺に出かけてみようか。
(とはいえ、誘惑=バーゲンに引っかからないようにしないと)

■最近のDVD
コメント欄にも書いたけど『ザ・ホワイトハウス』のDVDフランス語版を、ボックスで最終シーズンまでまとめて購入。たまたまバーゲンになっていたのもあって、日本版を買うことを考えるとびっくりするほど安かった。まずは第四シーズンあたりから見直し、いまケーブル(スーパードラマTV!)で放送中の第六シーズンにさしかかるころには、ほとんどかっぱえびせん状態でとまらなくなり、最終シーズンまで一気に見てしまった。おもしろすぎ。

■最近の漫画
アニマルXの本編が完結してからはあまり手に取っていなかった杉本亜未。ふと気になって読み始めてみたのが、まだモーニングの増刊に連載中のファンタジウム 1 (モーニングKC)。すぐさま既刊4冊ぶんをまとめて読破。
うわ、もっと早く読めばよかった。とは思ったものの、内容があまりにずっしりきて、もしかするとここ数日の精神的な沈滞は、これを読んだせいかもしれない、とさえ。しかし、やはりJUNE出身の才能はすごい人が多いなあ。少し気持ちが落ちついたら、アニマルXの続編のほうも、絶対に読んでみよう。

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2009/07/01

ふとしたはずみに

何を語るにせよ、音楽とむすびつけてしまう。
それはもう、多かれ少なかれ、この業界の人たちのチックというか職業病でしょうね。
でもって、ふとしたはずみに、自分の心の深淵みたいなものを一瞬だけのぞいた心地がして、鳩ぽっぽみたいに目をまん丸くしたくなることもあったりする。

何年前になるか、ひとけのない鬼子母神を散歩してて、一緒に歩いていたフランス人に「そういえば、きみって神さまを信じている人?」ということを訊かれた。

や、否定したくなるほども信じちゃいないし……。自然の理(ことわり)とか、アーメン(かくあれかし)みたいな心情は、別に神を信じていなくても、生きてるだけであたりまえのように毎日つぶやきたくなるのがフツーだよ。

そもそも。
音楽さえあれば、神さまとか哲学もいらない、とゆー生き方を、何も考えずすでにティーンエイジャーの頃、いったんは選んじゃったわけだしさー。

ということを、ささっと拙いフランス語でぼやいてみせたら、相手はちょっとびっくりしたような顔をして「でも、音楽は(神とちがって)すべての問題を解決してくれるわけじゃないよ」と返してきた。はは。軽く言ってくれてるけど、その人がどれだけ音楽と「ともに生きてきた人」であるか、なんとなく知っているだけに重たい言葉だ。

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2009/06/30

メンテナンス

あっというまに6月も終了。
さて、どうしてくれようか、とぶつけようのない怒りが湧くのは自業自得、なんだろうな。
いろんな事務雑用をためこみ、そのくせかんじんのものがほとんど手つかずで残ってしまっている。つくづく、あたしってダメなヤツ……とやりはじめるととまらなくなるので、ぐっとこらえる。ぶつくさ言うより手を動かさねば。

あれこれと、つぶやきたいことはたくさんあれど、ココログのメンテナンスにくわえ、夜までずっとブログの管理画面にアクセスできず。しかも、ようやくトラブルが解消されてみると、アクセス画面の情報(IDとキーワード)が飛んでいて、そういうものを思いだすのに、いちいち悩んだりまちがったものを打ちこんで「まちがってます」とブロックされることを何十回も繰り返すのがつねであるアタシにしてみれば、それこそ、この怒りをどこにぶつけてやろうか、と。

……愚痴っていてもしょーがない。

6月最後の1週間は、ヒキコモリを宣言したわりによく出歩く日々であった。バイトが1件、演奏会が1件、毒吐きまがいの酒につきあってもらうこと2件、行けなかった会が2件、誘われたけどことわった演奏会が1件。会えなかった友人がたくさん(ちょっと口惜しい)。

6月全体で見ると、5月下旬に普段使いのパソコンを新調したってのがまずあって、いままでVAIOのタイプTをメインに使っていたんだけど、同じノートパソをモバイルに兼用していたので「万が一にもこれが壊れたらマズイ」という気がして、在宅でメインに使うノートをいままでよりも大判のVAIO(Cタイプ)に替えました。使い勝手はなかなかよいのですが、細かい設定やアプリに関しては「使っていて気づいた時点で調整・インストールすればいいや」という方針でスタートしたので、アルバイト仕事の資料などをメールに添付で送ってもらっては「この形式のデータを読むソフトをまだ入れていなかった」ということが続き、バタバタしてくるとそれをその場でどうにかするのが面倒臭くなってあとまわしにし、数日後に「あれって届いてますか」とお忙しいはずの依頼主さまから矢のように催促のメールがきてしまう、ということが数回。

あと、いっとき連日のように朝から電話が鳴って、ご存じのかたはご存じのように、わたしは電話はふだん出ないことがほとんどなので、あとから「あら、電話があったのね。伝言を残してくれればいいのに」とつぶやいていたら、思っていた相手ではなく、どうやら大学関係での仕事依頼だった……ような気がする(いまさら)とか。ま、いいや。仕事の話は電話できても基本的にお受けしません(ナニサマ?)と、あれだけおおっぴらに言ってきているはずなのに、いまだに情報が浸透しきっていなかったのね。ま、来年と再来年は売りこみたいモノが幾つかあるので、そろそろあちこちの連絡網の埃を払っておかなくては。

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2009/06/26

蝉の鳴き声

練馬区某所。
まだ梅雨明けではないと思うけれど、2、3日まえから、日中の暑い時間に蝉の声が聞こえる。まだちょっと早いんじゃないだろうか。

おそらく、雨で地面がゆるんだところに暑い日が続いたから、夏到来!と思いこんだ蝉(の幼虫)が外に出てきちゃったんだろうな。そのわりに、去年は最初の鳴き声が「やけに自信なさげ」という印象だったのが、今年は初日からしっかりと「夏!」という声で鳴いている。

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2009/06/16

雨と雷と犬

窓ガラス越しに、
雨粒が生々しく落ちてくる音を聞いていると
雨のしずくのなかの何かが、人の体内の水と
呼びあうこともあるのかもしれない
とかなんとか、ふと思ってみたりする。

ちょうど、ぼたんの夜の餌の頃、
いちばん雷が激しく鳴りだしてしまい
びびり犬はずっとソファの下に隠れてしまっていたので
いつもよりも一時間ほど餌をやるのが遅くなった。

思ったよりも「餌を食うぞ」という決意にあふれた顔で
カリカリと勢いよくフードに食いついていた最中
またしてもどか~ん!と雷が鳴りだし
わんこ、ちぇっという風情で中断して
口をもぐもぐさせながらソファへとひきあげていった。

ほんの十分ほどで、静かになったと思ったら
すかさず、決然とした足どりで出てきて(ちょっとへっぴり腰)
残りの餌をたいらげていたので
臆病な犬だけど、少しはたくましくなったのねと
にやりとしてしまった。
(先代犬のもみじは、雷などの怖い物音に怯えると
一晩中でもふるえて、ベッドの下から出てこなかった)

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2009/06/12

潜航中その2

……ごめんなさい。←意味不明。
多くは語りません(汗)が、しばらくは完全ヒキコモリの生活になりたい。
と言いつつ、すでに「気分転換」と称してアルバイトをぽつぽつと入れちゃったりしているのですが。

ちなみに、ご心配をいただきました実家の母の入院ですが、退院が決まりました。自宅酸素の機器をもう少し大がかりなものへ変更したり、生活形態そのものも「基本的には在宅で座っている」となったり、こまごまと負担は大きくなっているようですが、どうにか元気そうに元の生活に戻ることができそうです。

そういえば先日、別件で長いメールをさしあげた大先輩のピアニストのご家族から、いきなり電話で「お母さまの入院先はどちらでしょう」と問い合わせてきて、三十回ほど(笑)「お電話あったことだけ母に伝えますので」とはぐらかしたのを、こともなげに聞き出されてしまい、そうしたらなんとその日のうちにあちらのお母さまが母のところへお見舞いにきてくださり、面会時間を過ぎる頃まで長々とおしゃべりの相手をしてくださったとのこと。恐縮。しかし、いままではずっと匂わせるだけで、こちらがたいして興味をしめさないのを見て取ると「そうですね、いろんなうわさがありますから」とおっしゃっていたG大やP音楽院でのえらくディープな話を、いきなり母を相手にひとしきり語っていかれたそうな。どひゃ。そんな話、いまさら聞かされても困るってば……。つか、正直、どれもこれも、わたしにとってはどうでもいい話だし……や、だから教えてくれたのか。いやはや。

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2009/06/10

潜航中

あっというまに日が過ぎていく。
というのはまあ、いつものことか。

それなりにバタバタしていて、いろんなことがちっともはかどらず、油断すると「ヤバい」とか「しんどい」とかいう言葉が口をついて出てきそうな状態であります。ああ、こんなふうに停滞している場合じゃないのよ>自分。

適度なストレスがよろしいようで、体重が3年ほどまえの「規定体重」へと戻りつつあります。運動とかして落としたわけじゃないから、やけ食い一回ですぐにでも戻っちゃいそう。つか、昨日、田無で友人と(会って某案件における今後の戦略を練る、という理由がそもそもあったはずだけど、すでに目的を忘れてそれぞれに好き勝手なことをしゃべっていたような)イタリアンで飲み食いしてきたら、すでにだいぶ・以下略。

で、今後の予定。しばらくまだ海底近くに潜っています(意味不明)。
ってことで、ぶくぶくぶく~。

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2009/06/05

じめじめ

これって、もしや東京ではもう梅雨入りしてます?
2、3日まえの雨模様は「ただの低気圧」って感じだったけど、今日の夕方の天気予報での天気図は、パッと見たところ、これを梅雨前線と呼ばずしてなんじゃろうって感じ。

ちなみに昨日(木曜日)は、気圧の変化からくるらしい頭痛が相当なものでした。夕方から特にひどくなって、夜は食事もろくにしないうちから、歯痛を思わせるイヤな鈍痛に堪え難くなり、さっさと服を脱いで布団に(犬と一緒に)もぐりこんで、そのまま朝まで熟睡しました。

■在宅仕事、エンジンはぼつぼつかかってきているけど、効率悪し。うぎゃー(と絶叫)。

■身内の入院、そんなこんなで、悪いと思いつつもさすがに毎日は都心の病院まで出かけられず。治験のほう、第一選択薬は「絵に描いたような教科書通りの副作用」が出てしまい、結局はすでに飲み始めていた薬を増量することに方針変更したとのこと。本人はすっかり「すぐにでも退院する」気でいるようだが、どうかなあ。トイレまでちょっと立つだけでも息が苦しくなる(数値が大変なことになる)ので、携帯酸素ボンベはとりあげられ、いちいち看護師さんを呼んで車椅子で移動するようにと言い渡されたとのこと。帰宅したら、お寿司をとってお祝いするのだといまから楽しみにしているようだから、もちろん早く帰れればいいとは思うよ。

■あることで、昔からの友人に相談をもちかけていたのだが、具体的な話をこちらからするまえに、状況を克明にリサーチした上でわざわざ電話をかけてきてくれた。持つべきものは……というより、無条件で、すなおにありがたいと感謝している。そしてまた、別件でGWに演奏を聴きに行った舞台裏で、なんとなく近況を伝えたあるかたからも、わざわざ実家に「できることがあればなんでも言って」という内容のお手紙が届いた。感激。なんて自分は幸せ者なんだろう、と痛感。いろんな人の期待にこたえられるよう、今後もマイペースでがんばります。

■でもって、本業も本気で気合いをいれていかねば。

バタバタしてしまっているので、緊急ではなさそう(という判断にもあまり自信がもてないけど)な業務連絡その他が、遅れがちになってしまっております。どうにか余裕ができ次第、誠意を持ってそれぞれ対応させていただきますので、いまだけ少しご容赦ください>と誰にともなく。

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2009/05/31

調子に乗って

赤ピーマンの次は、唐辛子。キッチン栽培の話です。

いや、かなり派手にピーマンの芽が出てきたので嬉しくなって、次は何をためしてみようかと思ったところで目についたのが、買い置いてあった鷹の爪の小袋だったということで(笑)。そこらのスーパーで売ってるS&Bの鷹の爪。

鷹の爪はまるごと(つまり種ごと)乾燥させてあるわけですが、熱処理されていたらいくら種に水をやっても芽は出ないだろうなあ、と思いつつ、赤ピーマンと同じように、シーチキンの空き缶にティッシュを敷き、水をひたひたにして鷹の爪から取り出した種をポロポロとそこに置き、ふだんは暗いお風呂場の片隅に放置すること約一週間。

……結果。ピーマンのときとくらべると、だいぶ時間がかかりましたが、ひょろひょろと、かわいらしい根っこが出てきました。

余っていた植木鉢に植え替えたところ、ちっちゃな双葉が、あちこちで伸びてきました。かなりひ弱な緑色だし、なにしろ我が家のベランダはお日様がほとんど差さないので、どこまで育ってくれるかはわかりません。とはいえ、芽が出てきたという時点ですでにかなり満足してます。うーん、まずは梅雨を乗り越えてくれるかどうかだなあ。

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2009/05/29

ご無沙汰日記

ブログの日記って、書いてるときは何となく弾みがつくので毎日続きますが、いったん途切れるとすぐにあいだがあいてしまう。このところ、仕事がつまってきている(そのわりに何も手につかない……おっと)くせに、あれやこれやでバタバタしており、意識の焦点がなかなか定まらないってのもあるかもしれない。ま、ボチボチと復帰の予定。

今週から親が検査と治療のため入院中で、妙な感じに気が張っている。その「緊張感」をバネにして、原稿書きの作業にもどうにか完全復帰を果たしたいところ。入院した本人も、こういう事態になるとイヤでもいろいろと覚悟を決めるらしく、いままでは油断するとすぐに「過剰なエネルギー」「不安」をひとりっ子である私にねちっこくぶつけてくる傾向があったのが(しかも、あっちが持って生まれたパワーは、もともと一人でボーッとしているのが性に合っているわたしとはけた違いの強さなので・以下略)、妙にすっきりとした顔で、ポジティブなことばかり言うようになったのが、ありがたいというか、なんというか。ひじょうに達観してくれたという印象。や、ありがたいと思うべきなんだろうな。

今日は、第一選択の投薬方針が決まったというので、その内容についての告知。ついでに状態(いちおう難病指定も受けているので)についての確認も受けた。事態がよほど悪い方に転ばないかぎり、いますぐどうこうということではないけれど、とのこと。そりゃまあ、本人もなんとなくわかっていることだと思うよ。しかし、病室に戻って、これから訳したい本の企画(何冊か)の話をぽろっとしたら、目を輝かせて「楽しみにしているから、一刻も早く本にして読ませてくれ」「ほかのことに気を散らす余裕があったら、さっさと翻訳しろ」と言われたのには参った(笑)。わたしゃ、翻訳にかぎっては、モチベーションというか、なにもかもいままで「自分のため」「自分の楽しみ」のためだけだったからさ。

ま、いいや。いずれにせよ、マイペース。

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2009/05/22

ピーマンの種その後

かわいい白い根っこが出てきたので、植木鉢に移し替えた赤ピーマンの種。その数20個プラスα。

あれから毎日、土の表面をじーっと観察しましたが、三日ほど音沙汰(笑)なく。ところが、四日目くらいに、あら?と。

うっすらと、芽だか根っこだか、なまっちろく細いものが表面に出てきました。よく見ると、どうやら種のなかから双葉が、羽化しようとするセミやチョウチョよろしく、表皮の割れ目から上に向かって伸び上がろうとしている。種の数からいって、発芽率は半分くらいかしら、と思ったら大間違い。

さらに数日後。ひょろっとほそっこい茎が伸び、ちっちゃな双葉がぐーんと上に向かって、ひらひらしてきました。数年前に流行ったゲーム「ピクミン」の頭みたいな双葉がカワイイ。でもって、どうやら発芽率はほぼ百パーセント。

うっわ-。これ、ちゃんと大きくなって、花が咲いたりするのかな。去年はピーマンの苗をベランダに置いたところ、実が赤く色づいてからは、道行く人がかならず注目してくれる気配が伝わってきて、それも含めてすごーく楽しませてもらったんです。あんなふうに……まあ、あそこまで育つのは無理かもしれないけど(笑)。

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2009/05/15

L'addition

ヒキコモリで、基本的には知らない人とお会いするのが苦手なわたしだから、生活するにあたってのプラスもマイナスも、自分の「気持ち次第」であることがほとんどなわけで。

そういえば、イヴ・モンタンの歌に「人生の決算(L'addition)」というのがあったっけ。ワタシの場合、日々ばかなことをグチグチと言ってるだけだから、人生というほど大げさな言葉は似つかわしくないような気もするなあ。

たとえばこのところ、めっきりメール中毒になっているけど、自宅にいながらにしていろんな人とおしゃべりできるのはメチャクチャ楽しい。が、そういうやりとりにかまけて本業がおろそかになるのはマイナス。

久々に連絡をとろうとした友人から何も音沙汰がない……というのはたぶんマイナス。でも、わたしがメールハイになって一人でちゃらちゃらとしているのを「そんなことばっかりしてないでさー」と向こうは思ってくれてるだけかもしれないので、そういうニュートラルな温情についてはプラス。

目の前に仕事が大量に積み上がっているのは……たぶんプラス。知ってる編集者さんとのメールでのおしゃべりで、たまたま言及した「大好きな本」がこのたびそこの出版社から刊行されることになっていると教えてもらえたのも、たぶんプラス。そういう「おもしろい本」のホンヤク話をこっちに振ってくれなかったということは、まだまだはたから見てのわたしが「力不足」だということで、それを実感してちょっとさみしかったのも、この経験を地味~にさきにいかしていけばいいという考え方で受けとめさえすれば、たぶんプラス。

そして同時に、打診をいただいて読んでいる原書が複数冊。これはものすごいプラス。ありがたいことだもの。ただし、今年から来年の自分のスケジュールを考えると、おそらくは半分以上のご依頼については、来年の春以降でよければと言わざるをえない状況なのはマイナス。本気を出して、閉じこもってひたすら仕事をすればかなりの無理がききそうな気もするけど、中途半端なことをするとかえって自分の首を絞めることになるし、あれこれ考えると頭がパニックをおこしてわけわからなくなる気がするのは……うーん、やっぱりマイナス?

大好きな巨匠(笑)の今後については、ようやく本人が動きだす気になってくれたみたいだから、あとは流れにまかせ、ただしファンとしてはその流れにあんまり乗り遅れないように見まもっていくことだけを心がけていけばいい。ってことで、これはたぶんプラス。←なんやかんや言って、好きなものが優先という自分が、自分でわかってきたことも、これまたきっとプラス。巨匠からのたのまれごとについては、わたしの手に負えないことも多いので、そのたびに「自分の非力」を感じてうだうだと思い悩みたくなる。意味もなくウジウジするのはたぶんマイナス。非力ならば力をつけていくしかないと思えるのであればプラス。わたしの好きな人は、この巨匠にかぎらず、本当にわたしに無理なことはたぶん絶対に言わない。いや、そういう人だから好きなんだけど(でれでれ)。

……なんだ、けっきょくは自分と自分の大切な人が健康でさえあれば、ものごとは必ずプラマイゼロ、もしくは自分の感じ方ひとつですべてはプラスにできるってことなのね。はは。きっと、病でさえも受けとめる側の気構え一つで、プラスとまではいかずとも、プラマイゼロにすることは可能なのかもしれないし←妙に楽観的。

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2009/05/14

温度差か

昨日はさわやかな気候で、お昼すぎまではものすごく気持ちよく過ごせていた。ところが、夕方になって一変。前日まで初夏を思わせる暑さだったのが、いきなり涼しくなったせいか、あるいは湿度がいきなり変わったせいか、くしゃみ・鼻水がとまらなくなり、鼻をかみすぎてあっというまに乏しい体力を使い果たした印象。

ふりかえってみると、簡単な家事雑用、ならびに長らく懸案事項として「やるべきことリスト」に書いてあったメール連絡や郵便物/宅急便の発送を幾つか消化しただけで一日が終わってしまった。それだって、こまめに仕事をまわしている人のペースにくらべれば、たいしたことがないような事務処理ばかり。返送し忘れていた(爆)契約書とか、ご無沙汰してしまった友人・知りあいへの御機嫌うかがいとか、手元でだぶついてしまった本やCDやDVD(そもそもブックオフには売りたくないので、捨てるかリサイクル品として引きとってもらうしか選択肢がない)を、送りつけても怒らないだろうという優しそうな人に送りつけたり……。

ああ、去年の秋に結婚して某地方都市に引っ越してしまった友人に、郵便物を送ろうと思って住所をさがしたら、住所録管理が甘くて住所をどこにも控えていなかったことを発見。あわてて本人にメールで「住所を教えて」とか。なんだかなあ。しかし、考えてみればこの友人、すでに半年近くも音沙汰なくしてしまった。頑張り屋さんだから、新生活に全力で取り組んでいるのだろうが、あれだけ仕事もできるいい子が、だからこそ、古い言い方だと「立派なところへ嫁に行って」元気にしているのかどうか。心配なんかしてないけど、早く返事がくればいい。

で、とまらないくしゃみ・鼻水の鬱陶しさに負けて、布団に倒れこんでそのまま就寝。

当然、わりと早めの時刻(当社比)に目が覚めたので、散歩のついでに近所のスーパー@24時間営業に食料の買い出しにでもいこうかな……と思ったら、先日ネットで注文したVAIOが、朝の7:30の時点で「地元の配達店に到着」ということになっていたので、これはおとなしくどこへも出かけないで到着を待つことにしよう、と(笑)。

しかし、VAIOはともかくとして、いいかげん今日こそ少しは働かねば。

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2009/05/13

十年ぶり

もっとになるかも。これもご縁というヤツかしらつぶやきながら、かつてお世話になっていたマネージャーさんに連絡を取った。GW中にお会いしたアーティストの一人がめちゃくちゃわたしの好み(おもしろい&知的で茶目っけがあって、いい感じにシニカル、かつ人間的。でもって、何より、黙っているときもしゃべっているときも、あの目がいい。ものすごくタイプ)だったので、どさくさまぎれにいろいろ訊いてみたら、日本での招聘元としてそのマネージャーさんの名前が出てきたのでビックリ。いや、そりゃそうだ。そのアーティスト、まちがいなく、マネージャーとしての彼の好みにもドンピシャだ。そういう基本線の「好み」とか「感覚」のきめ細やかさが好きで、事務所に何かお願いするときはいつも、その人に担当してもらわなくちゃイヤだ~とワガママを言っていたもんね>あたし。その後こちらはピアノをリタイアし、あっちはあっちでいろいろあって、ここ数年はほとんど音信不通……や、調べればどこにいらっしゃるかはすぐにわかると思っていたから、こっちもあえて積極的なアクションをとらずにいたと言うべきか。

で、今回。友人にたのんで教えてもらったアドレスにメールを書いたら、すぐに返事がきた。

あいかわらずの淡々とした口調の文面を見て、涙が出そうなほどうれしくなった。メールが何度か行ったり来たりして、近いうちにまたねということで一段落したけど、いつ会えるかしらね。

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2009/05/12

キッチン栽培

去年もけっこう楽しませてもらった気がする。しなびてしまった小ねぎ、大根、にんじん、その他もろもろ。ベランダの植木鉢(の土)に挿してみたり、包丁で切りとった根菜を水皿に置いてみたり。かわいらしい根っこや芽が出てきて、小ねぎなんかはそのままヒョロヒョロと伸びてきて、あるところまで伸びると風に負けてぽっきり→しかしいつのまにかふたたび復活……ということのくり返し。もうちょっと青々と伸びてくれたら、そのうちソバの薬味にでもと思っているんだけど、これだけ日々の成長を見まもって「かわいい~」と鑑賞してしまうと、果たして食べることができるのかどうか(笑)。

で、今年のお楽しみ第一弾は、赤ピーマンのタネ。まさかこれで芽は出てこないよな~と思いつつ、ぼたんのレバー缶を洗って、ティッシュを水にひたひたにした状態でタネをポロポロと置いて、暗いところ(洗面所)に放置すること三日ほど。

ちっちゃな白い根っこが出てきました。さて、無事に芽は出てくるのか。

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2009/05/09

原書

GW前後に届くようにとあれこれ注文してあった原書とDVDが、amazonフランスから次々と届いている。うーん、原書に関しては、いまのところ、現地の本屋で実際に手に取るより、ネットで入手した情報や過去に読んだことがある作家やシリーズの流れということで判断して注文するほうが効率がいいような気がする。とはいえ、いったいいつ読もう>目の前に積まれた本。

しかも。
ありがたいことに、あちこちから「よければ読んでください」と貸してもらった本がすでに相当な数。今日も以前に訳した作家の最新刊(いちおう読んでみたいから、エージェントに頼んで借りてきてください~と図々しく担当編集者さんにお願いしてあった)が宅急便で届いた。うー。

さっさと読むべ。つか、仕事しろ>自分。

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2009/04/28

出かけるとすると

冷静に考えると、もう外出なんてしている場合じゃないんだけど。とりいそぎ、美容院に行って、うっとおしくなっている髪型をどうにかしてもらってこなくては……。

やりたいこと、やらないといけないこと。仕事の関係のことをTO DOリストにしたら、自分で蒼ざめそうな項目数になりそうだと、ふと気づいた。ヤバい。遅くとも来年あたりにシゴトをご一緒しましょうとせっかくお声をかけてくださったかたたちに、これ以上あんまり失礼なことにならないよう気合いを入れよう。

■出かけたらやりたいこと、買いたいもの(願望)
春の外出着が欲しい。そろそろスーツ……まあ、あわてなくてもいいか。
部屋着とか靴下とかの買い足し。
春らしいスカーフが欲しい。首もとが寒いから。
コスメ(基礎ものはamazonで買っちゃえばいい。ボディケアものを見たい)
髪をロングのままにするのなら、安いヘア・アクセを幾つか。
あと、どうしてもノートパソを新調したいという欲望がムラムラと……。

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2009/04/26

収束そして前進

ああ、ずっと雨が降りしきっていた昨日とは打って変わって、今日は風が少しあるみたいだけど、窓から見える青空が明るい。

懸案だったGW中の予定がようやく決まり、場合によっては打診があったアルバイトをすべておことわりしておとなしくうちにこもっていることになるかと思っていたのが一転、今年も毎日のように、国際フォーラムと周辺をうろうろすることになりそうです。去年とちがって、ラジオの生放送ブースに張りつくという体力仕事のほうはスルーさせてもらいましたが、そのぶん、わがままを言って、こちらがやりたかったこと優先でこまごまとオシゴトを振っていただいたので、イベント会場などでわたしのことを見かけましたら、どうぞ気軽にお声をかけてやってください。

もう一つ、バタバタしていた件があって、ただまあこっちはひとりで騒ぐだけ騒いで(ここしばらくメール中毒になっていた気も)、思いの丈をあちこちでぶちまけて、いろんな人にやさしくしてもらって、たぶんもうわたしにできることはすべてしたので、あとは当事者のかたたちがそれぞれに「自分にとってベストの決断」をすることを信じて祈るのみ。なんだか意味不明のことを書いてスミマセン。どっちにせよ、決めるのは本人だもんね。

ってことで、まじめに本業に戻ります。バタバタしているあいだに、急な音楽系のテキスト翻訳のご依頼を「無理!」といいながらも何本かお引き受けしてしまったのもあって、かんじんの文芸翻訳のほうがすっかりストップしていた。こっちはこっちで、そろそろエンジンをかけないとヤバい。

そういえば、今後のスケジュールでありがたくもいくつか打診を受けていたものも、今年上半期はこの本の翻訳に専念したいからということで、どれもすべて保留にしていただいてたんだっけ←日常の雑事におわれてうっかり忘れていた。いやもう、あんなふうに一方的に保留にした時点で、どれもよそにもっていかれちゃってる可能性もあるけど、そっちを追っかけるよりもまず、いま目の前にある本を訳すほうがさきなのであった。さあ、やろうっと。

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2009/04/25

完売

発売後1時間で、ほぼ完売……らしい。うわー。

発売日に、それもチケットセンターが開いてすぐに電話をかける、ということは実は生まれてはじめての経験(笑)。どうしてもこのコンサートのチケット(それもセット券)が欲しかったというのはあるけれど、それだけじゃなくて、今回はお友だちのツテで入手というのは避けたいという思いもあったもので。

11時頃になれば電話の混雑もおさまるはずだからと言われていて、たしかにそのまえはいくらリダイアルしてもつながらなかった。11時かっきりに出た電話サービスの人は、すでに声が枯れていた。ほとんど最後列とか、センターのすみっことかにポツポツと席が残っているだけだった。どこでもいいです、と言ったら「ありがとうございます~」という声がやけにしみじみとしていた。

これでひとまずは安心。とはいえ、自腹で買ったチケットは8割以上の確率で無駄にするジンクス持ちのワタクシ。もうチケットを持ってること自体も、誰にも言わずに内緒にしておくつもりだけどさ。ともかく、クラシックでも本当にいいものは人気があるってことか。いや、わたしとしては、本当にいいコンサートというのは、当日ふらりと行ってもそこそこいい席が残っていて、ホールの雰囲気もよく、演奏もすばらしく、ともかく大満足だと幸せな気分で帰ってこられるもののことだと思ってる。そんなの無理、という人こそ夢がないというか、音楽なんてそんなもんだとシニカルに考えてるってことなんだろうけど。

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シンクロ

もしかすると、ただの「自分に都合のいい勘違い」なのかもしれないけど。

ちょっとまえに、しばらく初心に返ってレッスン(レッスン通訳)をできるだけやらせてもらうことにしようと思ったことは、ここにもメモしたはず。で、それとは関係なく、その後、久々にフランス語でメールを書いて、返ってきたメールにはいろんなことが書いてあって、最後に「ところで」とあった。日本にぜひ近いうちに行きたいんだけど(というか、すでにコンチェルトソリストとして来る話が決まっている)、音大にマスタークラスで呼んでほしいと自分で手紙を書こうかと思っているんだ、とのこと。何か「こうしたほうがいい」というアドバイスがあったら、きみにはいつもこんなことばかりで悪いけど、よろしくたのむ。

ふーんと思って、でもそういう頼まれごとをするのは(相手によるけど)キライじゃない。どうしようか……とぼんやり頭のなかで戦略を練っているうちに、ふと思った。これはたぶん、彼にしてみれば、パリのほかの教授たちが、ともかくなんでもいいから日本に仕事で呼んでもらいたいとよく言ってくるような気持ちで言ってるわけじゃない。立場も、レベルも、何もかも全然ちがうけど、わたしが「レッスン=習い事は芸術の裏ヴァージョン」と思っているのと、もしかするとあちらはあちらで、それに近いことをいままさに考えているような気がする。だとしたら、すごいシンクロニティだ。

……や、書いてて自分で赤面してきた。我ながら、すごい思考回路。でも、そう思ったほうが、いろいろと自分なりのパワーが湧いてきそうだもの。

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2009/04/16

思い出したこと

昨日のメールの件があったからかもしれないが、あれこれと考えている。わたしのアルバイト通訳のこと。

初心にかえって、しばらくはレッスン通訳しかやらないってことにしようかな、と。つまり、過去3年くらいで、ちょっとばかり私的な事情というか動機があったものだから、依頼される通訳の話はどんなものでもことわらずに、予定さえあえば大喜びでやらせてもらうようにしていたんだけど、そうすると本来いちばんやりたかったはずのレッスン通訳の話がなぜかどんどん減ってくる。つか、頼んでくるほうが余計な気をまわして、ふじもとさんにレッスン通訳なんてお願いするのは申しわけないとか、あるいは勝手にレッスン通訳はほかの人にまわして、インタビューとか講演とか記者会見とかラジオのゲスト通訳とかイベントの進行役とか、わたしにしてみれば「本来の得意ジャンル」ではないものの依頼ばかりくるようになってしまった。いや、もちろん、それはそれでありがたいことだと思うべきなのかもしれない。

でも、よく考えてみれば、わたしにとってそれは本末転倒もいいところ。もともと、わたしは人のレッスンを聴講するのが大好きだったのにくわえ、桐朋の学生時代、せっかくいろんな教授を外国から招聘しているというのに、学内のレッスンでつけられる通訳のレベルがあまりにひどいことが多いのを見ていて、それはあまりにまずかろうと痛感した経験があったからこそ、ことばを訳すという職人技に興味をもったのだ。正直、いわゆる通訳プロになりたいと思ったことなんてただの一度もない。それをいうなら、フランス語を身につけたのだって、言葉が上手になりたいからなんていう動機からだったことはいっさいなく、ただ、音楽を学ぶのには言葉を感覚的に知ることがあたりまえのように必要だったからに過ぎない。

そもそも、レッスン通訳「なんて」って何ごとだ。レッスンなんて留学経験がある学生程度でじゅうぶんですから、とかね。音楽をちょっとでもかじったことがある人なら、よくもそんなことが言えるもんだ、とわたしは思う。やりがいとか達成感とか難易度ということでいけば、あの人たちが思うような「通訳としての大舞台/公の場での華やかな仕事」よりも、レッスン通訳のほうがずっと上だ。メディア向けのコメントを訳すなんかより、レッスンという場での濃密な交流の通辞をするほうがはるかに意義深い。……それはつまり、なんやかんや言って、わたしがどうしても音楽から離れられない人間だってことなのかもしれないけど。

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2009/04/12

ウケた!

朝、J-WAVEの番組「ロハス・サンデー」のゲストとして荻原次晴さんが登場。お話が楽しいので、思わず耳を吸い寄せられて聴いていたら、日曜日の朝にふさわしい音楽ということでのオススメは?という流れになり、いろいろ考えたんですが……と言ってからコレ、とタイトルをアナウンスされて流れたのが、オリビア・ニュートン=ジョンのフィジカル!

おお、日曜日の朝にコレですか。いや、ステキです。ウケました。布団のなかでぼーっと聞いていたわたしは、タイトルが告げられた瞬間に、思わず吹きだしました。が、すぐさま起きだして、さあ、何をしようかという気分になったから、効果覿面。つか、スゴイよ。

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2009/04/05

日記0405

せっかく吉祥寺でお花見をしましょうと声をかけていただいていたのだが、どうしても予定をすっきりと空けられず。というか、思いきりさえつければその時点でいつでも出かけられる身の上なのだが、いまみたいに何をするでもなく、ただグズグズと部屋でぼんやりしているときほど、いったんリズム(というのか)が崩れると収拾がつかなくなってしまうのよね。ということで、皆さまにお会いするのを楽しみにはしていたのだけれど、今日は涙を飲んで外出は断念。

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2009/03/30

地味な日々だが

引きこもりが基本の性格ゆえ、苦手なことが多い。実は世間一般でいうところの「ふつうの日々」がけっこうくたびれるのだ。昨日は実家に伯母がいとこたち&その子らといっしょに顔を出してくれ、わたしも混じってお茶とケーキとおしゃべりのご相伴にあずかってきたが、身内が相手でも人見知りしてしまうわたしにとって、やっぱり精神的な疲弊はあったようで、帰宅して午後九時くらいに眠くなり、そのまま仮眠……のつもりで朝までほぼ12時間ぶっとおしで眠りつづけました。いやはや。自己嫌悪@無限ループ。

まあ、座を和ませるための精神的なクッションとして、ぼたんを連れて行ったところ、小学校四年生の男の子が目をきらきらさせて、三時間近くぼたんとにらめっこをしてくれ、飼い主同様に人見知りが激しい(もちろん吠えたりアグレッシブになるのではなく、ひたすらわたしの足もとに逃げこみつづける)ぼたんも最後には根負けしたのか、おとなしく抱かれていたのには笑えました。その後、帰るときには余ったお菓子やら食材(買い過ぎたというボンヌママンのジャムとか、横浜醤油とか、有機野菜やら卵やら肉やら)を大量に持たせてもらい、うれしかったものの、重くて肩が抜けるかと思った……ぐすん。久しぶりに大勢の身内にかこまれ、疲労困憊した身には辛かった。もちろん、おしゃべり自体は楽しくて、初台在住で、町のピアノの先生を何十年も続けてきた伯母と久しぶりに会って、伯母がわたしの母といっしょになって才能教育の仲間の先生たちのグループで立ちあげたトレモロ会というサロンコンサートの近況なども聞かせてもらえてうれしかったけどね。

ともかく、12時間睡眠で頭はすっきりしました。なので、今日はこれから働かねば。週明けにはお渡しするはずだった訳出テキストが、まだほとんど手つかずで残ってしまっているので(汗)。

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2009/03/26

日記0326

ヒキコモリ大好きなわたしにとって、折りにつけ声をかけてくださる相手というのはある意味でいちばんありがたく、しかもこっちの反応が遅れ遅れなのも気にせずに相手をしてくれるだけでも……。

ということで、わたしが何かのはずみで「最近読んでる本が……」と口走ったら、すぐさま翻訳出版への道をさがしましょうと言ってもらったので、軽くその打ちあわせをかねて手元の原書をお渡しするという名目で出かけてきました。お忙しいはずのかたなのに、食事にかこつけて二時間近くおしゃべり。つか、もしかするとこっちばっかりしゃべってなかったか? ま、いっか。

よければ一緒にどうぞ、と某コンサートライブにご招待いただいてしまった。自分じゃ絶対に行かないようなコンサートだけど、ベテランの演奏はやはり催し物一つで通して聞くとさすがだなあ、と。まあ、楽器がちがうと、他人事のように落ちついて聴けるってのはあるけどさ。

そうそう、ご恵贈いただいた本日のCD。ありがとうございます。
樋口裕一の頭のよくなるバッハ

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2009/03/15

展開

意外な展開が一件。つい先日にクサノさんとため息をつきまくった案件が、これで新しくいいかたちで生まれ変わってくれるきっかけになってくれれば……(切実)。いやしかし、この業界は人と人のつながりが大切で、いちばんの目に見えない財産になるんだなと実感する一件ではあります。それにしても、すごいタイミングだ。うう、決まってくれるといいなあ。

それとは別に、実家の母がGW明けの入院が決まったと連絡。検査入院はいつものことだが、ドラマチックでウエットな展開が好きな(というと語弊があるけどさー)ヒトにつきあうことを思うと、娘としては必要以上に気が重い。淡々と事務的にいろんなことをこなしていけるような親子関係だったらよかったんだけどね。

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2009/03/14

13日の金曜日

朝一の九時半に歯科の予約。自転車で十分ほどのクリニックから帰宅したら昼すぎだった……(涙)。実際に治療用の椅子に座っていたのは二時間くらいかな。詳細は省略。でも、薬を詰めた歯がまだしくしくと疼く……。

夜は吉祥寺で「西部地区翻訳者の会」の懇親会に参加してきました。規模はミステリ忘年会の四分の一くらいと聞いていましたが、なるほど、出席者は百人程度。お声をかけてくださってありがとうございました>今年の幹事の皆さま。はい、フランス語系はほかに一人もいなかった(去年はT野さんが顔を出していたとのこと)けれど、でもとても楽しかったです。一次会では過去に名刺を交換したことはあったけれども、互いにそれほど積極的には仕事の手蔓につなげようとはしなかったかた数人と「また近いうちに会いましょう」というくらいの少し具体的な営業トークをさせていただき、さらにいろいろな翻訳者のかたたちとのおしゃべりも本当に楽しかった。で、一次会から二次会に移動する頃にはもう、うっかりすると上座に据えられて(生徒さんや同格のかたたち以外の)みんなが遠巻きにしている風情だった某翻訳家のセンセイに寄っていって、恥ずかしげもなくファンです~とミーハーな本音トークを炸裂させました。気さくにおしゃべりに応じてくださって感激♪←ファンですので。しかし、酔っぱらい風のちょっぴりべらんめえな口調でのおしゃべりで馴れ馴れしくされてもちっともイヤな感じがしなかったのは、こっちがホントにファンだからってのもあるだろうけれど、同業ならばすぐに感じられるプロらしい骨太なオーラがどんなときもただよっているのと、やはりお人柄ということなのでしょうね。

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2009/03/10

なかなか

浮上できず。うーん。どうしたもんだろう。

とりあえず確定申告は無事に終了。ほとんどの書類をパソコンで打ちだして、なぜかe-taxのサイトで見つけられなかった一枚分だけ手書きにして仕上げ、ハンコを押して源泉徴収票をべたべたとウロコのように貼りつけて、書類をすべてクリップでとめ、そのまんま税務署の窓口に持参して提出。会場での所要時間は、並んだ時間を入れても五分未満。で、あとはめでたく還付金が戻ってくるのを待つのみ。わくわく。←ちがう。

今年のわたしの場合、還付金はすでに「前倒しで使っちゃった」という感覚が正しい。先週(正確には先々週)吉祥寺で映画『Paris』を観てきたとき、うっかりMAX&COに吸いこまれ、実際には春らしい洋服を眺めて目の保養をしただけでいったん店を出た……んだけど、ウィンドーのボディに着せてあったパンツ&チュニックブラウス&革ジャケットのかっちりとしたコーディネイトに見惚れていたら店の人に声をかけられ、仕事に穿いていけるパンツは確かに欲しかったんだよなあと「パンツの試着だけ」させてもらい、革ジャンとチュニックブラウスはあんまり似合わなかったからよかったんだけど(笑)。←や、あそこの服は誰が着てもそこそこ似合うけど、でも別のお客さんがとなりで試着していた同じ組みあわせがすごく似合っていたからね。じゃあパンツにあわせて着られるロングのTシャツでも……と思ったらイモヅルで、Tシャツやチュニックを含めてトップスを三枚ほどお買い上げ。プラス、流行はもう終わったかなと思いつつ、麻の混紡で真夏のはおりものにもいけそうな薄手のロングカーディガン。テキトーに選んだトップスのなかで、異様に肌ざわりがやわらかくて着心地がいいものがあったので、見たらカシミア。や、こういうふうに勢いのある買い物でなけりゃ買わないようなアイテムだけど、ゆったり着たかったのでLサイズにしたら、じゃっかんデコルテがあきすぎ……。春先にこれを着て出歩きたいなら、あわせて「見えてもOK」のインナーも少し買わなくてはと苦笑。ま、カジュアルっぽく着られるものばかりだから、ジーンズと合わせてもいいか。

で、この前倒しでの買い物はともかく。やっぱりノートパソコンを新調したいなあ……。いま使ってるVAIOのTタイプは、4年前の春モデル。B5サイズで使い勝手もよく、まったく不自由は感じてないけど、外に持って出るときに「万が一にもこれを落としたりして壊したら……」という不安がある。もともとはデスクトップをメインで使っていて、ノートをサブとして使っていくつもりだったのが、いったんノートを使いだしたらその使い勝手の便利さに、いまでは完全にこっちがメイン。というか、これしか使ってない。データのバックアップはそれなりにコマメに取るようにはしているけど。

DVDを見るのが大好きということを思うと、いま買うとすれば、大判サイズのノートパソを買うのが理にかなっている。でも、このTタイプを自宅用にして、新型のタイプPを手に入れたいという「物欲」もフツフツと湧いているところ。もちろんウィンドウズVistaは「勘弁してよ」と思っているんだけど。うーむー。悩みます。悩んだときは「両方買う」のが好きだけど、それぞれに使い勝手が一長一短のノートパソがいまさら三台あってもねえ。フットワークの軽さってことだと、ポメラみたいな「文具感覚のアイテム」にも惹かれたけど、あれはフランス語の辞書とか百科事典の搭載は無理だから、実際に仕事に使うには無理がある。見た目も値段もかわいらしいネットブックも悪くはなさそうだけど、CDやDVDは外づけのプレイヤーでないとダメってのと、いざ持ち歩くとなると、やっぱりタイプPの軽さとくらべちゃうんだよね。……などと、実際には買わないであろうアレやコレを思い描くのは、それなりに楽しい(笑)。

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2009/03/08

浮上

何がどうというわけでもないけれど、いろいろあってへこんでます。が、わたしは本来すごくエゴイストなので、自分に直接降りかかってくるもろもろ以外は、目に入っていても「とりあえず仕事しよっ」と問題を卑小なレベルにすり替えてしまうタチです。だから、いちばんキツいのは「自分の目の前の仕事がぽしゃった」か、もしくはもっとプライベートで悲しいことが起こったとき。理不尽な悲劇を消化するのがツライのは、人間が小さいから(と自分に言い訳する時点ですでに……)。あと、自分のことに関してはだけど、目に見える仕事以外には信じられないから、そこを突かれると自分を否定された(涙)みたいに茫然としてしまう。あるいは心身の不調で理屈抜きにしんどいとき。これまたツライ。基本的には自分に自信がないヤツだから。おっと、すみません。意味不明なことを書き連ねてしまいました。大丈夫ですよ、とりあえず今年いっぱいくらいは仕事の予定も順調に入ってます。不況だなんだと大変だけど、そういうときほど、目の前のことをきちんとやりたい。ま、ともかく。

どうせ落ちこむなら徹底的に落ちこむべき(笑)なんだけど、いまはそこまでの根性もなく、とりあえず一週間ほどダラダラ~としてました。

そろそろ浮上したいなあ。
ってことで、例年だと「この日にやるっきゃない」と超特急で片づけてしまう確定申告。のんびり書類の整理を開始。うーん、モーレツに貧乏なくせにお金はワタクシ「使うの専門」のヒトですが、こうして自分のまわりの一年分の動きをあらためて確認すると、なんだかオモシロイ。使えない領収書やレシートの整理をすると、買い物の履歴が見えてしまって我ながら笑えるし……。本やCDやDVDといった資料も、買っちゃって満足してそのままになってるものがたくさんあることを再確認。こりゃ、新しいものを買ってる場合じゃないね。送られてきた源泉徴収票も、わたしのお仕事さきはたいがいが「手作り感覚」「手弁当感覚」が残っている(ほめてるんです。ありがたいんです)ところばかりで、経理の処理もこうやって一年分の支払調書として見ると、それぞれの担当者の性格みたいなものが見えてきて微笑ましい。さあ、来年はどうなるかな。

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2009/03/01

すっきりしない

とりあえず、アレルギーの症状は薬で抑えている。ただ、これはあくまで「自分の鼻」だけすっきり。あたりまえなんだけど。家族とか、飼い犬とか、外に出てすれちがう人が、マスクだとか腹をくだしているとかクシャミ鼻水で鬱陶しそうにしているのを見て、こっちまで気分がささくれだってくるのはもうしょーがない。症状で苦しんでいる本人の辛さにくらべれば……とは思うものの、ね。

もう、とてつもなく気分がすっきりしない。こんなに天気がいいってのに、何かする気にもならない。

先週けずられた歯が、一週間もしてから疼くのがうっとうしい、ってのもある。痛み止めにもらった薬が抗生物質だったら飲もうかと思ったけど、見たらカロナール。つまりただの鎮静剤。固いものをうっかり痛いほうの歯で噛むのでないかぎり、我慢できないほどの痛みじゃないから、一時しのぎの鎮静剤を飲む気にならず。

薬といえば、買ったばかりの『アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲 (SHUEISHA PB SERIES)』の序章で、アメリカ人のクラシック演奏者の半数が(と書いてたかな)βブロッカーを服用しているとあった。それはそれでいいんだけど、ベータブロッカーをステロイドと同列にするのは乱暴じゃん?と読んでて反射的に思った自分に愕然としたりして。や、あたしも死ぬほどのあがり症だったから、ベータブロッカーには手を出した。つか、エキセントリックな歌手連中の薬漬けには顔をしかめながらも、ベータブロッカーを服用している同業者(特に管楽器ね)はまわりでもわりと多かったし、そもそも薬を処方してくれた人(医者だよ、もちろん)自身、自分も学会の研究発表のときは緊張するから手放せないとか言ってたっけよ。そういえば、アタシの場合は音楽をあのまま続けたら、いずれにせよ精神科(心療内科をすっとばしてね)の世話になるような気がしたってのも、リタイアを考えた理由の一つだった。←忘れてたけど。ホント言うと、本当にそうなったとしても決して後悔はしなかったと思う。ただ、わたしはどこか臆病なところがあって、薬だなんだというのとは無関係に、音楽そのものが麻薬的なものであるから、一線を越えて完全に「あっちの世界」の住人になることは怖かったってことがあるのかも。単なる音楽好きのミーハーなうちの母親に、それとなくその怖さについて話してみたら、そんなことはやってみなくてはわからないだろうと言われて、ダメだこりゃ、と心のなかで呆れたってのもあったっけ。

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2009/02/24

がっかり

ホントにちょっとしたことばっかりだけど。

たとえば、食料の買い出しに行った店先で、最近はあんまり見かけなくなった小ぶりでツヤツヤした紅玉りんごが、ひと山300円足らずで売られていて大喜びで買ったはいいが、安いものにはわけがあり。つまり、いざウチで皮をむいて食べようとしたら、思ったよりもずっと鮮度が落ちていて中身がスカスカ。四つ切りにしてみるとリンゴの内側はほとんどが茶色くなりかけていた。無事なところだけ切りおとして食べてみたら、酸味があって美味しかったが、でもやはり水気が抜けてポソポソしていた……。くやしい……。ひと山あったリンゴのうち、まともに食べられたのは一個もなかった。ジャムにするという手もあったけど、うーん。イマイチ。

あるいは、トイレットペーパー。かさばる生活消耗品は、駐車場を出てすぐのところの大手ドラッグストアで買うことにしているんだけど、安売り店でありがちというか、売ってる品物のメーカーは固定じゃない。ってことで、最安値の品物はくるくる変わる。今回も見慣れないメーカーの商品が並んでいて、目についたものを買ったのだけれど、ペーパーがいままでのものよりも硬く、むかしの便所紙を思わせる紙質。うーん、まあいいんだけどね。こんなところでエコがどうこうと言う気もない。つか、トイレの紙にこだわるのもいまの時勢からいくと少し気恥ずかしい。が、それでもあんまりわら半紙みたいなペーパーだと、気持ちが妙に殺伐とするんだよね。ぶつぶつ。

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2009/02/21

花粉!

8時起床。布団から出ると、いっしょに出てきて、わたしが着がえている背後から「ぐるる~」と朝一番のビスケットを要求するぼたん。起きるとまずビスケット、というのは胃液を吐かないための予防なんだけど、ワンコにとってもすっかり習慣となった模様。ま、いいんだけどね。

で、深呼吸をしてまず思ったこと。鼻がぐずつく!

昨夜、抗アレルギーの薬を飲み忘れたってのもあるけど、それだけじゃない。まちがいなく、今日は花粉の飛来が多い、という確信。あーあ。

さらに気が重いのが、〆切まぎわのストレス発散に暴食したのにくわえ、仕事のすきまってことで気がゆるんで、せっかく順調に基本体重(一昨々年だったかの浜松のピアノアカデミーの通訳で激太りする前ね。あのときは一日で三キロ痩せる事件もあったから)に戻りつつあったのが、一気にリバウンドしたっぽい……。ゆえに身体が重い。スカートのウエストがきつい。あーあ。

マイペースの暮らしに復活せねば。とりあえずの目標は身軽になること。ってわけで、今日は久々に蔵書整理をしよう。ともかく捨てる!

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2009/02/18

塗るマスク

買ってみました。
ネイザルガード 塗るマスク 3g

あんまり期待はしてない。というか、根本的なことでいうと「薬を処方してもらう」しかないじゃん、って思っているし。とはいえ、アレルギーを発症してから何年か、あれこれ試してみて、気休め程度でも「使わないよりマシ」で「負担が少ない」のであれば、導入してみてもいいかなというスタンスになりました。ちなみに、個人的に「大げさなマスク」をつけて外に出ることには抵抗を感じます。あんなマスクをしなくちゃいけないくらいなら、ヒキコモリになるほうがよほどわたしの性格にはあってるような……現時点ではね。

今回のネイザルガードは、鼻孔のまわりに塗るとヒヤッとするので、それが刺激になってかえって鼻水が出てくるのが難点。ま、アレルギーの調子と相談しつつ、薬の服用とあわせて使うというのが正解かな。効果があらたかなようでしたらまた追加でコメントします。

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2009/02/17

湿度30パーセント

朝はのんびり9時起床。快晴。ストーブはつけてるけど、わりあいと室内はあたたかく、ただ空気が少し乾燥している。湿度30パーセント。楽器をやっていた頃は「もっと空気が渇いているほうが安心」という気分がとぎれることなく継続していたが、いまみたいな季節だと、湿度が高いほど風邪を引きにくいかな、とか。湿度のせいでの結露とかカビとかも気にはなるんだけどね。

しかし。
起きだしてみると、家事雑用をためてしまったせいで、床にはうずたかく埃が積もっているし、本やら書類やら服やら何やらとモノがごちゃごちゃ。えらいことだ。これを片づけないとはじまらない。昨日だったか、久々にきちんとメールチェックをしてみたところ、急いで返事を出さないといけないたぐいの連絡が大量(汗)。すみません、もしもこちらをご覧になっているかたがいらっしゃいましたら、これから順番に手をつけていきますので、あしからず。

と思っていたら、ふと気づくとテレビのリモコン(ケーブルテレビ用)が部屋のなかで行方不明。おかしいなあ、と捜し回ること一時間。ここしばらく「物置状態」となっているプリーズチェアのクッションのすきまに隠れていたらしい。床を調べようと、勢いよく椅子を動かしたはずみに、床にリモコンが落ちてきました(汗)。いやはや。

それと、ぼたメモ←わんこの飼育記録。
少しまえから気になってたけど、どうやら発情期の気配。うーん、せっかく春めいてきて、散歩も楽しくなるという時期なんだけど。しばらくは散歩は地味に、よそのワンコと遭遇しないように時間とコースを選ばなくては。

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2009/02/15

新年会

遅ればせの新年会。
メンバーは順不同に斉藤さん、榊原史保美さん、竹田やよいさん、松本Nさん。二次会からモテギさん。お久しぶりの皆さまのお元気そうな姿が見られて、本当にうれしかったです。……いや、ご無沙汰してしまったのは、わたしの場合はひとえに無精のせい。こんなわたしに声をかけてくれ、会を企画してくださった方たちに感謝。

時節柄、そして業界柄もあって、不景気な話はいくらでも(それもディープな)出てくるけど、皆さんそれぞれに「自分の生き方」がはっきりしている人たちばかりなので、よそがどうというよりは、自分の健康をきちんとメンテナンスしていかないと……という視点の話が多かったかな。つぎにお会いするときには、きっとそれぞれに新しい風を受けて、ちがう輝きを発していらっしゃるのだろう。

こういう「新年会」とは別に、こまごまとお会いしたり、ありがたい刺激をいただくような場面を今年はもっと大切にしていかねば。バレンタインの翌日の日曜日、というタイミングに「このメンバーはいったい……?」という苦笑コメントもあったけど、このメンバーだと元々あんまりそーゆーのって関係ないっすよ(笑)。そろって「チョコにかぎらず、モノや花はあげるよりもらうほう」というキャラの人たちって気が……あ、そう思うのはわたしだけかもしれませんが。

ってことで、会場は(どこも予約がとれなくて大変だったらしいです)芙蓉亭でのランチのあとは「茶の愉」の個室に移動。もう少しおしゃべりしたい気分だったけど、入稿したばかりのライナー原稿が気になったのと、翌日は歌舞伎座の昼の部に行くことになっていたので、わたしは一足先に帰宅。つぎの機会をいまから楽しみにしています。

本日の戦利品。ロクシタンで、チェリーブロッサムのハンドクリーム。それと、洗面所に置いておいて気軽に使うためにとラベンダーのハンドローション。このところ、ハンドクリームがひそかなブーム。季節にあわせてちょこちょこ消費して楽しむのに手軽ってことですね。すぐさまラベンダーのほうだけ開封して使ってますが、じゃっかん香りに特徴がありすぎ……いや、決していやな香りではないけれど。

追記・気になった原稿(CDライナー)は、案の定、あとから「ヤバい!」という凡ミスを幾つか発見。たとえばウェルテルと出てきて、ゲーテなのか何かの音楽作品なのか、あとで確認してから入稿しようと思っていたのをケロッと忘れて、そのまま『若きウェルテルの悩み』のタイトルのままで送ってしまった。睡眠をたっぷりとった現時点での頭で考えると、あれは(悩むまでもなく)マスネのオペラ『ウェルテル』のことじゃん、と。いや、わかりにくい原文にも責任があると思うけどさ。それ以外にも抜けとか曲名の強調のし忘れもたくさんあったし>原文。と、ひそかに責任転嫁。

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2009/02/14

春一番?

うわ、ラジオの天気予報で「あたたかくなる」と言ってた気もするが、8時半に目がさめて寝巻きのまま起き出しても寒くない。室温が16度。昨日も犬と外に出たときの空気があたたかく、あまりに冬らしくなかったので、この気温差で風でも吹けば春一番じゃんと思ったら、それから2時間ほどで風が吹きだしていた。うーん、まだ2月半ばだから、これから何回かは寒くなると思うけど、それにしても今年の冬は短かったような……いや、まだ終わってないけどさ。

気圧の変化が大きかったのか、昨夜は頭痛がひどくて何をする気にもならず、寝床に横たわって録画してあったドラマやDVDを見まくった。あれで目を使って頭痛がさらにひどくなった。けっきょく鎮静薬を飲んで、万が一を思って体温を計ったがえらく低温。35度代。ふだん体温が高めの私としては異例。

一昨日に通訳してきた某氏のイベントが思ったよりもずっと楽しかったこととか、バッハの周辺の固有名詞をまったくおさらいしていかなかったので、自分としてはボロボロだった(と思った)わりに通訳が好評でうれしかったこととか、スピーカー氏が「ぜひ持って帰って聴いてみなさい」とおみやげに持たせてくれたたくさんのCDが予想外に(おっと!)おもしろそうで、さすがだと感銘を受けたこととか。←こういうのとか、ほかにも。演奏がどうというより曲の選択の魅力。いや、去年にB・エンゲラーの通訳をしたときも、プログラム選択のセンスの独創性とか新しさについては考えさせられたことを思い出したり。そもそも私は学生時代に、リサイタルでたとえばブラームスのソナタの楽章抜粋をやりたいとテオに言って「やりすぎ」とたしなめられて、チェッとかつぶやいた経験があったから、なおさらそう思うのかもしれないけど。とはいえ、おそらくそういうセンスの革新的な点まで含めて、プロデューサーの在り方の賛否まで問うアーティストが私のまわりにもいないでもない。が、何よりともかく、刺激的でおもしろい。と思ったことまで、そのうちどこかにメモしておきたいんだけど。

頭痛がひどくなったせいで放置してしまったライナー訳出とか、家事雑用&事務連絡とか、これからやらなきゃ。鎮静剤がまだ効いているのか、寝起きのいまでも頭が少しぼんやりしている。

ベッドで見たドラマ(録画)は、ロブ・ロウ主演で第一シーズン打ちきりとなった「弁護士ジャック・ターナー」の冒頭のエピソード数本と、見そびれていた「交渉人スタンド・オフ」のエピソード数本と、同じく「アリソン・デュボワ」第2シーズンのエピソード数本。ジャック・ターナーは、キャストがやけにグレイズ・アナトミーとかぶっている。

しかし、画面の見過ぎで目が疲れるくらいなら、買い置きしてあるフランスの小説の朗読CDでも聴けばよかった。

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2009/02/13

バラ色の人生

美川憲一はシャンソンがいいのよ、はっきり言って、美輪明宏よりもずっといいわ、機会があったら聴いてみてね。

……とお茶しながら榊原史保美さんに言われて「ふむふむ」と思ったのは、下手するともうニ年くらい前じゃないかって気がするんだけど、忘れてませんでした。で、今日のNHKのお昼番組「スタジオパーク~」でゲストに登場した美川憲一が歌ってましたね。バラ色の人生と愛の讃歌。

たしかに悪くなかった。いや、よかったわ。意外。

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2009/02/11

光陰

▼あっというまに時間が、というのは言うまでもない。それよりも、ダラダラしたり、焦ったり、鬱々したり、我ながらどたばたジタバタ、バカみたいに忙しいことだよ。

▼訳稿が手元を離れてから、「あ、あそこはこういう言葉を入れてみてもよかった」みたいなことを、忘れた頃になってふと、まるでぽっかりとどこかから浮かんだか降ってきたかのように思いつくことって多いなあ。いや、それもすごく悩んだとかそういう大事な箇所じゃなくて、どーってことないディテールみたいな場面だったりするんだけど。今日の「ぽかっと浮かんだ」は、小説で別れた夫婦が顔を合わせて、そのときの流れでなんとなくベッドをともにして、二人ともやり直そうと思うほどには積極的なエネルギーがあるわけではなく、でも元妻につきあっている相手がいるのかと条件反射的に嫉妬して、ついイヤな言葉を投げつけてきた元夫に対して、元妻が「Tu nous fais mal」なことをするのはやめてと言うんだけど、あれは「おとしめる」とかいうレベルの言葉をいれてもよかったかな、とか。いや、実際にやってみるとうまくハマらなくて、結局ダメじゃんってことになりそうな気もするけど。

▼気持ちがすっきりしないのは、何かが一段落したときに、きちんと「わーい、終わった~」という自分なりの心の区切りがついてないせいかしら。と思ったので、今回はささやかに、ハーゲンダッツのアイスクリームを買ってきて食してみました。わがアイドルのBロフさんはそういえば「実は駄菓子系だとグリーンティーが好物」「カロリーもハーゲンダッツのはわりと軽めだし」とつぶやいていたっけ、とか(おっと、笑わないでよね)。今回はドルチェの新作のどれにしようかな~と迷って、ガトーショコラに決定。カロリーが300とか越してたら、嘘つきーと言おうと思って見たら、ガトーショコラで260くらいだったかな。あら、確かにわりと低め? しかし、ハーゲンダッツのアイスなんて、久しぶりだ。冬にアイスかと思いながらも、食べたらやはり美味。さ、これで気分も一新できるか。←我ながらお手軽(笑)。

▼新作が3月に発売だから、完成版を聴くのが楽しみ~と他人事のように思っていた某氏のフランス歌曲のCD、いきなりライナーの訳出の依頼をいただき、目を白黒させてます。いや、うれしいんだけど。マラルメとかプルーストとか、苦手なジャンルの固有名詞が頻出しすぎ。とはいえ、解説を訳しているうちに、やっぱりモーレツに全曲を聴きたくなってきた。音を聴くまえに訳出を終えられるといいな。

▼しかし、こういうふうに「タイミングを見はからったかのように」くるアルバイトって、やはりなにかご縁があるってことなのか、とも。ありがたいことです。が、それはそれとして、あまりのんびりしてないで、早いところ今年後半以降のメインの仕事の予定&心構えをつめていかなくては。

▼でもって、明日は銀座でアルバイト一本。う、フランス語を話すのは何か月ぶりだろう。大丈夫か。

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2009/02/08

停滞気味

▼特に調子が悪いとか、疲労がどうとかいうことではないが、朝起きて快晴の空なのに、なんとなく空気に殺伐としたものを感じるときってあるんだよね。あくまで「なんとなく」ではあるけれど、不快。バイオリズムの低下か、気圧の変化か知らないけど、頭がすっきりしない。頭痛まではいかないんだけど。あーあ。せっかくの日曜日なのに。

▼長らく息抜きに使ってきたゲーム、ZOOKEEPERの無料サイトが閉鎖されるとのこと。さみしいな~と思ったら、リンクを発見。しかも、アクティブ版。これだと連鎖ヒットをおこしやすく、マウスでクリックして移動するだけじゃなく、ドラッグもできる。ヘルプ機能を使えば、十面までいくのも前ほどむずかしくない。ってことで、ハマってます。こんなのを1時間も2時間もやってるから、目がくたびれて朝の目覚めがすっきりしないのかも……という心の声は当面無視。
http://pc.kiteretsu.jp/games/zka/zka.htm

▼気が重いのは、一年半ぶりに歯科のお世話にならないといけなくなったせいも大きい。金曜日の夜、奥歯の詰め物がハズレて、これはおそらくかなり昔に入れたものなので「なかで虫歯が進行したせいだろう」「歯の詰め物も寿命があるから」と、ともかくさっさと処置してもらおうと翌日の朝一番にかかりつけのクリニックに走っていった。ところが、多少は予想していたこととはいえ、レントゲンを撮ってもらって、先生が過去の診療歴を調べて検討をはじめたのを聞いてみると、どうやら「この一本だけ治す」というわけにはいかないらしい。もともと噛み合わせにかなり問題のあるってのも大きいのだが、平成16年に入れたセラミックの上の歯との噛み合わせもこの際だから直したほうが絶対にいいと力説される。うーん、歯の被せの寿命は六年だという説も一般的なのだそうな。ってことは、これだけ満身創痍(言葉のあやですってば)の歯の持ち主であるワタクシ、これから死ぬまで、場合によっては年に4、50万円ほどは歯に(歯医者さんに?)貢がないといけないってことか。……ショック! そんなにお金がありません……とまじめな顔で泣き言を言ったら、先生に慰められた、ような気がする。うーん。いや、お金のことというだけじゃなく、この不自由な噛み合わせで生まれてからずっとやってきて、それを改善する(改善することによって、身体へのダメージもそこそこある、というのは以前の治療でも実感ずみだってのもある)ために、ほんの4、5年まえに十万円以上もかけてつくったセラミックの歯を、こわしてやり直さないといけない、ってのがやりきれない。大事に大事に長持ちさせようと思っていたのに……。

▼歯科の費用。先生の言うがままに治療をしてもらうのも、それはそれで仕方ないと思いつつ、費用的にはセラミックの歯を二本ってことで、下手すると「欲しい」と思っていたVAIOのタイプPとタイプGが、二台まとめてらくらく買えちゃうくらいのお金になるんだよね。……言っても仕方ないか。ぐちぐち。

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2009/02/06

つらつらと

気がゆるんで、ダラダラしがちの数日。のんびりするにしても、ホントにダラダラしてしまうと、そうこうするうちに春が近づき、外でのアルバイトのクチがぼちぼちとかかってきそうなこともあって、つぎの暖機運転が辛くなるのが目に見えている。ので、遊ぶにしても計画的に……いや、無理だろうな(汗)。

火曜日。
よくおぼえてないが、たぶんうちでダラダラして、本でも読みふけったような。ああ、図書館から借りてきた『あの映画は何人みれば儲かるのか』という、税理士という肩書きのライターさんが書いた(らしい)本を読んで、書いてあること自体はおもしろいのに、なんでこんなにテキトーに書き飛ばした印象しか残らないんだろう……と思ったんだっけ。あとはコーヒー豆が切れたので、ぼたんの散歩がてら買いに行き、ついでにバレンタインにあわせて店頭に並んでいたトリュフチョコを少し買ってお茶受けにしたのであった。美味しかった♪

水曜日。
九時半に起きだしたものの、起動がのろいワタクシ。吉祥寺のバウスシアターで『慰めの報酬』を見てくる。今年最初の映画館で観た映画。年末から観たい映画はたくさんあったんだけどね。とはいえ、しちめんどくさいヨーロッパ映画を観る気分じゃなかったので、007はばっちりでした。特に前半のアクションと、たたみかけてくるような展開。後半は失速気味だったけど、前半あれだけ楽しませてもらえれば大満足。映画も進化してるんだね。帰り道、ふと吸いこまれた書店で小川洋子の最新刊『猫を抱いて象と泳ぐ』をチェック。図書館で予約60人待ちなのだが、これはやっぱり「いま読みたい本」だという気がする。いっしょに軽く立ち読みしたオンダーチェの新刊『ディビザデロ通り』は、最初は買うつもりがなかったんだけど、小川洋子と並べて読むと無性に「これはいっしょに買わなくては」という気がしてきて、財布のなかみを確認したら千円札が三枚くらいしか入っていなかったので、あわてて商店街の端のATMでお金をおろしてきて、二冊購入。

木曜日。
そんな予感はしていたのだが、朝の九時に「ぴんぽーん!」と宅急便の到着で起こされ、見ると月曜日に送り出したばかりのゲラが「念校」ということで戻ってきた。泣き笑いしながら(基本的に、直せるのはうれしい)、四時間ほど作業。思ったよりも誤記や表記のミスは少ないのだが、ここにいたってもまだ誤訳が目につく(目につかないボケがどれほどあるかは考えないようにする)のは恐ろしいことだ。それも、付箋を立ててあるところは「これくらいの不自由な日本語は読者にも我慢してもらいたい(汗)」というようなことをツラツラ思うのだが、よく見ると、そことはあまり関係ないはずの直前および直後に凡ミスが多発。ふっしぎっだなっ……いや、笑ってごまかしているわけではなく(わはは)、ホンヤクっておもしろい~と。夕方の発送の便に乗るよう、3時には作業をおえて宅急便を返送。

金曜日。
たまには犬とたわむれたい、という実家からの要望にこたえ、ぼたんを預けて吉祥寺へ。ずーっとお会いしたかったのに、こちらの事情で延ばし延ばしになっていた編集者さんと打ちあわせが一本。いろんな路線で、やってみたいことはたくさんあるのだけれど、いつかそのうち……と他人事のように思っていた企画がいきなり目の前にドン!と見えてきて緊張。いずれにせよ、いいかたちで「がっぷり四つに組む」ことができればと。ともかく気合を入れよう。散会ののち、耳鼻科に寄って花粉症の薬を処方してもらう。今回はフルナーゼ点鼻薬はパス。とはいえ、恒例の春の花粉は昨日あたりから飛来しているとのこと。今年の症状はどの程度で抑えられるかしら。帰り道、駅の構内(中央口の片隅。ベッカーズの脇)で売っているドラヤキをおやつに購入。生クリームを少しプラスしたトッピング(?)が売りらしいが、先日、ここで幾つか買ったのはどれも美味しかった。あのとき気に入ったイチゴ餡のドラヤキが今日は売り切れだったのだけ、ちょっと残念。わりあいと甘いものには口うるさい母も「おいしい。シンプルな味でおいしいってことは、材料がキチンとしているのね」と。出店は今月一杯の期間限定だそうな。

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2009/02/05

肋骨?

数日まえから胸、というか脇腹が痛い。ストレス性の肋間神経痛かとも思ったけど、刺すような痛みというよりは鈍痛で、深呼吸したりあくびしたりクシャミしたり伸びをすると「ぐぎっ」という感じで痛みが強くなる。

なんだろうと思ってたんだけど、よく考えてみると数日まえの強風の日、ゴミを出しにダストルームに行ってまた裏口から建物に入ろうとしたとき、風に煽られて重たい扉が猛烈な勢いで閉まり、扉や取っ手による直接のダメージはなかったものの、片手をはさんだ状態で全身を強く押されたので、脇腹を(自分の拳で)強烈に押され、三秒ほどしゃがみこんで痛みをこらえたっけ。すっかり忘れてたけど、あれか。

そういえば、そのあと座り仕事のあいまに「ストレッチでも」と思って、全身をひねったときも「うっ」と思うくらいには痛みが走ったような気もする。……さてはあれで悪化させたか。ばかじゃん>自分。しかも、リアルタイムでは何も自覚がなくて、何日も経ったいまごろになってから強く痛みだすなんて(汗)。

ってことで、このところは立ちあがっては「うっ」と言い、しゃがんでは「痛っ」と文句をたれ、やかん程度のものを持っても「うぎゃー」と愚痴っております。この感じだと骨がどうとかいうレベルじゃなさそうだけど、それでも痛みがとれるのに二週間くらいはかかるんだろうなぁ。あーあ。

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2009/01/29

MP3

音楽などの録音を聴くプレイヤーって、いまは何がメインになってるんでしょ。一般的な媒体はお皿(CD)が基本ってことで、主力はダウンロードしたものをハードディスクタイプのMP3プレイヤーで聴くほうに移行中?

いや、わたしは基本的にローテク人間なんで、状況さえ許せばいまだって実家に残してあるLPレコードを大喜びで聴いて満足します。で、なんでそんなことが気になったかというと、少しまえにamazonフランスで、オーディオブックというのかしら、文学作品を朗読したCDを購入してですね。その手のものは、フランス語ってことだと高校生くらいのときに「ジェラール・フィリップが語る星の王子さま」とか「ジェラール・フィリップが語る花咲ける騎士道」とか「ジェラール・フィリップが語る眠りの森の美女」とか「ジェラール・フィリップが語る……」ま、そんなところにしておこう。つまりカセットで買いこんでよく聴いていたわけです。意味なんかわかんないくせに、無条件にフランス語の響きが好きだったしね。あの頃は、日本でもラジオドラマとか、ドラマLP(や、宇宙戦艦ヤマトとかキャプテンハーロックとかラ・セーヌの星とかガッチャマンとかだったさー)とか流行っていたから、違和感なしに馴染めたってのもあったのかな。

おっと。話がずれてる。つまり、高校生のとき以来、ラジオから流れてくるドラマをたまたま耳にするでもなければ、その手の「ドラマ」「朗読」の録音からはずっと遠ざかっていたわけです。なのに、ふと「ラジオやテレビのライブではなく、録音されたフランス語をじっくり聴いてみたい」と思いまして、発作的にフランスのamazonのカートにあれこれ突っ込んで、勢いでポチッとしたわけです。それが12月のあたまくらいだったかな。

二週間ほどかかってフランスから届いた荷物を見てみたら、amazonのページにはごくシンプルにCDとだけ書いてあったわりに、開けてみるとCDはCDでもMP3形式で、一枚に12時間ほどの朗読がおさめられているというシロモノでした。そういえば、amazonフランスのユーザーコメントでも、ハリーポッターだったかミレニアムだったか悲しみよこんにちはだったか忘れたけど、そういう朗読で読書を楽しみたいと願うマジョリティであるはずの世代の人のおうちに、MP3プレイヤーはふつう置いていませんことよっ!という怒りのコメントがどこかにあったっけ。買ったのにウチでは聴けない!ってことですな。

ありがたいことに、我が家には、わたしが何年か前にオーディオテクニカのヘッドホン(コンパクトなヤツ)に一目惚れしたとき、ヘッドホンだけ買ってもしゃーないやん、ってことでいっしょに買ったソニーのCDウォークマンがあったのでした。これ、たぶん主にヨーロッパとかの外国への輸出用でつくってるんでしょうね。ふつうのラジカセとか、りっぱなオーディオだとCDプレイヤーはCDオンリーしか聴けないくせに、ウォークマンだったらMP3も聴けるようにつくってある。あくまで個人的な印象として、ソニーはあんまりそのへんをおおっぴらに宣伝してなかったみたいだけど。

ということで、仕事が一段落したらゆっくり聴くのだ。あと少しだもーん……。

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2009/01/26

本日の雑記

ゲラが戻ってくるはずだったが、午前中にメールがきて「明日になります」と。スケジュールがキツいぶん、どうやら几帳面に(=いい感じに)原稿整理をしてくださっている気配。ありがたや。

こういうすきま時間にあれやこれやの業務連絡……と思ったわりに、ぼーっとしているうちに時間が過ぎていく。だーめだ、こりゃ。しぶとくいまごろになっての「今年の抱負」が、身辺整理(笑)。いや、すっきりしたいというだけじゃなく、いろんなことの効率や、精神状態のアップをはかりたいってことだけど。せめて、そこらじゅう物置状態の住まいをもう少しまともな状態にしないと。

ブツブツつぶやいているうちに夕方。吉祥寺で打ちあわせ一本。しゃべっておきたいことがいっぱいあったはず、なんだけど、三十分くらいであっさりと切り上げ。ま、打ちあわせというよりは、顔合わせみたいなもんだしね。

余った時間で見たい店やら買い物やら……という意欲は温存しておこう。ってことで、駅ビルで新装開店したブック1stを20分ほど流してきました。基本の並べ方は弘栄堂のときと変わってないけど、微妙なところで違っているので違和感がバリバリ。ノベルスはどこへ行ったんだろう。品揃えはフツーっぽくなった印象だけど、そのぶんいろんな本がまだキチンと並んでいて、欠品も少ない印象。言い方を変えると、真新しいがあんまり活気がない品揃えというか。『テロル』と『カブールの燕たち』が二冊並んで棚に差してあったのは、うれしいような「まだ一冊も売れてない」と言われているような、複雑な気分。

打ちあわせをしたばかりの相手が手がけて話題になっている翻訳書の一冊は、手に取ってみたら四刷りだった。あら、うらやましい。ついさっき、そういう話題がまったく出なかったのは(水を向けなかったわけではない)、わたしが「最初の一ページを見ただけで問題ありと読むのをやめた翻訳」だと某氏にこぼして、でもわたしがダメだと断じた本にかぎって売れちゃったりすることもあるからね、と毒づいたのが耳に入っていたからかもしれない。

それと、原書を取り寄せたいと思うほどではなかったが、あちこちで名前を聞くので気になっていた作家の本が、某社で翻訳出版されていた。その出版社って、まえにボヤいたことのある「自称・翻訳もできる映画評論家」の評論本を出していて、どういう判断基準だかまったく不明だが「名のある人」の本なら内容も何もかもノーチェックで本を出す、というイメージ(いや、あくまで私的な偏見)。そういうところとは、たのまれでもしないかぎり仕事をしたくないな、とか(笑)。いや、昔からの顔見知りがいないでもない出版社だから、もしも実際に声がかかったらホイホイと「なんでもやります~」と飛んでいくかもしれないけど。しがないフリーターだし。で、開いてみたら、なんとも新味のない文体。いかにも(わたしが昔から大きらいだった)おフランスの観念的でお堅い文芸ちっくなホンヤク文。丁寧な訳だったらセンスがなくても許されるとでも思っているのか。あーやだやだ。

とブツブツ言いながら文芸コーナーをあとにする。いや、文句をたれるときは、完全に自分のことは棚に上げてますよ。あたしゃただの一読者だもん。

ガラスの仮面43巻が積んであったので当然のように購入。ほかにも何冊か。

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2009/01/14

鼻炎が!

年が明けてから、めったにないことだが鼻の調子がとてもよく、4週間ぶんを処方してもらってある抗アレルギー薬の服用をやめても悪化はせず……でも、こんなの長く続かないだろうなと思っていたら、案の定。

いきなり今朝になって、鼻のぐずつきとくしゃみの連発がとまらなくなりました。うえーん。天気がよくなって、なんぞ新規の花粉でも飛びはじめたか、起床して気分がよかったのをいいことにハタキをかけたり床をモップで拭いたりしたのがまずかったのか。トイレでルームフレグランス代わりにゲランのアクア・アレゴリアのラベンダー(だったか)を2プッシュしたら、匂いが強すぎて咳こみたくなったのが遠因か。ああ、もう二度とチェリーブロッサム以外のゲランの香水は買うまい。←ヤケになってます。で、あれこれと原因を考えては、鼻をぐずぐずいわせてます。

そうかと思うと、朝からマンション内のどこかで、クリーニングだか内装工事だかをやっているらしく、どこからともなく低周波のモーターの音がずーっと響いてきて、吐き気がしてきそうなくらい気持ち悪いです。。。引っ越していく前のおとなりの部屋の奥さん(よっぽどのきれい好きだったのか、掃除を始めると何時間も掃除機の音がしっぱなしだった)掃除機の高周波もひどかったけど、それよりもこれはイヤかも。早く終わってくだされ……(涙)。

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2009/01/11

図書館で

一日ずっと冷え冷えとしていた。
室内にいても、空気が濁ったかと暖房を切ると、あっというまに寒くなる。ま、冬はこうでなくっちゃ、とも思う。

散歩のついでに図書館へ。日曜日だからか、けっこう混んでいる。入っていこうとしたところで、いきなり背後から「フジモトさーん」と声をかけられた。ぎょっとして振り返ると、宅配のミニトラックのドライバーさん。「amazonからの荷物が来てるんですけど、いつ頃うかがえば家にお戻りでしょう」ということだったらしい。いかん、すっかり顔をおぼえられてしまっている。しかし、いつも寝巻き程度の小汚いカッコで出ていって、玄関の細くあけた扉から、そーっと荷物を受けとっているので、まさか犬連れの全身姿でいるときに見とがめられる(いや別にとがめられたわけじゃないけどさ)とは……と冷や汗。「一時間後には絶対に帰宅してますから、よろしく」とお願いしてきた。

で、図書館では、どうせあんまりじっくり読書をする余裕もないのだからと、目についた本を手当たり次第に借りてきた。ホントは、いまさらのドロナワで、いま訳している本の資料を少し当たってみたかったのだが、その場でじっくりその手の書籍を検討する気にもなれなかったのと、へたな資料を借りて、調べものというより「うっかり読みふけってしまった」という事態になるのが怖いので、けっきょく今日はパス。

出てきて、図書館の外の庭もどきのスペースの一画で、地面にみっしりと霜柱が立っているのを発見。今日は昼どきも気温が上がらなかったから、解けずにそのまま残っていたらしい。

ちなみに今日は満月。寒くなってから、めっきり夜空は「冬の星座」となっているようだけど、そういえば月のすぐそばで金星がやけに明るいなあ、と散歩が夕方になるたびに空を見あげてはつぶやいている。昨夜の時点で、かなりキレイな丸い月だったけど。

■amazonに予約してあった本は以下の二冊。
『水族』
『滝への新しい小径 村上春樹翻訳ライブラリー』

で、つぎに欲しいのは、復刊されるブルース・チャトウィンの『ソングライン』と、ユリイカ最新号(米原万里特集)。ユリイカはいままで何度か購入して、そのたびに波長が合わない記事ばかり(いや、きっとアタシのせいなんですよ)で後悔するのがパターンなのだけれどね。ま、そっちを購入するのは、手持ちの本をしっかりと消化してからってことで。

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2009/01/10

さぶっ

夕方ならまだしも、夜の10時になって眠気が……って、ホントならそれくらいに就寝しても問題はないくらいなんだけど、ストーブを消し、一時間くらい布団で犬といっしょに丸くなって(=仮眠をとって)から出てきてみたら、寒いよっ!

ちょっとびっくりするくらい、空気の冷えこみがすごい。たった一時間で、こんなに冷えるとは。

天気予報を見たら、これから明け方にかけて、この冬いちばんの冷えこみになるとのこと。えーと、零下5度くらいいくのかな。東京もようやく冬本番ってかんじ。

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2009/01/09

積雪ならず

夜のあいだにしんしんと雪が降り積もり、朝になって布団のなかでおもての静けさにふと気づき、あわてて飛び起きて窓をあけたらあたりは一面の雪景色。……そんな一日のはじまりを期待したのだけれど、夢はかなわず。

いや、都内でふつうのウィークデーにいきなりの積雪、ってのはお勤めする人にしてみれば「うわ、勘弁して」という経験だろうけどさ。

とはいえ八王子のほうでは雪景色、都内でもいちおうは「雪が舞った」ようです。武蔵野のかたすみのわが家も、降ってくる雨粒をじっと見つめると「みぞれ……混じってる?」と思えないでもなかったかな。冷たい冬の雨が一日中とぎれず降りつづけた一日となりました。なので、今日は散歩はなし。人間も犬も、おもてに一歩も出ずに過ごした。あ、飼い主はゴミ出しのついでに少しだけ外を歩いたけど、ぼたんはソファの上に毛布を寄せ集めてこしらえた「巣」というか寝ぐらに、笑ってしまうほどずーっとこもってました。散歩にも行きたそうなそぶりは見せなかったな。外は寒いってのがわかっているのね。

冷蔵庫に最低限の常備食品が買い置きしてあるのをいいことに、人間は気合8割くらいでダラダラと作業。ノルマの半分くらいしか効率はあがらず。でもまあ、まだ無理する気にならない……のはマズイのか(笑)。

読書はほぼお休み中。ただ『悼む人』は少しずつ読み進めている。そういえば『孤独の歌声』の頃から(仕事で)リアルタイムでおもな本を読んでいて、切実でドラマチックなテーマに切りこんでいく誠実さと鈍感さ(無神経)なところをあわせもつ作家だと思った記憶がよみがえる。が、誰にとっても平等に死は近いところにある、ということをひたすら見すえていこうという「エスキース」のような文章は、冬の読書にふさわしいような気もする。

息抜きのDVD。
ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ ファースト・シーズン Vol.1 [DVD]

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2009/01/01

迎春

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
今年もよろしくお願いします。

2009年はどんな年になるのでしょうか。
このところ、じゃっかん体調が……というほどのこともないのですが、耳の下のリンパが腫れ気味なので、きっと免疫が落ちてるんだろうな。腫れたあたりが少しずきずきして頭痛がしたせいで、昨夜は恒例の二年参りをパス。つか、午後11時くらいには頭がぐーっと重くなって、気づいたときには寝てた(汗)。〆切仕事のほうは、もう寝ている場合じゃないってのに……しくしく。ま、頭が痛けりゃなんにもできないので、あきらめて洗顔して布団に入りましたが。

とはいえ、よく寝て明けた元旦の目覚めの気持ちのよさときたら、感動モノ。もともと、ちょっと何かうまくいかないとすぐにすべてを「ちゃら」にしたがるわたしにとって、真っ白な新しい朝!という気分だけでもすばらしい。よし、今年はいい年にするぞ。

ということで、午前中のうちに地元の八幡に初詣。けっこう混んでました。天気がよかったのもあってか、区内のケアホームから、マイクロバスが何台もきて、お年より&職員さんたちが大勢お参りにきてた。いつものことですが、お賽銭をちゃりーんと入れてお願いするのは、家内安全、つまり健康と情熱(意欲)かな。いい仕事がいっぱい来ますように、というのはまたさらに別口(笑)。ともかく、今年は大きな仕事をしっかりとやりぬきたい。いい本の翻訳を獲得したい。自分でなければと思えるような本ときちんと出会いたい。いままで、自分が手がけたものでなくても「いい本が日本でも紹介されればそれでいい」と思ってきた。そのスタンス自体に変わりはないのだけれど、でも「この手で訳したいと本気で思った本は、何がなんでもやりたいと意思表示をして追いかける」ことも大事だと、そう思えるようになってきた。……しかし、そうなると訳したい本がありすぎて困るってのも。ま、それはそれか。

ついでだから、もうちょっとメモ。
アルバイトのほうは、年末ぎりぎりまで「今後は徐々に足を洗う」つもりだったのが、なぜか元旦の爽やかな空気を吸って「いや、あっちはあっちでわたしの大切な精神的な軸足なのかも」と考えが変わった。ピアノを弾いていればね、きっと必要のない軸足だったんだけど。ま、どういう道を切り開いていくかは追い追い考えるとして。

で、帰宅して、実家からおすそ分けしてもらったおせち料理と、超手抜きでつくったお雑煮で昼食。食べ過ぎ。それでなくても、年末はストレス発散でヤケになって食べまくって、初冬に少し減量したぶんを半分くらい帳消しにしてしまったとゆーのに。

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2008/12/28

年末

朝、ゴミをダストルームに出しに行ったら、歩道を行くひとがかなりの確率で松飾りを手にしていた。気候がすっかり真冬本番を思わせるようになり、今朝もまた、冷えこみと日差しの加減なのか妙に「年末年始を感じさせる空気」だなあと実感。

天気がいいので、午前中のうちにぼたんと散歩。早い時間に出られたのがうれしかったらしく、ワンコも妙に上機嫌。ただし、時間が中途半端だったのか、散歩しているよその犬(と飼い主さんね、もちろん)はたくさん見かけたわりに、至近距離での遭遇率はゼロでした。つまり、ぼたんと鼻をくっつける挨拶してくれた子が皆無。かわりに、ときどき見かけるケンちゃん(レッドのミニダックス。ぼたんより少し大柄で、歳も同じ)が散歩から帰ってきて、おうちに入っていくところを遠目に見かけ、そこからさらに数十メートルほど歩いたところで、いきなり「わぉんわぉん!」とスムースのミニダックスのハナちゃん(二階の物干し……じゃなかった、ベランダから鼻を突きだしていた)から挨拶?されました。年末の大掃除にかかっている家が多いのか、玄関先を掃いていたり、エアコンなどを洗っている人が多かったな。

最寄り駅の書店に入って、文庫本を二冊チェック。
『詩の力 (新潮文庫)』
『みずうみ (新潮文庫)』

吉本つながりであることには帰宅してから気づいた。ボケてます。

それはそれとして、ホントはいまさらながらの『海辺のカフカ』が欲しかったんだけど、いまは読んでる余裕がないじゃん>自分。というのと、手に取って冒頭を走り読んでみて「いまの気分じゃないかも」と思ったので、そっちはまたの機会に。フランス語で本を読む人たちは、皆そろって、ムラカミというとカフカと言うんで、んじゃ読んでみようかなと。安易ですが(笑)。次に書店に立ち寄るときに思い出したら買ってみようっと。

あ、忘れないようにメモ(自分用)。
世の中で一番おいしいのはつまみ食いである (文春文庫)
おもしろかったけど、何冊か読んだらもういいかな。
いつもだとわりとあとがきから読むことの多いワタシなのですが、この本はどこから読んでも同じというか、短いエッセイ形式だったせいか、ともかく最初から順番に読んで、故事を細かくまとめた「手を読む」のところだけは斜めに見たかな。で、あとがきを読んでみて、編集協力ということで名前の出ていたのがF澤さんだったので「あら~」と。そういえば、近況を知らせるメールなどで、料理関係の本にも関わっているとあったっけ。予想しないところでご無沙汰してしまっている知りあいの名前を見ると、びっくりすると同時に、とても嬉しい。

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2008/12/25

クリスマス料理

イブの夜は、鳥の丸焼き。詰め物をどうしようか迷ったけど、けっきょくシンプルに塩コショウをまぶしたかたまりにガーリックをつめこんで、大ぶりに切った野菜(じゃがいもは丸のまま、玉ねぎは半分、にんじんはぶつ切り)といっしょにダッチオーブンで焼くこと1時間超。ガスコンロにのせて、ふたのうえからは炭で焼いてみました。室内だけど、ノリは完全にアウトドア料理(笑)。焼き上がったあとの汁に赤ワインを足してグレーヴィーソース。

フランスパンとあわせて食べました。もちろん美味。きっと炭をさらにガンガン燃やせば、皮がもっとぱりっと焼けたのかもしれないけど、まあそれは次の機会の楽しみにしよう。

で、翌日。
豚肉の小さめのかたまりを買い置きしてあったので、それを細かく切ったものを足して、残り野菜(セロリ、下仁田ネギ、にんじん、じゃがいもなど)でシチューにしました。クリスマスのメインはやっぱりケーキ。

地元のケーキ屋さんで、ホールケーキを買ってきました。いやはや豪勢。家庭内大盤振舞(笑)。予約もせずに、何が残っているのかどきどきしながら犬連れで来店。あ、もちろんぼたんは店の外で待ってましたけど。さんざん迷ったあげく、ビターな風味のチョコ&塩キャラメルのムースをブッシュドゥノエルふうにかためてココアパウダーをふりかけたケーキにしました。これが大当たり。

濃厚で複雑な味わいのチョコレートって、ほんのひとかけら口にするだけで、陶然と(酔っぱらったみたいに)なるものですが、このムースはひときれだけで、同じくらいの手応えがありました。ああ幸せ。

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2008/12/24

Joyeux Noël

ま、人生はしんどいものだけど、それはそれとして、忘年会とかそういうものは昔からの慣習としてあるのだから、めいっぱい楽しめばいいよ……というようなことを言われて「はーい」と思ったわりに、地味におとなしく年明けを迎えることになりそうだ。しかし。エンジンはまだかからず。トホホ。

クリスマスイブの日は、それほど早起きしたわけじゃないけど、天気が良かったんで朝のうちに西友まで行き、丸焼き用のチキン(サイズは小。目方は1キロほど)が残っていたので購入。これでもう、ケーキは明日の「売れ残り品セール」のものでいいや(笑)。

Ernö Dohnányi: Serenade & Sonatas
Arnold Schoenberg: Weihnachtsmusic & Transcriptions
クリスマスイブはこんなものを聴きました、ってことで。
下のシェーンベルクの編曲モノのCDはまあクリスマス曲ってことだしと取りだしてきて、上のはチェリストの名前で以前から入手したくて、日本でのディストリを担当しているところに「倉庫で見つけたら(買うから)教えてください」とたのんであった……んだけどやはり無理だったらしく、たまたま別のところで発見して購入したばかりのもの。どっちもいい録音なんだけど、やー、もうこうなるといいとか悪いとかいうレベルじゃなく、聴いてて思わずクスクスっと口元がほころぶのであった。ああ幸せ。うーん、あたしはもうこういう「音楽の聴き方」しかできないのかもしれない。もしかすると、それって不幸なことなのかも……。あ、すいませんね、自分以外にはまったく意味不明なことをつぶやいてしまいました。

ちなみに、クリスマスを口実にこんなもの(東プレ NG0100 REALFORCE91U
)を注文しました。道具がよくなれば、さぞかし仕事もはかどってくれるであろう……わはは。

自分へのプレゼント本はこんなかんじ。
『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ (小学館文庫)』
『船に乗れ!〈1〉合奏と協奏』
『すごい本屋!』

『警官の紋章』

『すごい本屋!』から読みはじめてます。が、ともかくめちゃくちゃすてきな本ですね。本好き、というか「本屋さん好き」は必読かもしれない。

あとは雑誌を1、2冊。雑誌こそ、買ったらいずれは99%捨てるわけだよなあ、と思いつつ。まあ、いまはそういう駄菓子みたいな活字情報こそ、無為な快楽というか、楽しいんだよねえ。


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2008/12/23

ジェットストリームその後

ああ、もうリリースされてずいぶんになってしまった。

ジェットストリーム 4&1
こういうものが、11月末に発売されているらしい。

外でのアルバイト仕事のとき、このところ愛用しているのがこの「なめらかな書き味」が売りの三菱ジェットストリーム。最初は1ミリ0.7ミリの芯が出ていて、どちらかというとわたしは細い芯のほうが好きかな。ただし、その後0.5ミリという極細ヴァージョンが発売されたので使ってみたけれど、さすがにこの細さだと、大学ノートにメモをとるときもなんとなく線がたよりない。ので、今後しばらくは0.7ミリのペン(色は青)をリピートしていくことになりそう。

で、上記の4&1は、あれば便利かもしれないが、多機能になりすぎていて、かえってペン立ての肥やしにしてしまいそうな気もする。もう少しだけ様子見。

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2008/12/21

Farmer's Diner

駒沢大学のイタリアンで飲み会。忘年会……というのともちょっとちがうような。オーガニックな品揃えの料理、おいしかったです。ワインもね。

83年にエクサンプロヴァンスの夏の語学講習でお会いした人たち。今回の出席者8人でテーブルをかこんで、四半世紀という時の流れを少しだけ実感。や、基本的には、油断するとこのまま精神年齢がストップしたままさらに20年くらいは平気で過ごしてしまいそうな気もしています。が、はたして、それでいいのかと自問することもないわけではなく。

そうそう、自分用のメモ。水村美苗の『日本語の~』は、読む前からすでに身構えてしまっているワタシですが、藤谷治さんの日記で、ひじょうに自分との共鳴を感じる記述を発見しました。この記述のおかげで、少しだけゆったりと自然な心持ちで本を読みはじめることができそうな気がします。ありがたい。

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2008/12/19

日記1219

▼本日も晴天なり。なのに頭が重いし、歯が浮くというか、歯ぐきが腫れてるみたいなどんよりとした感覚。気圧の変化のせいらしい。まずは起きだしてから、40分ほどお風呂のお湯につかって目を覚ます。あ、そういうことをしているから、なにもしないでいるうちに一日が終わってしまうのか。ブツブツ。

▼今週のトピックスは(1)マンションのインターフォンの付け替え工事(2)楽天の某ショップでチーズを大量購入。インターフォンはまえからときどき故障して、宅配便が届いてもそのせいで「不在」とみなされ持ち帰られてしまうことが多かった。しかも、修理をたのむにも、すでにメーカーの保証期間はもちろんのこと、十年以上も使ったら新しいのに替えるのが当然という対応をされ、さんざんもめたあげくに買い替えが決定。しかし、これだけ高価な(一軒あたりのインターフォンパーツが定価だと10万円くらいで、見積もりだと一軒あたり15万くらい×戸数というあまりにも足下を見た値段だったらしい。実費だとインターフォンパーツだけで1万円かそこらじゃないかという説もあり)ものを買わされるのに、文句のひとつもないほうがおかしいだろうと。で、チーズのほうはキロ単位での複数買い。とはいえ浮かれてチーズを食べまくっているので、下手するとクリスマスまでもたないかも……。

▼吉祥寺の耳鼻科で鼻炎の薬を処方してもらってくる。ついでにランチに天丼を食べて、ミスタードーナツでドーナツをテイクアウト。お腹いっぱいになるだけでこんなに幸せな気分になれる自分を確認。単純っていいことだわ。

読み終わったばかりの本を再読。しみじみと読めるいい本だ。翻訳もいい。というか、字面でつくっていくホンヤクではないので、文章のこまかい破綻はあちこちにあるのだが、そういうところまで含めての「語り口」がみごと。音楽系のこういう評伝もしくは自伝的なエッセイの場合、クラシックの業界のことはもちろんのこと、奏者のありかたや自己表現の様式を知らない翻訳者がいくらがんばったところで、心を打つ日本語のテキストにはならないのがほとんどだが、何しろこの本の訳者は晩年のカラヤンはむろんのこと、多くのドイツ語圏の巨匠の通訳をほぼ専属で多く手がけられたひとでもある。奏者たちがどういう言葉を使うのか、どういうメンタリティであるのか、どういう空気を吸っているのか、どういうパートナーとどういう暮らしをしているのか。そういうすべてを熟知している。あえてケチをつけるなら、フランス系の固有名詞などについては遠慮せずにわたしに問いあわせてくださればよかったのに……ということくらい(笑)。だが、こういう「おもに音楽専門書を手がけている」版元なのだから・以下略、とも。

▼しかし、である。してみると、音楽系の伝記的な本のホンヤクは、いままでずっと「絶対にイヤ!」と逃げてきたわが身が、もしかすると卑怯であるのかもしれない、という気もしてきた。いや、そこまで言い切るのはあまりにおこがましいか。でもたとえば、絶対にイヤなのはまちがいないが、それでも二年以上も毎週のレッスンで顔をあわせて、くだらない痴話喧嘩もどきもさんざん目撃させられたグリモーの訳本を手に取って、登場する人物の半分くらいは語り手(!)とほぼ同じ時期に出会っているはずのわたしにとっての顔見知りでもあったりするという立場上、読んでいてその訳文の不自然さに違和感バリバリ……。いや、いままでずっと、それはそれでアリなのかもと思っていたけど、なぜかここにきてグリモーの二冊目の本とやらを読む破目となり、そうなると個人的な好き嫌いは置いておいて、ああこの本は作り方によっては売れるものにできるよな、と妙なプロデューサー本能みたいなものも目覚めてこないでもない。これってヤバいかも。

▼フランス語のメールのうち、一通だけ返事を書く。気ばったわりにカジュアルで、しかも送ってすぐに文法のミスをボロボロと発見。ま、いつものことだけど。そのうちマジメに「仏文法」を勉強しようと、思い続けてすでに何年になるっけ。

▼そういえば、さっき調剤薬局の待合室で、ブルータスの映画特集を斜めに読んだ。こうしてみると、見たい映画がたくさん……。ゾエ・カサヴェテスの「父からはいつも、一日にひとつでいいからクリエイティブなことをしろと言われていた」というコメントが光っていた。あと、宮沢りえの「人から薦められた映画(たぶん本も)は必ず見ることにしている」ということばも。そうだよね、うん。

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2008/12/15

暖房が稼動するまで

すでに「過去の事件」として自分のなかでは片づいてしまって、日記に書くタイミングも失してしまった感がありますが、今年は思いがけない波乱万丈がありました。

急に寒くなってきたなあということで、11月の中頃だったか、物置(というかピアノの下)から石油ファンヒーターを取り出してきて電源をいれてみたところ、点火したかと思ったらすぐに、もくもくと煙を吐いてエラー。
おお、使用十年め(推定)にして、ついに寿命か。

ということで、修理するか新しいのを買うか、迷っているうちにも冬が近づいてきて、日々の室内の寒さが募ってくる。忙しい時期だったのですが、しかたなく吉祥寺のラオックスに持ちこみ、修理を依頼……しようと思ったのですが、このトヨトミというメーカーが「出張修理しかやらないそうです」という、あまり説得力のないお言葉で拒絶されてしまいました。ちっ。前にいちど、加湿器が故障したときに持ちこんだら、メーカー修理でなんと「不良品のせいでのエラーでした、ごめんなさい(意訳)」というメッセージとともに、完全無料でほぼ新品同様の姿で返していただく、というラッキーなことがあったので、次に何かあったときも必ずひいきにさせてもらいます~、すぐとなりにヨドバシカメラができてもいざ何か必要となったらラオックスのほうで買い物するからね……と思っていたのに。

ちょっとムカツキ。

で、しばらく迷った挙げ句に、出張修理をたのむより、いまはともかく新しいのを買うほうがベターだろう、と結論。11月の後半は買い物に出かけている余裕もないくらい忙しい時期だったということもあって、ネット通販(amazon)で石油ファンヒーターを注文。すぐ翌日には届いたので大喜び。

ところがコイツ、使いはじめて間もなくスイッチを入れても点火しなくなり、要修理のエラー表示。しかも、時間を置いて再チャレンジしているうちに、なんとなくあたりが灯油くさくなり、床が濡れてきた(最初は犬がトイレを失敗したのかと思った。ゴメン>ぼたん)のでよく見ると、なんと灯油が本体から漏れて台座のまわりにあふれている。

超危険! のんきなワタシは下が絨緞でなかっただけラッキーという感覚だったけど、それにしても怖すぎる。気づかずに、床がさらに灯油びたしになっていたら……と思うとゾッとする。そくざにヒーターを箱詰めしなおして、「不良品」ということでamazonに返送。どうやらカスタマーサービス係のほうもあわてたらしく、どういう欠陥なのかをメールで問いあわせてきて、その翌日にウェブサイトをチェックしたら、同じ型番@amazon直販のファンヒーターはいったん「品切れ(販売停止)」となっていた。そりゃそうだろう。で、返金手続きもあっというまに完了。

とはいえ、暖房なしの室内はあいかわらず寒い。ので、懲りずにamazonで、同じメーカーの型番ちがいの石油ファンヒーターを購入しました。もしかすると真正面からクレームをつけたら、無料で新品をくれて当然というレベルのトラブルだったのかもしれませんが、別に「ただで暖房が欲しい」とか「クレーマ-になりたい」というつもりは皆無だし。

で、新しいヒーターはいまのところ順調に稼動してます。特にここ数日は、暖房の稼働時間がかなり長くなってきているので、無事に新しいブツがきてくれてよかったなあ……と実感。いやほんと、あったかいっていいことだわ。

暖房をつけるなり幸せそうに「びよ~ん」とソファのうえで伸びて寝ている愛犬(ダックスフント。長い)の姿を見て、飼い主のほうも幸せをしみじみと感じております。

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2008/12/13

地下鉄で

うれしかったこと。
外出して、たとえば電車のなかで、本を読んでいる人を見かけると、なんとなく「何を読んでいるのかな」とチェックしたくなるものです。

今日見た人が読んでいたのは、シムノンのわりと最近に翻訳が出たばかりの上製本でした。立ったままで、つり革につかまりながら、いっときもページから視線をはなさずに読みふけっているようでした。いかにも、おもしろくてたまらない、一気に読みたい、という表情。

ただでさえ、四六判で小説を読んでいる人を見かけることは少ないのにくわえ、それが翻訳本となるとさらに少なく、しかも英語からの翻訳ではなくフランスもの。そのうえシムノン(笑)。や、フランス語の文芸翻訳をやる身としては、こういう場面を目撃すると理屈ぬきで嬉しいですね。

……ということで帰宅してから、無性に再読したくなったのがジョゼフ・ケッセルの『昼顔』。これ、原書がいいんですよ。ついでに訳書のほう(角川&新潮)も読んでみようっと。奥付をみたらどちらも1952年(昔から出ていた堀口大学版もその年に改訳)。ああ、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画の公開にあわせて出したってことか。

いや、しかし。と我に返る。
こんなことをしているヒマがあるなら、目の前の仕事をどうにかしなくては(汗)。

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2008/12/10

あー

11月上旬なみのあったかさ、というか快晴の日。

でもって、今日はコーヒー豆の安売りデーなので、いつもより少し早めの時刻にわんこ連れでコーヒーショップ経由の散歩。空の色が綺麗。銀杏の葉もだいぶ落ちて、木の風情が冬らしくなってきた。日当たりなどの加減によっては、いままさに落葉ってことで、鮮やかな黄色い葉っぱが舗道に絨緞のように降り積もっていましたが。

ショップでは、アイスコーヒー用の豆を二袋まとめて購入。ロースト&袋詰めした日付を見たら、11月26日だってさ。つまり、前回にわたしが購入したぶんを補充して、そのあとは誰も買っていなかったってことか。うーむー。

ここ数日で、ようやく在宅モードになりつつあるとはいえ、かんじんの原稿書きの仕事、まったくエンジンがかからず。超ヤバいッす。でもって、まえにもここで書いたけど、電話はいっさい出ないモードに突入中ですので、皆さまどうぞあしからず。というか、知りあいだったらわたしの電話嫌いは最初からご承知でしょうし、それでもかけてくるってことは、ご新規の仕事の依頼とか、ご新規のよろず雑用依頼ってことだろうから、どうせいまはご新規ではなんにも引きうけられない状態のワタクシが出なくても差し障りはないと思うし。

ただ、ここ数日、午後3時前後から夜のわりと遅い時刻まで、何回も無言電話がかかっているっぽいのよね。時間帯からいって、これって国際電話かしら。むー。ちょっと気になる……。とはいえ、前回うっかりフランスからの電話に出ちゃったときは、師匠筋からのたのみごとをことわれず、あとで後悔するハメになったんだっけ。でもちがう人かもしれないし……。ブツブツ。

というような、地味な日々を送っております。

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2008/11/30

新規蒔き直し

いつも同じことを言ってる気がするけど(恥)。

ようやく今期の外でのアルバイトを一段落させた。そのことは、すでに一昨日だったかの日記に書いたけど、つまりよっぽど絶妙な「逃避したいタイミング」でお声をかけていただくもの以外は、少なくとも年内は(もしかすると来年の春まで)もう通訳アルバイトならびに音楽系の実務翻訳はお引き受けしません……と宣言。←いや、意志が弱いので、こういうふうに書いてでもおかなければ、ぜったいにふらふら~と、めさきの到達感を求めて〆切を放り出してしまいかねない自分を知っているワタクシです。

だから、そろそろまた電話恐怖症が復活してきてます。電話が鳴っても、相手が誰だかわかっているものでないかぎりぜったいに出ません。ごめんなさい。

それと、これも恒例となっていますが、今年もまた、お年賀状でのこちらからのご挨拶もパスすることになりそうです。いただいたぶんだけはできるだけお返事しようとは思いますが、それも在宅仕事の進行状況しだい……つまり、今年はぜったいに無理の見こみが大です。ごめんなさいです。

ってことで、今日も目が覚めたのはかなりゆっくりめの時刻。つまり9時すぎ。訳出作業に復帰するまえに、かたづけてしまいたい雑用を頭のなかでリストアップ。うー、しかし、世のなかの女性(男性だって基本は同じはずなのだけれど)たちは、家庭のことをきちんと切り回しながら仕事をしているわけですよね。いや、家事をきちんとするってだけでも、わたしにはどう転んでも無理だし、最低限の「身ぎれいさ」「整頓」を心がけるというだけのレベルをキープすることさえも……以下略。それに、ピアノを弾いていた頃のことを思うと、本当に「ピアノを弾く」ということ以外の生活はゼロにしてようやく、どうにかかっこうがつくというレベルの演奏ができていたわけです。

演奏家はもちろんのこと、ほかのすべてのプロとしてのハイレベルな仕事をしている人たちって、いったいどういうリズムで生活をしているのだろう。と、なんだか超初歩的なことを考えてしまうここ最近。

いや、たとえばテレビのドキュメンタリーとかで、第一線のかたたちが登場してきて、それはたとえば起業家とかプロデューサーとか、あるいはゲーム作家でもいいんだけど、一日をいかにムダなく使うかというようなことを語っている場面を目にすることが多い。ああいうのを見ても、実はそれほど感心しないんですよ。だって、ああいうひとたちは「家事」とか「あたりまえの雑用」を、おそらくはお金を払ってそっちのプロにやってもらって、生活を百パーセント自分の仕事に集中させているわけです。そういうふうに、百パーセントの集中ができる人が、ある程度の成果をあげられるってのは、ある意味ではあたりまえだと思うんだな。

もちろん、そういう人たちは「そもそも、そういう暮らしにするまでのセルフプロデュースの能力がすぐれていた」ってことはよくわかりますが、なんだか、そういうのってあまりに今風というか、逆にわたしはあんまりピンとこないんですよね。……って、うまく言えないけど。

まあいいや。自分のことは自分のことだ。
とりあえず、起きだしてから、ゴミをまとめて出し、洗濯機をまわし、トイレと玄関を掃除。それだけであっというまに1時間とか2時間くらいは過ぎてしまうって……ブツブツ。←エンドレス。はっ、そんなことで悩んでいるヒマがあったら仕事をしろ>自分。

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2008/11/26

朗報

そろそろ師走が視野に入ってきたわけだけど、もしかすると個人的には今年いちばんの嬉しいニュースかもしれない、という朗報がメールでもたらされました。いやはや。あたしゃもう、メールを見るなり欣喜雀躍、ということばがぴったり。これで来年以降もバリバリと働く意欲がわいてきた。

とりあえず、いっしょになって水面下で動いてくれていた友人には、メールの内容を転送して「よろこんでください!」とメッセージをそえた。そしたら、数分後に「ばんざーい!!!!」と、エクスクラメーションマークが四つの返事がきた。そうそう、それくらい嬉しいのよね。わたしもそう。

すみません、どういう知らせだったのかはナイショ。それに、この件についてはもう、たぶんここに書くこともなければ、ごく親しい友人にも言わずにおくことになるだろうな(このニュースの結果というか、公表してもいい部分での成果だけはいずれベラベラとしゃべりまくることになるかもしれませんが)という気がします。わたし自身に特にかかわってくることではなく、ことさらにわたしの仕事のことでもなければ、プライベートのことでもありません。単に、ちょっとしたタイミングで、たまたまわたしがある仲介をして、その話がどうやらうまくまとまりそうだ、というだけのことなんです。

でも、メチャクチャ嬉しいんです!!
なんだか、これであと十年くらいは決して文句を言わず、まじめに清く正しく生きていけるわーってくらい、うれしい。

わはは、意味不明の記述でした。
たまたま目にしちゃったかた、どうか読み流してください。
しかし、これでなんのことだかわかった人がいればスゴイよな……。

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2008/11/25

魂のかたち

わりと最近の話。

年上の女友達と、ある演奏家のことを話していたときのこと。いつのまにかわたしの頭のなかでは演奏のことというよりも、彼の人となりというか、第一印象としては近よりがたく見えるけれど、ある程度の気心が知れるようになってくると、ちょっとスピード狂でせっかちながら奥が深くておもしろいし、ともかくあんなにいい人はいないというか、こんなにいい人でいいのかしらってくらい、信じられないほどやさしい人なんです……と、いま思うとギャーと叫んで赤面してしまうくらい、わたし自身の心のついたてをすべて取っ払って、熱弁していた。ま、たぶんこれを読んでいる知りあいは「まーたあの人の話でしょ」と笑うかもしれないけどさ。

そのとき、話をしていた相手がわたしと同じような熱っぽい口調で、でも淡々と受けて「でも、そういう人柄とか人間性とか、すべて彼の演奏に映しだされているよね」と。

はは、あのことば、心臓に命中しましたよ。ホントにそうだわ。だからこそ好きになったわけだし、人間性とひとことでまとめてしまうだけじゃなくて、演奏がいままでのその人の人生をも映しだしているわけだし。これから一生かけて追いかけていきたいとか、聴かせてもらいたい、ってそういうことなんだよね。

で、上記の話題のピアニストが誰かってのは、わかる人にはもうわかっちゃっただろうからいいんだけど(笑)。でも、もっと近いところでいえば、たとえばケラスのチェロを聴いていても、あの演奏は彼の魂のかたちそのままなんだろうな、と思うわけです。たぶん、そういうふうに「弾き手の魂をそのまま映した演奏」というものに、聞いているほうは心を打たれるんだろうね。

道はちがえど、できることならわたしも、ああいう生き方がしたい。
あ、こっちのほうがよっぽど恥ずかしい発言かも(赤面)。

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2008/11/22

みっちり

ともかく脳みそがざるである……と公言しているワタクシにとって、もうこの二週間ほどは「書きとめておかないともったいなさすぎ」というイベントが目白押しであったわけだけれど、頭のなかを整理して、メモに抽出していくだけの心だか脳みそだかの余裕(メモリー?ハードディスク?キャパシティ?)もないうちに、すべてが右から左へと通りすぎていってしまった。いや、まだ完全に過去形にはなっておらず、今日も今日とて、夕方はS谷のタワレコのインストアイベントの裏方に入ることになっているわけですが。←ぜったいにコンサートで聴きたかったのに、どうしても予定があわなくて今回はそれがかなわなかったアーティストのイベント。

冷静に考えてみれば、出版それも文芸翻訳をやらせてもらっている人間として、自分が訳した本の作家と会ったり、おしゃべりをするという機会を持てるってだけでも、すごくラッキーなことなんだよね。わたしの場合、いままでに訳したフランス人の作家さんがですね、下訳したぶんとかを入れずに、指折り数えるとええと……たぶん8人か9人だと思うけど、そのうちの半分以上のかたには実際にお会いして「翻訳者」という立場でおしゃべりさせてもらっている。ベネギ、オベール、今回のレヴィ。A・クリストフとY・カドラ(はテレビ会議だったが)。共同の筆名を使って訳したジョゼ・ジョヴァンニはとても残念なことに実際にお会いする機会を目前に急逝……ということだったけれど。

で、今月は、アルバイトのほうでお会いしたかたたちが、これまたすごかった。通訳って向いてないなと痛感するのは、ああいう人たちの「ことばを代弁」するなんて、おこがましくて恥ずかしくて、つらいなあ……とイチイチわが身を恥じてしまう、ということからくる。もともと、演奏家以外のほかのどんな職業の人の通訳も「やりたかねーよ」と思っているくせに、いざ本当に「いちばんその人のことばを伝えたい」という相手(演奏家)の通訳をするとなると、ひとこと訳すたびに「わたしごときが」と痛感するのって、つらいですよ、ホント。それでも、機械的に「ことばだけ訳す通訳」なんてありえない、とも思うので、お話があれば喜んでやらせてもらっているわけですが。

うーむー。

こんなワタクシですが、来年のいまごろはいったい何をしているものやら。
アルバイトは引退して在宅に専念したい~と数年前からずっと叫んではおりますが、いざとなると、こういう「自分の未熟さを痛感する瞬間」を自分が手放せるかどうか、本当に部屋にとじこもって活字だけを相手にする暮らしに自分が満足できるのか、そのへんのヴィジョンもまったくまだ見えてきていません。いや、翻訳だって、真剣にやるとなると、いまみたいなハンパな姿勢じゃ・以下略……ってこともよーくわかっちゃいるんですけどね。いやはや。

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2008/11/17

今週は

手元に焦げついていた(って感じ)ゲラを朝のうちバイク便で発送。かんじんの翻訳作業が大変!なことになっているので、あんまりここでホッとしている場合じゃないんだけど。

それでも少しだけひと息ついていたら、電話で明日のアルバイトの確認。ついでに、今週の某日に追加でもう一本やってもらえませんか~とご依頼をいただき、ありがたいなあと思いつつも、そっちはスルー。だって、そこに一本いれてしまったら、今週は在宅でのんびり(?)できる日が一日もなくなってしまう、という瀬戸際のところでしたの。

とりあえず頭を切り替えるために、資料としていただいたCDを発掘。

Debussy, Poulenc: Works for Cello & Piano

これと、アルカント弦楽四重奏団のCDを並べてニヤリ……というか、今日みたいにあわただしい日に聴くのはもったいないな。今日の紀尾井のコンサートにも行くつもりだし。

お昼すぎに、ぼたんの散歩も兼ねて、吉祥寺の八幡まで足をのばした。
酉の市(二の酉)なので、あたらしい熊手を仕入れてきました。
最少サイズの熊手には、最初から家内安全の札がついていたので、追加の札には商売繁盛を選択。あとはもちろん、お参りしたときに「健康よろしく!」と心のなかで叫んできたし。商売のほう、いい仕事がたくさんきますようにという恒例のツブヤキのほかに、最新の訳書(とこれから続けて出す3冊)が売れますようにともつけくわえた。もちろん、いつでも自分が訳した本は一人でも多くのひとに読んでもらいたいと願っているのだけれど、とくにああいうタイプの作家さんの本こそ、いまの日本の出版市場にきちんと定着してくれれば、今後のいろんな(ほかの作家の)展開の可能性も広がってくれるという気がしてならないので、ともかくヒットしてほしい。

帰り道、エスプリ・ド・パリという地元のケーキ屋さんで「究極のモンブラン」なるケーキを購入。帰ってさっそく食べてみたけど、こりゃまたすごい。値段だけのことはある。ひじょーに満足度の高い絶品でございました。

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2008/11/14

ひといき

いや、全然ほっとしている場合じゃないんだけど。
今朝はそれでもわりと早く目がさめて、朝風呂でさっぱりしてから、資料としていただいたCDを聴いてみた。今日お会いするアーティストだってのに、いまごろ聴くなんてドロナワもいいとこだけど、もともと個人的にチェックしていて、CDも2枚ほど持っていたひとなので、わりと「通訳させてもらうことが純粋に楽しみ」な気分なのだ。

伝説のカストラート

ああ、いいなあ。やっぱりカウンターテナーの上手なひとって、奇跡のような声をしているのだと思う。昨日までで、翻訳を手がけた本の作家さん@来日中の某氏とお話する機会を与えてもらい、人間として(固い言いかたをするなら)学びたいところ、ポジティブで寛容・正直であるという人としてのたたずまい……というようなとても鮮烈なものを目のあたりにし、せっかくの人生なら思いっきり生きていきたいよなあ、と、もろに影響されて、同時に自分の甘さや未熟さなども痛感しないでもなかった。そんな気分で朝めざめて、こういう声をきくと、心がぱーっと外の世界にむかって開かれていくような、そういう気持ちよさがある。

さ、今日もできるだけのことをして、86,400秒を大切に過ごそう(笑)。

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2008/11/11

日記1110

今週&来週さらに再来週も、わたしとしては珍しいくらい「外で人と会う週間」となる。でもまあ、考えてみれば先月からずっとそうか。音大とか、知ってる人に会うときは、別にいまさら……って感じでボサボサ頭にジーパンで出かけていたけどさ。またあんなみっともない格好で出かけて、とか目上のひとには言われてしまいそうだけど、レッスン通訳のときは基本的に「動きやすくて疲れない」服装がいちばんだもん。あ、言い訳くさい(笑)。

ま、スケジュールがまわりだしてから後悔してもしょうがないので、丸一日あいたすきまに、あわてて美容院に行って、一年半ぶりの縮毛矯正をしてもらってきた。これでようやく、しばらくのあいだは髪をゴムでまとめなくてもよくなる。ついでに、夏のあいだ愛用していたシャンプーと同じメーカー(ランポス)から「くせっけをしっとりと状態改善する」「黒真珠のエキス入り」というふれこみでリリースされたばかりだというシャンプー&リンスを購入。

四時間かかると言われたわりに、思ったよりも早く美容院を出られたので、吉祥寺を少しだけ歩きまわってみる。

まずはタワレコで、フリーペーパーのイントキシケイトを入手。隔月の二十日に出るものだから、最新号が出てからもう3週間か。今回はインタビューのときにご一緒させてもらった記事はイッコもないよな、と思っていたら、実際には夏になる直前だったかに通訳させていただいた記事が一本掲載されていた。ふむふむ、と。

ついでにふと思い立って、輸入盤の棚をさがしてみたら、ありました。>アルカント・カルテットのCD。これってあのカルテットのデビュー盤ってことになるんでしたっけ。バルトークの2曲が収録されたアルバムです。最近はめったにCDショップにも行かないワタクシ。このCDは、amazonでさがしてみても見つからなかったので、この秋のチェリスト氏の演奏会会場まで行ってゲットするしかないのかなと思っていたんだけど発見できてラッキー。ってことでお買い上げ。聴くのが楽しみ。

その足で、タワレコのすぐ上の階にあるユニクロへ。冬の部屋着にってことで、ヒートテック(一枚千円のインナー)を何枚かと、長袖のTシャツなどを少しまとめて購入。あと、もっと防寒用のアイテムは、近いうちに必要なものをしぼりこんで、ねらいをさだめてから近所の店に行ってさがすことにしよう。

伊勢丹新館のまえで、そういえば2年ほどまえに片方を落としてしまったお気に入りの真珠のイヤリング、あれと似たようなものがあれば買おう、と思ってアクセサリー売り場をチェック。もしかするとほとんど同じ型のものではないかと思われる真珠のイヤリングがあったけれど、結局それではなく、ピンクゴールドのキャッチイヤリング(留め具が小さくて、ほとんどピアスに見える)が気になってしまい、またゆっくり時間をつくって見に行こうとだけ決心。

そして朝から何もクチに入れていなかったので、サブウェイでアボカドサンドを食べてから帰宅。

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2008/11/10

サンマ1尾50円

秋刀魚が美味しい季節です。
最近の行きつけの店でも、生秋刀魚が大人気。1尾60円くらいが底値かと思っていたら、先日はなんと1尾50円、5尾まとめ買いだと200円というビックリの値段がついてました。いや、小さいとか品質がどうとかいうことはいっさいなく、大きくて、よくアブラがのっていて「刺し身にオススメ!」という札の文句が鮮やかなお魚さんです。

わーい!
ってことで、さっそく5尾を袋にぶちこみ、すぐ後ろの陳列台をみたら、こっちはマイワシのパック詰めが198円。少し小ぶりだけど、丸々とふとっているイワシがぎっしりとつまっていて、手にするとずっしりと重い。これは買いでしょう。ってことでこっちもお買い上げ。ちなみに、ウチに帰って数えてみたら、思ったよりも太っているイワシがなんと12尾。

このところ塩焼のサンマは食べてなかったなと思ったので、初日は塩焼。のこったぶんは、砂糖を少し多めの酢〆にして楽しませてもらいました。

マイワシのほうは、ネットで見つけたレシピでトマト煮。これがまた絶品。いや、美味しいものが食べられるって、やっぱり幸せなことだわー。

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2008/11/07

毒気にあてられて

すごろくでいうなら、道ばたで苦手なヘビとか毒虫にでくわして、見すえられて腰が抜けてしまったから三回休み、って感じ。

やあ、いろいろ言いたいことはあるけど、要は「ご縁のあった原書を、できるだけ、いい本にして日本の読者に届ける」ことが最終目的だもん。文句はいわずに、がむばります。ああ、しかし、しんど。

いまかかえているあれやこれやが一段落して、それでも気持ちが楽になってなかったら、そのときはガス抜きの相手をしてやってください>お心あたりの皆さま。

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2008/10/19

すきま

池袋に通うこと四日間。いやはや、体力落ちたなあ。こうやってレッスン通訳をほんの20Hほど入れるだけで、とたんにほかに並行していかないとマズイはずの仕事がのきなみ宙ぶらりんになるんじゃ、そりゃハタで見ているひとは不安になるわな。ま、それはともかく。

この四日間で、顔を合わせるたびに「ちょっとたのみたいことがあるんだけど」と、いったい幾つ雑用を(しかも、イチイチ面倒くさいんだよね)押しつけてくるのか、あきれるというよりもしまいには笑いたくなってしまった某師匠のハチャメチャぶりは、忘れないうちにどこかにメモっておこうかと思ったくらいだけど。ほんと、あのひとってば、ああいうところは昔からかわらない。というか、年を経るごとに磨きがかかってきた。さすがに、サンソン・フランソワ特集ということで某誌に掲載されたはずだというインタビュー記事をさがして仏訳してくれ、お金はちゃんと払うからといわれた件は、このまま生返事で逃げ切る予定なり。なまじ引きうけたら、図に乗って今後いったいどういうことになってしまうものやら、末恐ろしいです。それでなくても、別の師匠のたのみでCDライナーの和訳をしてあげたとき、正規料金で換算すればどんなにサービスしても最低8万円くらいになるけど、いくらなんでもこれを師匠に請求できないよなとあきらめたこの「8万円」という金額をいまだにこうしてうらみがましくおぼえているくらいなんだから、しこりになるくらいなら最初から引きうけないほうがいい。以前にいちど、あのひとに強引にたのまれて日本語でものすごくやっかいな内容の手紙を書かされたときのアレはまあ、ボランティアでもいいかと思ったから何もいわなかったけどさ。ちぇっ。

そういえば……とふと思い出したので追記。
上記のCDライナーを訳してあげた師匠は、コンサートで自分の練習がまにあわなかったときに、てっとりばやく連弾でお茶をにごすという悪癖があって、わたしも例にもれずというか、あの師匠とはいったい何回マ・メール・ロワを弾いたことか。で、そのたびに師匠はいちおう「かたちだけで悪いけど」と言いつつ、わたしに賛助出演のギャラをつつんでくれたものだった。こういうふうに、みんな自分の仕事にかかわることだと「プロ」としての意識が働くくせにね。

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2008/10/11

曇りのち雨

早朝、たぶんあれは7時前後だと思う。布団のなかでウトウトしていたら、毎度のすさまじい「ギャインギャインギャイン~」というワンコ(ミニシュナくん)の鳴き声がうちのベランダのまえを通過していった。いや、あれは「散歩にいくぞー」という興奮の条件反射というか、喜びの声なんだけど、それにしてもにぎやか。そういえば、昨日ぼたんと散歩から戻ったとき、マンションのエントランスのところでぼたんを抱きあげたら、ちょうどミニシュナくんの飼い主さん(そのときは犬連れでなかった)と遭遇して、知らない人に対しては反応が薄い犬であるぼたんが、別に表情がかわったり、あばれたりするわけでもなかったが、抱かれたまま、しっぽだけがパタパタ~と揺れていたのが印象的。さすがに、毎日うちのまえを通過するミニシュナくん一家のことは覚えたのか>ぼたん。おとなしく抱かれているぼたんを見て、あっちの飼い主さんがポソッと「いや~、しずかでいいですね~」とコメント。実感がこもっていたぞ(笑)。あのミニシュナくん、クチを押さえられても声量はまったく減らないからね。

さて、雨が降りだしたから、今日は洗濯ができない。おもてが暗いせいか、起き抜けの気分もなんとなくすっきりしない。うーん、〆切をこれだけ貯めこんだら、気が晴れないのも当然か、と自嘲気味。はい、一件ずつ丁寧に片づけていきます(予定)。

数日まえ、師匠その3にあたる某氏から、とつぜんのメール。この師匠、わたしゃ3年以上も学生としてあちこちのクラスで登録させてもらったわりに、実際にレッスンを受けた回数はあんまり多くない。試験もコンクールもリアルタイムでは世話にならなかったから、たぶんあっちはわたしにレッスンしたときのことなんて忘れているんだけどね。ただ、日本に帰国してからは通訳につくことが多くて、あっちはわたしが大のお気に入り。で、メールなんだけど、題名なしで、しかも横文字(フランス語)だったから、あやうく内容を見もしないで捨てちゃうところだった。来週から日本にいくから、音大での2週間ぶんのレッスン通訳をやってくれとのこと。身も蓋もない「お願い口調」のメールなんで、ちょっと笑った。いや、そういう人なんだけどね。すばらしいアーティストだけど、いろいろと性格に難あり……なのは、この業界だとデフォルトか。ただ、いちどでも「ハイクオリティのもの」を知ったら、ぜったいにレベルダウンしたくないというわがままな人でもあるから、そういう人からこうやって「お願い」されるってのは、本心から高く評価してくれているってことでもあり、悪い気分じゃない。今シーズン、通訳アルバイトを引きうける余裕はもうないんだけど、少しフランス語を使う機会があるのはありがたい。ってことで、ベロフさんの通訳をやらせてもらうすきまというか、できる範囲内でということでこの師匠の通訳も引きうけることに。これで、最低限の「フランス語のブラッシュアップ」になるかな、と。師匠のほうは、休み時間に昔話を聞かせてもらうのが楽しみだったりするしさ。ま、レッスン通訳で、ベロフさんにせよ、こっちの師匠にせよ、どっちもよく知ってる先生だから、体力消費は最低限におさえて、あいまにきちんと〆切仕事を片づけること。←と自分に言い聞かせる。

……というようなやりとりは、こっちの音大の教務課に直接連絡して遂行。もらったメールの返事はすっかり忘れていたら、電話がかかってきちゃって、また少し笑った。名乗るよりもまえに「ユウコ? 元気? ぼくが誰だかわかる?」と勝手にベラベラしゃべるから、いっしゅん、師匠その1のほうかと思ったけど、あっちはここしばらく、わたしに国際電話をかけてお願いするようなことはなんにもないしね(笑)。

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2008/10/10

眼精

ここ2、3日、うっかり夜更かしをしてしまったら、てきめんに眼精疲労がきている。昨日は起床して、あまりに「視力がぼやけている感じ」があったので、お日さまにあたったほうがいいかしらと思って、軽く外を歩いてきた。秋晴れの爽やかな朝なので、ちょっと歩くだけでも気持ちがいい。

とどこおっているあれやこれやを目のまえに、さあどうやって片づけていこうか、とぼんやりしているここ数日。メールでいくつか「そろそろ……?」と、丁寧なうながしをいただく。いずれも、かつてないほど、こちらのペースを尊重しつつの連絡メールばかりなので、あせるというよりも、しみじみ、ありがたいなあと。十年くらいまえに、機械的にムチで追い立てるような催促をくれやがった某氏なんて、まさか大きな仕事でプレッシャーがかかって作業が進まないんですか~と、根がけんかっ早いわたしの神経を逆なでするようなコメントを(わざとだろうな)くれたもんだ。いやまあ、そう言われてもしかたないくらいのスローペースだったし、しかもちょうど電話フォビア(笑)が発症しはじめた時期だったんで、そのひとの声を聞くだけでもげんなりするという、いわばストレスの連続。あれは、仕事で人間関係をうまくむすんでいくことに不慣れだったわたしがいちばん悪かったんだな、といまにして思う。ま、あれから十年たっても、あんまりそっち方面のスキルは進歩してないかもしれないけど。

あたしって、視力が弱いということを、もっと自分への言い訳に使ってもいいんじゃないかなあ。歩きながら、ふとそんなことを思った。疲れやすいのも、外出が苦手なのも、人と会うとエネルギー消費が大変なことになるのも、ある意味での遠因はこの視力の弱さと言ってしまっていいような気がする。もちろん、人への言い訳には使ってはいけないけど、自分で自分がふがいなくてイライラするときは、しょうがないよ、あんたはまわりを見わたそうとするだけでもくたびれるんだから、と。せめて、精神的な乱視(近視?)にはおちいらないように、気をつけよう。

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2008/10/06

秋の雨

数日のあいだ、さわやかな秋晴れが続いたと思ったら、今朝の東京はあいにくの雨模様。

7時半ごろに目が覚めたので、とりあえずしゃきっと(血のめぐりをよく)したくて軽く散歩。といっても、歩数計のカウントで1500歩程度の近場。西友にぶらっと入ったら、案の定の「バナナ品切れ中」。ま、別にわたしはバナナでなくてもいい。個人的な印象として、バナナはチョコレートと並んで「いますぐ集中力が必要」というときの補給にはいいし、朝食をバナナに置き換えて体調をコントロールするという考えかたは正しいと思うけれど、そんなに日持ちのするものでもないのに、大量に買いこんでどうするんだろう。いや、自分にあった酵素を多く取り入れて身体の余分な脂肪を落としていくというダイエットに興味を持って調べてみたことあるけどさ。同じフルーツ(ナマモノ)でも、体質によっては「バナナはあんまりあわない」という人も結構いるらしいよ。つまり、バナナに限らず、同一のフルーツばかり食べていると、かえって太っちゃう体質のひとも少なくないってこと。ま、こういうふうに健康に意識がいくのは、悪いことじゃないんだろうけどね。

ってことで、グレープフルーツと、三割引になっていた豚フィレ肉と、切らした常備野菜を少しだけ補充。帰りぎわ、コーヒーのペーパーフィルターもそろそろなかったっけ……と思い出して、あわててうちのとなりの区画のコンビニで買いたした。けど、いつも使っているのとちがうメーカーのしかなかった。使い勝手は不明。ま、いっか。帰宅しても、ぼたんのヤツ、布団から鼻先を出してきただけ。いや、その鼻先が耳のあたりまで出てきて、こっちをジーッと見つめて「おかえりなさい。おやつ、くれるのん?」と目ヂカラだけでビスケットを催促。ちぇっ。

で、椅子に座って、テレビでなんとなく朝の連ドラ鑑賞。あたらしくはじまったドラマ『だんだん』、このまえにやっていたのよりはおもしろいといいなあ。一週めはあんまり見どころもなく、特に印象にも残りそうになかった。マナカナのふたりは、ひとりだけだと「線が細くて、かわいいけど、力みがめだつし、まだまだダイコン?~」と思っちゃうけど、ふたりが同じ画面に出てくると、とたんにパワーが倍増するのがさすが。あの効果をいかしたストーリー&台本であればおもしろくなるかも。あと、底意地の悪そう(いや、役柄がというだけじゃなく、そういうキツそうな物言いを全面に押しだす芸風にいつのまにやらなっていたってことかも)なお母さんを演じている石田ひかりが、好き嫌いはともかく、いまのところめだっている、かな。

と、またしても地味~にはじまった一週間。週末はなんとなく気分が「ガス欠」になって、何もしないでダラダラしてしまったからね。気分をいれかえて、淡々と……仕事しよっと。

あ、ともかく気持ちが「目の前のことを片づけるだけで手一杯」なので、電話は出ないし、通訳系の新規の依頼が入ってくるはずのメールフォルダはしばらくチェックしてません。あしからず。

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2008/09/29

目撃

涼しくなったので、朝、起き出したら顔も洗わないでそのまま外に出て、日光を浴びながら(いちおう帽子はかぶってるけど)近所をのたのたと歩いてみる。いや、気分がのらないとか、ダルかったりすると、今日はやーめたっとそのまままた寝ちゃうくらいの日課だけど。わんこは連れて出ないことのほうが多い。だって、5歳になったからか、さすがにぼたんもダックスらしい無精ものの顔つきになってきてさ。飼い主が布団から出ても、せいぜい「くふーん(寝ぼけているけど、たぶん、“わーいラッキー♪”くらいの調子)」と自分はいったん鼻先だけ布団から出して、あとはおもむろに広くなった布団のまんなかに這っていって、びよーんとヘソ天するくらいのものだし。←もちろん、布団のなかに入ったまま、なかで巨大いも虫のようなものが移動していくのが外からうかがえる。

で、雨が降っていても、今朝は少し歩きたい気分だったので、傘をさして近所の西友まで。午前八時すぎだと、開いている店は24時間営業のコンビニかスーパーだけだからね。とりあえず新聞と、くだものくらい買ってこようかな、と。

そうしたら、目撃しちゃいました。数日まえから、いきなりチマタで話題になっている「朝だけバナナダイエット」とやらの影響で、店先からいきなりバナナが消えた……と思ってたんだけど、朝の9時まえにまとめて出されたらしい野菜やくだもの平台で、バナナもあたらしくたくさん並べられたばかりだったらしい。二人連れと見られるオバチャンのうち、カートを押していたほうが、バナナをまとめて大量に取るわ取るわ……いやはや。大きなカートをバナナでいっぱいにして、いったい何人家族でバナナだけを朝から晩まで食うつもりなんだろう。と思ったら、いったんその場を離れてから、ふたたび「うーん、やっぱ、もうちょっと買っておこう」と大声で(本人はつぶやいたつもりらしい)言いながら、さらにバナナの房をいくつか追加。どひゃー。

……あー、びっくりした。
でも、行きつけのちっちゃなスーパーの青果係のおにいさんいわく、たまたまつい最近バナニヤ(バナナを専門に積んでくる貨物船)が天候のせいで日本の港を迂回してしまい、それでバナナが品薄になったのに重なって、今回のにわかダイエットブームのせいで、一気にバナナが少なくなってしまったのだとか。次の船がくれば品薄感は解消されるはずだから、大丈夫ですよ、と教えてくれていたっけ。もともと、うちの実家の父もそうですが、朝は「バナナとヨーグルト」が基本だという人はわりと普通にいらっしゃると思うので、そういうひとが今回のあおりで、いつもの朝食が食べられないってのは、ちょっと気の毒だなあ……。

……などと、物思いにふけりながらの帰り道、うっかり雨で濡れたマンホールの上を歩いちゃって、つるっとすべって転びました(涙)。ジーンズの膝が破れなかっただけ、いいんだけどね。2、3日中にどんな青あざが足に浮いてくるか、いまからちょっと憂鬱。

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2008/09/27

涼しい土曜日

9月最後の土曜日。涼しかった。ラジオでは「都心の最高気温は23度くらいとなる見こみ。昨日との気温差が7度以上あるので、あたたかめの服装で出かけるようにしましょう」と言っていた。空気が乾燥し、日差しは強かったから、日なたはガーッと暑く、日陰は涼しいだけじゃなくてかなり肌寒かったような。

さて、フランスに行っていた数年をのぞき、わたしにとって毎年の誕生日とは「イベント好きの両親に無理やり連れ出され、高級レストランの席上で、ふだんとは比べ物にならないくらい無体なレベルの説教(と思えてしまう時点で何かがまちがっていたような)もしくは、親の願望を延々と聞かされ、うっかりイヤな顔でもしようものなら・以下略」という重苦しい存在だった。こんなふうに子どもっぽいことにこだわっている自分に、うっすらと嫌気がさすくらいにはいまでも引きずっているワタシのトラウマである。誕生日は自分のためのものではなく、生んでくれた親に感謝する日、という(主旨をおりあるごとに振りかざされるし)ことを言っていた某映画評論家氏については、そんなことを言うのはあんたがホモだったからだよっと、大声で言ってやりたい。←そうです、差別用語です。あえて使ってます。いや、骨の髄までのゲイとかいうふうに言い替えてもいいけど、それじゃあたしの胸のつかえがすっきりしない。きーっ。

ま、それはともかく。

お昼は田無の武蔵野食堂(伊太利料理)まで出かけてきました。去年、国立音大でベロフさんの公開レッスン